11月7日、土曜日。晴天。

週休二日制など死語な人生を送る私は中野でお仕事。この仕事で、zoomではないリアルな会議は久しぶり。

「質疑応答などありましたらメールでお願いします」と、早々に退席、ありがたいお昼ご飯のお誘いもお断り。

会場を後にして向かうのは、不定期突発的に開催される「中央線古書の宝庫・古書愛好家展」である。


知る人ぞ知る、と思いきや今日は今回の開催初日。めっちゃ蜜、でした。

いつもは通りがかり的に入っていたせいか、ここまで混んでいることはなかったのですが、結構人気のイベントのようです。


IMG_1032

↑この粗末なバラックが不定期突発的に古書好きのパラダイスとなるのである。


会場内は見た目50代以上の男性ばかり、私が最年少なほど。

まさか、こんなに人気があったとは。私が寄っていたのはいつも昼さがりで〝通〟の方は午前通から詰めかけるようです。

結構な混雑の中、何冊か購入。
 
IMG_4553 (1)

じゃじゃん。その中の一冊、昭和55年11月10日号の「Number 緊急増刊」。

神保町あたりの古本屋だと法外な値段をふっかけられそうですが、なんと100円。こういう掘り出し物があるんです。

長島茂雄の特集号ですが、具志堅用高もグラビアページに登場。といっても試合ではなく、婚約者と八重山でハンググライダーに乗って遊ぶ休日の一コマ。

※今は長嶋茂雄。プロ野球選手は漢字や名前を変える方が多いです。それほど、いろんなものにすがらなければ生きていけない厳しい世界ということかもしれません、あの長島ですら。

▶︎週刊ベースボール誌)では、1966年3月28日号から戸籍上の「長嶋」ということらしいのですが、ずっと後のNumber誌では「長島」。そして、今「長嶋」です。おそらくご本人の意向が優先されているのかと思いますが、揺れまくってます。
IMG_4558

古本ってなんか好きなんです。もちろん、興味のある本、欲しかった本だけですが、それが雑誌とかだと、広告や紙質までもがしっかり時代を語ってくれるのです。

おそらく、電子版が支配する未来ではそういう手触りで時代を感触することは無くなります。

昨日のニュースで、ニューヨークタイムズの購読収入で、初めて電子版が紙媒体を上回ったと報じられました。構成比は聞き逃しましたが、50:50に近い数字でしょう。

しかし、これは、あくまで「金額」ベースの話で、「購読者数」ベースでは電子版が466万人で紙媒体83万人の5.6倍以上と、大きく引き離しています。 


紙媒体にあって電子版にないもの、というと雑誌ではその当時の広告から見え聞こえしてくる時代の声や風もあるかもしれません。

しかし、コストや保管スペースなどを考えると、紙媒体の存在意味はもうありません。

リング誌なんてそもそも広告も少ないし、あっても代わり映えしないビールやウィニング、レイジェスなどの広告ですし。

IMG_4554

そして、ロバート・ホワイティング構成による、ジーン・バッキーの〝長島体験〟「日本人にとってナガシマは神なのか?」を読みながら、サッポロラガービール赤星・大瓶:650円をぐいぐい飲み、唐揚げ定食・ご飯大盛り:650円の着盆を待つのであった。

IMG_4556 (1)


至福である。