5月29日、カルフォルニア州カーソン デグニティ・ヘルス・スポーツパーク

WBC世界バンタム級タイトルマッチ


あと10日に迫ったバンタム級のビッグファイトですが、オッズも専門家予想もなかなか見当たりませんでしたが、ブックメーカーのREDZONEがオッズを上げました。

34歳のフランス人が5/11(1.45倍)、38歳のフィリピン人は28/17(2.65倍)。

二人合わせて72歳対決、結構な高齢対決です。

単純な年齢差だけでなく、プロキャリアがまだ17戦(全勝12KO)とフレッシュなウバーリに対して、ドネアは46戦(40勝26KO6敗)の激闘と消耗の時間を積み重ねてきました。

錆びついたフィリピーノフラッシュ不利。妥当なオッズです。
01-1
二人の実力は「2019年11月7日さいたまスーパーアリーナ」でそれぞれが戦った井上兄弟をリトマス紙にある程度の輪郭は見えています。

井上拓真に完勝したサウスポーのフランス人が世界基準の実力を持ち合わせていることは、疑いようがありません。パワーも巧さも見せました。しかし、アゴは決して強くないこともわかりました。

ドネアは打たれ強さと根性でモンスターを苦しめましたが、かつてのスピードと反射、タイミングは完全に影を潜めていました。それらは、もう何年も前に喪失したものです。

装甲に一抹の不安を抱えるウバーリと、全盛期の武器はパワーしか残っていないドネア。

非常に興味深いマッチアップですが、ウバーリはステフォン・ヤングではありません。ウバーリも心配なアゴを持ちますが、それ以外の実力は全く比較になりません。

ドネアにスピード勝ちしたヤングですが、ウバーリの方が速いかもしれません。


しかし、また、ドネアも拓真ではありません。拓真の右ショートに腰を落としたウバーリに、ドネアの左が耐えられるわけがありません。


ただし、あの「さいたま」から1年半が経っています。その時間にドネアは、反射やタイミングをさらに削り取られていることは間違いありません。

ドネアはいつものように一発狙いのブンブン丸で前進するでしょう。もし、ウバーリがスピードでドネアを上回るようなら、一方的になるかもしれません。



二人のスタイルは、噛み合うはずです。面白い試合になります。