「奇蹟」に見えた番狂わせが、実は「必然」であったことは、時間がしっかりと教えてくれます。

モハメド・アリがソニー・リストンを倒したとき、1964年の世界は大番狂わせだと沸き立ち、あろうことか、翌年の再戦時でも予想とオッズはリストン有利と叩かれていました。

アリが初回132秒でリストンを斬り落としたのを目撃して、彼らはやっとアリが何者かを知るのです。

同じことはイベンダー・ホリフィールドとマイク・タイソンにも、すっぽり当てはまります。

また、21世紀に入ってマニー・パッキャオが次々と大番狂わせを引き起こしましたが、そもそも何度も番狂わせを起こすヤツなんていません。

何度も起きたら、もうそれは番狂わせと呼ぶべきではありません。実力です。

アリとホリフィールドとパッキャオ、彼らは「必然」の実力者でした。
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「アリやパッキャオなんてちょっと見たら普通じゃないのわかるのに、昔の人は見る目がないなあ」と笑うあなたに質問です。


アンディ・ルイスJr.、フリオ・セサール・マルチネス、マウリシオ・ララ。

彼らは本物ですか?王者に返り咲いたり、強豪王者に成長しますか?

あるいはアンソニー・ジョシュア、アンドリュー・セルビー、ジョシュ・ウォリントンは偽物ですか?

彼らは階段を転がり落ちてゆきますか?

近年、洗練された英国のトップ選手が無名の無骨なメキシカンに屠られる大番狂わせの惨劇が続いています。

明後日に迫ったジュニアウェルター級完全統一戦、ホセ・ラミレスを無名のメキシカンとラベリングすることは到底出来ませんが、ジョシュ・テイラーに対して明白なアンダードッグです。

メキシコの暴風雨がユニオンジャックをまたしても切り裂くのか?

それとも、テイラーがブリティッシュ・ドミノを食い止めるのか?


現在のオッズはテイラー1.4倍、ラミレス3倍。英国人有利の基調は変わりません。

テイラーにとって、オッズほどには簡単な相手ではありません。

一番嫌な予感に震えてるのは、英国のボクシングファンでしょう。