ESPNが製作した「ワシル・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペス」のPV も秀悦でしたが、ShowTIMEの「Gervonta Davis Vs. Leo Santa Cruz – All Access 」はさらに素晴らしい出来栄えです。

現在、Episode 2 まで公開。

HBOの「24/7」の名作を彷彿させるムード。

試合までにPPV購入を惹起させる商業的なシリーズ作品ですが、ほんのちょっとの芸術性をふりかけて、とにかく最後まで魅入ってしまいます。

これだけ見てると、5−1ではなく50-50の試合にしか見えません。

米国Yahoo!スポーツの記事も絡めて…。

スクリーンショット 2020-10-24 23.43.05
ALL ACCESS: Davis vs. Santa Cruz | Ep. 1 | Full Episode (TV14) | SHOWTIME PPV
 
メイウェザージェット(フロイド・メイウェザーのプライベートジェット)で、マネーの激励を受けるガーボンタ・デービス。

メイウェザーは〝愛弟子〟に「いいか?俺たちは無敗だ、無敗であることは特別なんだ。誰にも負けない、負けちゃいけない。今度の試合は、ついにたどり着いたPPVデビューだ。テレビ局からじゃない、ファンの熱狂でカネを稼げるポジションまで、お前はついにたどり着いたんだ」。

リング上のふてぶてしさからは想像できない、殊勝な表情で頷くデービス。「わかってるさ。人気者のサンタクルスを相手に印象的な勝利を収めたら何が起きるかは、よくわかってる」。
スクリーンショット 2020-10-24 23.50.01
鼻血を出したレオ・サンタクルスの写真を貼り付けたサンドバッグを打ち込むデービス。

「伝説は今始まろうとしている」。
スクリーンショット 2020-10-25 2.00.15

25歳のデービスが「伝説」の扉を開けようとしているなら、アブネル・マレスとカール・フランプトンとの激闘で100万ドルファイトを繰り広げてきた32歳のサンタクルスは「伝説の途中」。

もし、メキシカンが勝利を収めるようなら、この試合は「伝説」のクライマックスとなる。
スクリーンショット 2020-10-24 23.53.57
サンタクルスが住むのは20のベッドルームとプール、ワニを飼育する庭園まで擁する豪邸。最近の愛車はランボルギーニ。英国軽量級のスーパースター、カリド・ヤファイが「私がミドル級なら住む家も乗る車も全く違っていた」と嘆く悲哀は、サンタクルスからは微塵も感じられません。

「外野が何を言おうが関係ない。デービスは素晴らしい攻撃型のファイターだが、誰に勝ったのか?弱い相手ばかりで、劣化したユリオルキス・ガンボアにはピンチもあったね」。
スクリーンショット 2020-10-24 23.56.22
兄のアントニオは「デービスの前進に真っ直ぐ下がるな、距離を取れ。そして奴が仕掛けたら必ず打ち終わりを狙え。それができたら奴は手詰まりになる。逆にそこで躊躇したら危険な状態になる」。

レオは「ミスさえ犯さなければ負ける相手じゃない。マレスやフランプトンよりも技術や引き出しは相当に劣る」。

全身に転移したガンと闘病を続ける父親は「メイウェザーとは全く違う、防御は穴だらけだが、パワーだけは過去最強だ。一瞬のミスが命取りになるのを忘れるな」。


*******

バンタム級(118)上がりのサンタクルスと、膨張する肉体にライト級(135)でもきついタンク・デービス。

ジュニアライトとライトの二つのタイトルが同時ステイクされる異例の世界戦ですが、ジュニアライト(130)契約になったことが、どこまでサンタクルスの背中を押すのか?

前日計量からmust see のビッグファイトです。

個人的には、どっちも思い入れが少ないボクサー、一番面白いのはサンタクルスのKO勝ちですが、100倍付いてます。