今しがた終わった、箱根駅伝予選会。

遙か太古の大昔、当時はハーフマラソンではなく20㎞競走でした。

そういえば、給水ポイントも事実上ありませんでした。

大学スポーツではラグビーが図抜けて圧倒的に人気で、メディアの取り扱いも別格でした。

そのラグビーからだいぶ引き離されて六大学野球、さらに引き離されて箱根駅伝、というのが30年前の大学スポーツ人気ベスト3でした。

箱根駅伝は「人気」と呼ぶにはちょっと憚られる感じでした。ましてや予選会なんて真夜中にCSで録画放送される程度でした。

それが、今やかつてのラグビーも凌ぐ、視聴率だけなら全スポーツ最強のコンテンツになったのですから隔世の感があります。
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最近の日本経済新聞「NEXTストーリー厚底革命」から私見を交えて…。

箱根駅伝のオフィシャルスポンサー(一業種一社)のスポーツ用品企業枠はミズノが契約しています。

当然、各大学へ優先的にアプローチする機会が何らかの形で与えられるはずです。

長年、アシックスが〝帝国〟を築いていた箱根の足、というよりも陸上競技の足を支えてきました。

しかし、「脱・野球」を掲げ「箱根スポンサー」を勝ち獲ったミズノは、一時5割以上の選手が箱根路で同社のシューズを履いたそうです。

しかし、2017年からナイキの「厚底革命」が巻き起こり、シェアは半減。昨年はついに10%も割り込んでしまいました。

「打倒ナイキ」の切り札は、野球やゴルフで培った技術の蓄積がある高反発素材。

高校時代まで握っていた金属バットの中でも「ミズノはよく飛ぶ」というのはほとんどの選手が実感していました。

金属バットに革命をもたらした「ビヨンドマックス」の〝シューズ版〟を作る、というのがミズノの狙いです。

「高反発の素材は脆い」という当然の摂理をどう乗り越えるか?

「暴れ馬のような素材」を手なずける悪戦苦闘の日々が続きました。

そして、完成した「ミズノ エナジーコア」。今年の箱根駅伝では7人のランナーがこのプロトタイプを履き、何もデザインされていない真っ白いシューズが「あれはどこのシューズだ?」と話題になりました。

そして、今年7月に「ウェーブドュエルネオ」としてついに公式通販サイトで市販されます。

2万5300円という高価格にもかかわらず、わずか1時間半で売り切れと言いますが、何足売れたのかは不明です。

競争が激しくなるのは悪いことじゃありません。