開催中の第59回WBC年次総会(メキシコ・シチー)で、エディ・レイノソが「カネロ・アルバレスが5階級制覇を狙ってWBCクルーザー級王者イルンガ・マカブに挑戦する」と発表しました。
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現在、スーパーミドル級(168ポンド)でリングに上がるカネロは、ライトヘビー級(175ポンド)でも1試合戦っていますが、25ポンド上のクルーザー級(200ポンド)に進出するというのです。

PFPキングのメキシカンはもちろん、クルーザー級ランキングに入っていません。

レイノソのリクエストにWBCが二つ返事で承認、クルーザー級史上最大のメガファイトが実現に向けて一気に動き出しました。

ジュニアミドル級(154ポンド)で最初の世界王者に就いたカネロは、ライトヘビーまでの4階級・21ポンドの壁をすでに撃破。

クルーザー級制覇となると、46ポンドの壁を打ち破ったことになります。

現在の複数階級制覇の最多記録「8」を持つのは、マニー・パッキャオただ一人だけ。

アジアの誇りが突破した階級の壁は、フライ級(112ポンド)からジュニアミドル級(154ポンド)までの42ポンド。

スタート階級が異なるファイターを単純比較は出来ませんが、乗り越えた体重差という点ではパッキャオ超えを果たします。

「カネロはヘビー級のトップ選手ともスパーリングをこなしている。そこで何が起きていたかを、私はよく見てよく知っている。マカブはとても強いが、カネロはもっと強い」(レイノソ)。

カネロは2019年11月にセルゲイ・コバレフからライトヘビー級王座を強奪した直後から、ヘビー級制覇が最終目標という噂が立てられ、クルーザー級はその途上に当然包含されていました。

クルーザー級とヘビー級の間、ブリッジャー級も踏破しても7階級制覇、パッキャオには届かないとはいえ、ジュニアミドルからヘビー級制覇は更新されることのない快挙です。

このニュースを伝えられたマカブは「生涯最高の幸せ」と喜びを爆発させおり、元々のクルーザー級リミット190ポンドでのキャッチウェイト・マッチでも対戦を躊躇うことはないでしょう。

WBCが逆風の中でもブリッジャー級を新設したのは、カネロのメガファイトを近い将来に織り込んでいたが故の強気だったのかもしれません。

現在、WBCを除くWBAとIBF、WBOの主要団体はいずれもブリッジャー級への参入を否定しています。

しかし、カネロが4団体統一戦を望んだら?

彼らが巨額の承認料収入の誘惑に打ち勝って、ブリッジャー級導入を見送るとは到底考えられません。