ジョージア州アトランタ、ステート・ファーム・アリーナ。WBOジュニアライト級タイトルマッチ!

前日計量はジャーメル・へリング:129.8ポンド/シャクール・スティーブンソンはリミットいっぱい130ポンド。

試合前のオッズは1/9(1.11倍)、5倍。専門家予想も「王者防衛」は見当たらず。挑戦者が圧倒的有利と見られています。


■ミドル級4回戦■

ニコ・アリ・ウォルシュvsジェームズ・ウェストリー。

21歳のアリと36歳のウェエストリー。ともに今年デビューして1勝0敗。

注目はアリの孫、ニコ・アリ・ウォルシュ。コーナーには今が旬のシュガーヒル。2ラウンド終了間際に、右ストレートでダウンを奪います。

3ラウンド早々にダウンを追加したところで、36歳のコーナーがエプロンに上がってタオルを振ります。 

どうなんでしょう?アリの孫。現時点では何も言えません。 

しかし、メインまであと3試合あります。午後3時から野暮用があるのですが…心配な展開です。あ、エバン・ホリフィールド戦は終わってました(エバンの2ラウンドTKO勝ち)。



■ジュニアミドル級6回戦■

ザンダー・ザヤスvsダン・カーペンシー 。

こちらの注目は、史上最年少16歳でトップランクと契約したザヤス。 まだ19歳です。

ホープが次々と倒れるプエルト・リコ〝ドミノ〟を止める有力候補ですが、トップランクの温室路線はまだまだ続きそうです。 フェリックス・ベルデホ臭も漂ってますが…。

カーペンシーはペンシルバニアをホームに活動する30歳。咬ませ犬のクラブファイターです。 

ゲームを支配し続けたザヤスに、カーペンシーのコーナーが4ラウンド終了でギブアップ。

この相手に、この内容。まだ、世界基準の最初の階段に足もかけていません。 

ザヤスは11戦全勝8KOに。カーペンシーは15戦9勝4KO4敗1分。

「いつかニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン」と繰り返してきたザヤスが、プエルトリカンの晴れ舞台、MSGやバークレイズセンターでメインを張れる日が来るか? 



■WBOジュニアライト級王者ジャメル・ヘリングvsシャクール・スティーブンソン■

さあ、メインイベント・オブ・ザ・イーブニング! サウスポー同士の技術戦です。

ようやく、両選手入場。結構、客席埋まってます。

注目のオープニングラウンド。主導権を握るのはどちらか。 右のリードで探り合い。右ボディから左を散らした挑戦者のラウンド。

第2ラウンド。ヘリングが巻き返そうと前に出ますが「ジャブの差し合いで負けてる」(ジョー小泉)。後続のパンチももらってしまいます。ここまで挑戦者が20-18。

第3ラウンド、スティーブンソンが攻撃を強めます。このラウンドも挑戦者。30-27。ヘリングの左目上が腫れ始めます。 

第4ラウンド。ヘリングが強引に前で出るも攻勢は取れません。「ヘリングは左に回りたい」(亀海喜寛)。ヘリングもそれを意識していますが…。 この回も挑戦者。

第5ラウンド、スティーブンソンに余裕が出てきました。ヘリングはなりふり構わず前に。ヘリングはこれしかありませんが、危険な距離が続きます。ヘリングが初めて取ったか?ここまで、挑戦者から見て49-46。 

第6ラウンド、この回も王者が先に手を出す展開。カウンターが怖い。パンチの精度は挑戦者。59-55。

後半戦、第7ラウンド。同じような展開で、ペースを握っているのは挑戦者。スティーブンソンのラウンド。69-64。王者は倒すしかない。

第8ラウンド。ヘリングは前に出て手数はだしてるものの、有効打はなし。挑戦者も振りは派手ながら相変わらず非力。メイウェザーの後継者、は悪い冗談です。見た目以上に後ろ足重心なのでしょう。このラウンドも挑戦者。79-73。

第9ラウンド。ヘリングはさらに前がかりに。挑戦者のパンチをもらう場面が増えました。もらってるわりにダメージはなさそうですが、ポイントは失い続けています。ヘリングが左目上をカット。89-82。ESPNは90−81、フルマーク。

第10ラウンド。30秒過ぎにヘリングのカットにドクターチェック。スティーブンソンがパンチをまとめる。このまま続けても逆転はありません。レフェリーが試合をストップ。

Punch Stats

PUNCHESHERRINGSTEVENSON
Total landed87164
Total thrown436530
Percent20%31%
Jabs landed4665
Jabs thrown276249
Percent17%26%
Power landed4199
Power thrown160281
Percent26%35%
-- Courtesy of CompuBox
しかし、非力です。ジュニアライト級のティモシー・ブラッドリーです。スターにはなれません。

そのブラッドリーに新王者は「(解説の)ブラッドリーが私を眠い試合ばかりと批判してたことに感謝する。反発心を引き起こしてくれてありがとう」。 

ヘリングは「またジムに戻る」と引退を否定。