▶︎ミュンヘン五輪代表でWBC王者だったロイヤル小林(小林和男)さんが11月に亡くなっていたことが関係者への取材でわかった。71歳だった。(読売新聞)
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リング誌も「1970年代にフェザー級とジュニアフェザー級で活躍したKazuo “Royal” Kobayashi の死去を哀悼しました。
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多くのボクシングファンにとって、その名を聞いて真っ先に思い浮かぶロイヤル小林は、ミュンヘン五輪代表でもWBCジュニアフェザー級王者でもありません。

アレクシス・アルゲリョとウィルフレド・ゴメス、エウゼビオ・ペドロサという一発殿堂の伝説がどれほど強いのかを日本のリングで思い知らせてくれた、偉大なボクシング大使です。

生涯3人の一発殿堂と拳を交えるボクサーなんて、もしかしたら日本人では未来永劫出現しないかもしれません。

井岡弘樹(柳明佑)、平仲明信(エドウィン・ロサリオ)らも殿堂選手と戦い勝利しましたが、彼らはキャリア晩年の劣化バージョンでした。

「ロイヤルの3人」は、いずれも栄光へ走り出したばかりの鳳雛か、完全無敵の恐竜でした。

軽量級で、一発殿堂3人と戦うだけでも奇跡なのに、全員が最強バージョンだなんて、何という巡り合わせでしょうか。

ロイヤルは勝者か、それとも敗者か?

アスリートを勝負師と見るなら不運な敗者です。

しかし、アスリートを表現者とするなら、ファンの記憶に永遠に刻まれるロイヤル小林は間違いなく勝者です。

ボクシングファンを離れて、ロイヤル小林を語るとき「ミュンヘン五輪代表」が普通にくっついてくるのは、やはりオリンピアンのステータスゆえです。

ロイヤルがゴメスやアルゲリョ、ペドロサについて語る声をもっと聞きたかった、そんな惜別を込めて、五輪話です。
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昨日、IOCの理事会が2024年パリ五輪で実施される競技・種目を決定しました。

ブレイクダンスやスケートボード、サーフィン、スポーツクライミングの4競技が新規追加される一方で、全体では東京から10減の329種目に削減。

かつて先進国が自国の大企業に利益を誘導し、発展途上国が国威発揚のために誘致を目指したオリンピック。

しかし、拡大し続けた商業五輪は開催国・都市にとって莫大な経済負担がのしかかるようになります。

先進国ではすでに〝2巡目〟〝3巡目〟を迎えた〝肥満五輪〟にとって、贅肉を落とすことがメインテーマになっています。

この〝贅肉落とし〟は移動距離をコンパクトにする、既存施設を有効活用するなどインフラだけではなく、競技・種目のリストラにも矛先が向けられています。

昨日の理事会でも、重量挙げの出場選手をリオデジャネイロ五輪の半分以下の120人に、種目も4つ減らして男女5種目に淘汰することが決定されました。

贈収賄やドーピング違反の隠蔽などに揺れる国際重量挙げ連盟に、IOCは厳しく組織統治の改善を求めており、一部役員からは「種目削減はペナルティ」という声もあがっていますが、種目削減は健全な選手にとっても厳し過ぎるペナルティです。

ペナルティを与えるべきは、国際重量挙げ連盟です。

さらに、五輪で削減の目をつけられる競技は重量挙げや野球・ソフトボール、レスリングなど欧州で特に人気のない競技が狙い撃ちにされているように見えます。

一方で、五輪の舞台が必要なのか?疑問符が付くのがテニスやサッカー、バスケ、ゴルフ、野球です。

富裕国で巨大なプロの試合が展開されているメジャー競技は、五輪種目としてふさわしいのでしょうか?

男子サッカーは巨額の報酬が約束されるトップリーグと、国を代表するW杯、どちらも地球規模の人気を誇るフルスペックのメジャー競技です。

日本人的な目線からは、近代五種や麻生太郎も五輪出場したクレー射撃をまず削減して欲しい気がします(やってる人いたらすまぬ)。

「五輪が最も輝ける場所」である競技から仕分け・リストラしてゆく様は「商業五輪として当然」なのでしょうか?