スカッとした試合を見せて欲しいです。

テオフィモ・ロペスには何の責任もないのですが、ああいう判定が出ちゃうと、やり切れないです。

あれが、逆目ならもっとおかしな判定ですが、それなら「どうしたんだ?今日のジャッジは?」という一点に尽きますが、テオフィモに傾いた採点でしたから「やっぱりか」という幻滅に沈んでしまいます。

今日はロマチェンコにも失望です。

気を取り直して…。

米国での注目度は最低レベルでも、日本のファンが待ちに待った一戦が12日後に迫っています。

いつの間にか2週間切ってます。

Oct. 31: Las Vegas (ESPN)
Title fight: Naoya Inoue vs. Jason Moloney, 12 rounds,
for Inoue's IBF/WBA bantamweight world titles

Title fight: Ewa Brodnicka vs. Mikaela Mayer, 
10 rounds, for Brodnicka's WBO junior lightweight title
スクリーンショット 2020-10-18 18.17.11
スクリーンショット 2020-10-18 18.25.54
オッズや何やらから、戦前予想です。

ずいぶん遅ればせながらでしたが、ようやくオッズも揃ってきました。

井上の1/10(1.1倍)に対してマロニー15/2(8.5倍)。 ブックメーカーは「井上勝利は動かない」と見ています。

プロ戦績こそ井上が19戦全勝16KO、マロニーが22戦21勝18KO1敗と両者とも傑出した数字ですが、内容は全く違います。

29歳のマロニーは世界戦0勝1敗(vsエマヌエル・ロドリゲス)、リング誌やESPNの「まともな階級ランキング」に入ってる相手との対戦はゼロ、WBAでジュニアフェザー級5位のレオナルド・バエス、元WBAジュニアバンタム級の河野公平との対戦がキャリアベスト3です。

27歳のモンスターはキャリア19戦の内で14試合で世界戦を経験、全勝12KO。対戦相手の質で、マロニーはもはや比べる対象ではありません。

井上に不安材料があるとしたらドネア戦で負ったカットと、キャリア初の大苦戦の心理的な後遺症くらいです。

マロニーに希望的要素があるとしたら河野とロドリゲスという共通の対戦相手が揃って「キャリア最強のパンチ」と評価していること、1年のブランク明けの井上に対して昨年9月30日から4試合(全勝4KO)もこなして試合勘と勢いがあること、でしょうか。

とはいえ、河野とロドリゲスは井上に惨敗、4連勝にしてもロドリゲス戦から多くの進歩を見せていますが、バエス以外は世界基準とはかけ離れた相手でした。

勝負はリングの中だけで決まる、とはいえ、リングの外に井上が負ける要素を探すのは非常に難しい作業です。

「またカットしたら?」「KO宣言の気負い」という井上の中の問題と、マロニーの充実ぶりにいざグローブを合わせると「妙に相性が悪かった」…小さな不安材料が同時多発すると大苦戦もありえますが…。

ドネア戦で見せた防御の欠陥も不安材料の一つです。「左だけは注意する」と最大の警戒をしていたはずなのに「油断した」というのはお粗末というしかない開始2ラウンドでの被弾。

ドネア同様に井上を恐れずに立ち向かってくるであろうマロニーの強打が何かを起こす…。

マロニーは井上のキャリアで最も出入りが速いだけでなく、もしかしたら最強打者かもしれません。 

どんなボクサーにとっても敗北は厳しい現実ですが、井上にとってジョンリール・カシメロよりも、まとまったボクシングをするマロニーに負ける、あるいは苦戦することの方が言い訳が許されません。

当たり前ですが、井上だけが重圧を背負う試合です。