2019年の年間表彰式で京口紘人は、米国進出を果たす井上尚弥について「ぼくも続きたい。軽量級の選手がラスベガスでメインを張るなんて今までなかったことだから」と発言しました。
実際には西岡利晃が2011年に、WBCジュニアフェザー級王者としてMGMグランドガーデンのマーキー・ボールルームにラファエル・マルケスを迎えて防衛戦を行っています。
さらに、世界戦ではありませんが辰吉丈一郎もミラージュやザ・アラジンなどラスベガスのリングでメインを張っています。
辰吉人気は凄まじく、リングサイドには大応援団が詰めかけ、リングアナウンサーはジミー・レノンJr.、レフェリーはリチャード・スティール、リングサイドにはフリオ・セサール・チャベスやジェームス・トニーらビッグネームも呼ぶなど、下手な世界戦よりも派手にデコレーションされました。
4月25日のマンダレイベイもジャパンマネーをばら撒いて、とにかく豪華に取り繕うでしょう。
ただ…「辰吉のケース」は井上とは少しニュアンスが違いました。網膜剥離の診断が下された辰吉はJBC統括の試合には出場できなかったからです。
一方で、長谷川穂積や西岡、井上尚弥が目指した「ラスベガス」は、ボクシングの〝メジャー〟でした。
ラスベガスでメジャーなのはウェルター級やミドル級、ヘビー級の欧米での人気階級に限定されるというのに彼らはなぜかそこには軽量級の需要もあると勘違いしてしまうのです。
「ありもしない世界を妄想する」。
それは、かつての魔裟斗や那須川天心らキックボクサーが〝世界〟を目指したのと同じ思考回路です。
特にこの20年あまりで、ボクシングやキックのトップ選手が「ラスベガス妄想」に囚われるようになったことは、野球のメジャーリーグや欧州サッカーのトップリーグに日本人選手が挑戦し大きな成果を持ち帰るようになったことと無縁ではありません。
ボクシングの軽量級やキックにとっても、〝メジャー〟や〝トップ〟の舞台がラスベガスにあって欲しいという切実な思いが幻覚を呼び起こしてしまうのでしょう。
その強烈な思いが、ありもしない妄想や幻覚、蜃気楼を見てしまうことになりました。
そして「PFPファイターの上位=ラスベガスでPPV・20億円」などというデタラメな方程式が存在するかのようなフェイクの報道を垂れ流す日本のメディアが、思考能力の欠落した長谷川信者や西岡信者、井上信者を蔓延させてきたのです。
長谷川や西岡は「ファイティング原田を超えた」とも言われました。しかし「あれから」10年経って、二人の評価はどうなったでしょうか?
そして、あれだけ騒いでいた信者の方々はどこに消えてしまったのでしょうか?
実際には西岡利晃が2011年に、WBCジュニアフェザー級王者としてMGMグランドガーデンのマーキー・ボールルームにラファエル・マルケスを迎えて防衛戦を行っています。
さらに、世界戦ではありませんが辰吉丈一郎もミラージュやザ・アラジンなどラスベガスのリングでメインを張っています。
辰吉人気は凄まじく、リングサイドには大応援団が詰めかけ、リングアナウンサーはジミー・レノンJr.、レフェリーはリチャード・スティール、リングサイドにはフリオ・セサール・チャベスやジェームス・トニーらビッグネームも呼ぶなど、下手な世界戦よりも派手にデコレーションされました。
4月25日のマンダレイベイもジャパンマネーをばら撒いて、とにかく豪華に取り繕うでしょう。
ただ…「辰吉のケース」は井上とは少しニュアンスが違いました。網膜剥離の診断が下された辰吉はJBC統括の試合には出場できなかったからです。
一方で、長谷川穂積や西岡、井上尚弥が目指した「ラスベガス」は、ボクシングの〝メジャー〟でした。
ラスベガスでメジャーなのはウェルター級やミドル級、ヘビー級の欧米での人気階級に限定されるというのに彼らはなぜかそこには軽量級の需要もあると勘違いしてしまうのです。
「ありもしない世界を妄想する」。
それは、かつての魔裟斗や那須川天心らキックボクサーが〝世界〟を目指したのと同じ思考回路です。
特にこの20年あまりで、ボクシングやキックのトップ選手が「ラスベガス妄想」に囚われるようになったことは、野球のメジャーリーグや欧州サッカーのトップリーグに日本人選手が挑戦し大きな成果を持ち帰るようになったことと無縁ではありません。
ボクシングの軽量級やキックにとっても、〝メジャー〟や〝トップ〟の舞台がラスベガスにあって欲しいという切実な思いが幻覚を呼び起こしてしまうのでしょう。
その強烈な思いが、ありもしない妄想や幻覚、蜃気楼を見てしまうことになりました。
そして「PFPファイターの上位=ラスベガスでPPV・20億円」などというデタラメな方程式が存在するかのようなフェイクの報道を垂れ流す日本のメディアが、思考能力の欠落した長谷川信者や西岡信者、井上信者を蔓延させてきたのです。
長谷川や西岡は「ファイティング原田を超えた」とも言われました。しかし「あれから」10年経って、二人の評価はどうなったでしょうか?
