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プロスポーツがプロである限り「人気」は「報酬」「待遇」と強烈にリンクする重要なファクターです。
ロジャー・フェデラーのような高い「人気」を誇るメジャースポーツのスーパースターは、莫大な「報酬」を手にすることが出来ます。

そしてメジャースポーツ故にその報酬のほとんどはスポンサー収入です。一方で試合の舞台では多くの関心・耳目を集めるメジャーであるが故に、フェデラー仕様のあからさまな「待遇」を受けることはまずありません。

また、ボクシングのような世界的な統括団体なく、ガバナンスが脆弱なスポーツではカネロ・アルバレスのようにスポーツマン・シップに悖る卑劣なキャッチウェイトなどオーダーメイドの「待遇」を享受するスーパースターが現れます。

しかし、マイナースポーツ故に巨額のスポンサー収入を手にすることは叶いません※。

※アンソニー・ジョシュアなど1000万ドルを超えるスポンサー収入を得るボクサーも出現しており、特にヘビー級の超トップ選手においてはこの潮目が変わりつつあります。

プロである限り「人気」は全てに優先して考えらると言い切っても差し支えありません。

そして、この「人気」は広義で考えると、どこの国で生まれたのか?も包含します。

富裕国の大資本に後ろ盾されたアスリートがどれほどの威力を持つのか、大坂なおみと錦織圭のForbes誌長者番付を見るまでもないでしょう。

野球でもイチローや松井秀喜はいきなりのメジャー契約はもちろん、開幕から数十試合を先発起用する異例の「待遇」でMLBに挑戦しました。

この事実は広く知られていますが「イチローや松井はズルい、裏口入学みたいなもん」と批判する日本人はほとんどいませんでした。

もちろん、日本で十分な実績がある彼らの評価を短期間で下すべきでないという表向きの見方もあったかもしれませんが、それ以上に莫大な放映権料や球場に巨大な日本企業の看板が立ち並んだことの方が彼らの優遇の裏付けと考えるべきです。

マイナーリーグから一つずつ階段を駆け上がって、選ばれし日本人とポジションがオーバーラップしてしまった選手の目に、いきなり不条理なまでの優遇を受けるイチローや松井はどう映ったでしょうか?

…彼らとカネロ・アルバレスは何が違うのでしょうか?
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カネロがやってることは「イチローが盗塁するときだけ塁間が短くなる」「松井が打席に入るとライトフェンスが前にせせり出てくる」ようなものだから許されないという「程度」の問題なのでしょうか?

イチローや松井の高額契約の背景に日本企業のスボンサードがあるのは明らかでした。

それは、西岡利晃や井上尚弥とどう違うのでしょうか?

カネロが許せないのは、単なる私たち日本人の身勝手で醜いエゴなのでしょうか?

西岡や井上に幻滅してしまうのは「どマイナーの軽量級如きで何をやってんだか」…という問題なのでしょうか?