「出来立てホヤホヤ」というには少し時間が経ちましたが、エマヌエル・ナバレッテが〝フェザー級デビュー戦〟を勝利で飾りました。

これで世界王者となってから6連続ストップ勝ち。

圧倒的な勝利とはいえ、相手が誰も知らないウリエル・ロペス。少しモタつき気味に見えたのは「4ヶ月の〝ブランク〟」「126ポンド」の先入観のせいでしょうか。

それでも、エネルギッシュな攻撃と手数は相変わらず。「強いなあ」と思わせるに十分なパフォーマンスでした。

Punch Stats
PUNCHESNAVARRETELOPEZ
Total landed19049
Total thrown571252
Percent33%19%
Jabs landed4011
Jabs thrown177111
Percent23%10%
Power landed15038
Power thrown394141
Percent38%27%
 Courtesy of CompuBox
 
試合を中継したESPNのスティーブ・キムとベン・ベイビーがナバレッテを寸評しているのでご紹介。


ベイビー:この25歳が122ポンド最強だろう。このクラスで統一戦を目指すなら、大きな試合も出来る。


キム:強い選手、でもスタイリストじゃない。 世界王者としては高い技術は持っていない。それでも手数とパワー、根性で完全に補っている。さて、このスタイルでどこまで勝ち続けられるか?

アイザック・ドグボエ戦では不利と見られたが、それ以外の試合は全て完全格下相手。

ムロジョン・アフマダリエフ、ダニー・ローマン、レイ・バルガスと比べても対戦相手の質は明らかに落ちる。彼が強いのは間違いないが、レベルの低い対戦相手が彼をより強く見せている可能性は拭いきれない。



ベイビー:ナバレッテに強豪との対戦が必要なのは言うまでもない。 しかし、フェザー級に上げろ、強豪と戦えという声を両立させるのは難しい。

フェザーに上げる前に、ESPNのトップ10に数えられるジェシー・マグダレノやカール・フランプトンと戦う目はある。 

この2人に、フェザーのシャクール・スティーブンソン、ジョシュ・ウォリントンは同じトップランク傘下で、試合を組むのに大きな障害はない。


キム:マグダレノとフランプトンは強豪だが 、今はベルトを持っていない。統一戦や、バンタム級の井上尚弥が122ポンドに上げるのを待つのは時間がかかりそう。

そう考えると、下手に時間を浪費するよりもフェザーに上がった方が良い。スティーブンソンはもちろん。マイケル・コンランもいる。スティーブンソンは130に上げる噂がるから、急ぐべきだ。

フェザー級ならナバレッテが本当に強いかどうかが、ハッキリわかるだろう。



対立王者のアフマダリエフとバルガスはプロモートの問題から、綱引きの交渉になるのは確実。いつ統一戦が出来るのかは、極めて不透明な状況です。

井上のプライオリティはバンタム完全統一。どんなに理想的にコトが運んだとしても、年内に実現するのは難しいでしょう。来年前半までにバンタム級を制圧、ジュニアフェザー級進出は早くとも来年の今頃。

そう考えると、ナバレッテがフェザー級転向を思いとどまる理由はありません。