そして、あれだけ騒いでいた信者の方々はどこに消えてしまったのでしょうか?
WOWOWはどうして京口の発言に「西岡選手がいますよ!」と訂正しないのでしょうか?
当時「日本ボクシング史上最大の戦い」とまで報道された西岡のMGMメインはどうして無かったことにされたのでしょうか?
まともなスポーツなら世界王者として勝ち続けていれば「世界最強」と認められます。「弱い相手にしか勝っていない」なんて難癖をつけられる訳がありません。
しかし、ボクシングではオマール・ナルバエスのように無敗のまま2階級に渡って二桁防衛をマークしても、PFP10傑にも数えられない摩訶不思議な「伝説の名王者」(フジテレビ)が存在します。
4つのアルファベット団体が我田引水的に王者とランキングを量産、日本人世界王者も多いときは10人を超えて存在。
他のスポーツで例えると、メジャーリーグで毎年日本人の本塁打王や最多勝利投手が輩出され、サッカーで毎年バロンドールの候補に日本人がノミネートされるような状況です。
ボクシングの世界では Undisputed Champion(議論する余地のない王者)やLineal Champion(正統な王者)という他のスポーツではありえない不思議な称号もあります。
「議論する余地のない本塁打王」「正統なW杯得点王」…そんなの聞いたこともありません。
プロボクシングの世界で「頂点」とは何なのでしょうか?
まともなスポーツなら世界王者として勝ち続けていれば「世界最強」と認められます。「弱い相手にしか勝っていない」なんて難癖をつけられる訳がありません。
しかし、ボクシングではオマール・ナルバエスのように無敗のまま2階級に渡って二桁防衛をマークしても、PFP10傑にも数えられない摩訶不思議な「伝説の名王者」(フジテレビ)が存在します。
4つのアルファベット団体が我田引水的に王者とランキングを量産、日本人世界王者も多いときは10人を超えて存在。
他のスポーツで例えると、メジャーリーグで毎年日本人の本塁打王や最多勝利投手が輩出され、サッカーで毎年バロンドールの候補に日本人がノミネートされるような状況です。
ボクシングの世界では Undisputed Champion(議論する余地のない王者)やLineal Champion(正統な王者)という他のスポーツではありえない不思議な称号もあります。
「議論する余地のない本塁打王」「正統なW杯得点王」…そんなの聞いたこともありません。
プロボクシングの世界で「頂点」とは何なのでしょうか?
対戦相手に手枷・足枷を嵌めさせて勝ち続けるカネロは、卑怯者ではなく頂点ですか?誰も世界最高と評価しない41歳のパッキャオは、ただの人気者ではなく頂点ですか?
それとも、卑怯者や人気者だけが優遇されるボクシングに、そもそも頂点など存在しないのでしょうか?
ムーンショットには月面着陸という具体的な着地点がありました。井上が二つの拳で解こうとしているのはムーンショットよりも難問かもしれません。
そして、ボクシングでは本来なら最も評価されるべき Undisputed Champion の座に一度も就いたことのないフロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスに飛び抜けて高い報酬と人気が集中する、スポーツと呼ぶにはあまりにも理不尽な状況が当たり前になっています。
世界的な統括団体が存在せず、腐敗し切った承認団体が跋扈するプロボクシングという迷宮では、戦士たちは自分で最強を証明するしかないという不条理なゲームが繰り広げられているのです。
目の前の試合に勝ち続けていれば、栄光も評価も自ずと手に入るのがスポーツ…だとしたら…プロボクシングはスポーツではありません。
今なおパッキャオが最高のPPVファイターである現実は、松坂大輔がNPBで最高年俸を得るようなものです。
腐臭漂う摩訶不思議な魔宮の中で、 倒錯した理不尽と不条理の悪霊を切り裂くべく、拳を挙げた戦士3人の3つの物語です。
最初は「2010年4月30日:日本武道館の長谷川穂積」。そして「2011年10月1日:MGMグランドの西岡利晃」。
それとも、卑怯者や人気者だけが優遇されるボクシングに、そもそも頂点など存在しないのでしょうか?
ムーンショットには月面着陸という具体的な着地点がありました。井上が二つの拳で解こうとしているのはムーンショットよりも難問かもしれません。
そして、ボクシングでは本来なら最も評価されるべき Undisputed Champion の座に一度も就いたことのないフロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスに飛び抜けて高い報酬と人気が集中する、スポーツと呼ぶにはあまりにも理不尽な状況が当たり前になっています。
世界的な統括団体が存在せず、腐敗し切った承認団体が跋扈するプロボクシングという迷宮では、戦士たちは自分で最強を証明するしかないという不条理なゲームが繰り広げられているのです。
目の前の試合に勝ち続けていれば、栄光も評価も自ずと手に入るのがスポーツ…だとしたら…プロボクシングはスポーツではありません。
今なおパッキャオが最高のPPVファイターである現実は、松坂大輔がNPBで最高年俸を得るようなものです。
腐臭漂う摩訶不思議な魔宮の中で、 倒錯した理不尽と不条理の悪霊を切り裂くべく、拳を挙げた戦士3人の3つの物語です。
最初は「2010年4月30日:日本武道館の長谷川穂積」。そして「2011年10月1日:MGMグランドの西岡利晃」。
そして、それから。。。「2020年4月25日:マンダレイベイの井上尚弥」。

コメント
コメント一覧 (4)
ワイルダー本人よりダメージ受けてる気がします。
メイパックカネロは人気はトップですし、実力もトップかもしれません。
でも、今の時代のボクシング実力はトップ かも しれないと思うのです。
彼らを下馬評で不利にできるボクサーなんて近い階級ではいないでしょうが、8階級に1人ずつのチャンピオンしかいなかった昔と違い、トップの中のトップボクサー全員と闘ってその階級の1番を名乗ってるわけではないんです。
ボクシングは好きなんですが、こういう当たり前の不満が死ぬほど出てくるので、考えるだけ無駄な気がしてめんどくさくなってしまいますね笑
全てのファンが諦め、腐敗したプロボクシングをなんだかんだ受け入れちゃってるから、スター選手承認団体プロモーターが調子に乗って好き勝手してるんでしょうけど。
どれが上だ下だではなく、他の格闘技への興味が一切無く、拳2つで闘うボクシングだけに惹かれてるのに...。
めんどくさい女に恋した気分ですね。
フシ穴の眼
が
しました
4団体統一、3階級制覇、無敗、PFP上位、ウェルター級と評価としては死角無しのクロフォードが干されるなどと誰が考えたでしょう。
「ボクシングは興行なんだ」とリゴンドーに負けたドネアは言いました。しかし、興行だからといって競技であるにも関わらず試合を行わない、NO1を決めようとしない、そんなスポーツが他にあるのでしょうか。
フシ穴の眼
が
しました