急な仕事が入ってしまい、2時に渋谷にいなければならないことに…4時から生中継の田中恒成の試合は録画でしか見れないのは決定…。

ようやく、真夜中に見ました。
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それにしても…試合を生中継してくれたTBSの「S☆1」。田中の扱いは数秒で、あたかも圧勝だったようなレポートでした。マイナースポーツなのは井上尚弥も同じですが、田中はさらに輪をかけて関東では井上以上に知名度が低い…仕方がないですね…。

それでも、せめて田中の試合後のコメントや表情は映して欲しかったです。

幸せな人生とは何か?

家族を愛し愛されることか。多くの素晴らしい友達に恵まれることか。やりがいのある仕事を見つけることか。

大金持ちになって好きなものを何でも買える毎日か。偉い人になって周囲からペコペコされることか。

そんな問いかけの答えなど、永遠に見つかるわけがありません。見つかってたら、哲学なんて学問はありえませんし、それどころか数学も物理も歴史すらも必要なくなるかもしれません。

スポーツの世界だって同じです。

ヨハン・クライフは「醜く勝つよりも、美しく負ける方を選ぶ」と語りました。

明徳義塾の馬淵史郎監督は「(松井秀喜は)何度見直しても抑える方法は1つ(敬遠)しかなかった」 と日本中を議論に巻き込む「5打席連続敬遠」を選択しました。

どちらも真実であり、どちらも間違いです。

しかし、個人的にはクライフは大間違いを犯していると確信しています。

どんなスポーツにも個別のルールがありますが、あらゆるスポーツで絶対共通のルールが一つだけあります。

それは「勝利を最優先させること」です。

先日の五輪予選のトライアスロンで英国の2選手が手をつないでゴールしたことで失格になりましたが、スポーツは政治ではありません。

競歩の世界でもよく見られますが、スポーツであることを放擲した行為です。

妥協したり折衷したり…そんなことを一切排除して「決着をつける」。それこそがスポーツです。

「勝利を最優先させること」も、心の問題です。勝利を最優先させる方法もまた十人十色。外野のど素人から「勝利を最優先していない」ように見えても、全く違うこともありえます。

2013年、第3回WBC大会。

このブログでWBCと書くと99.99%「World Boxing Council」のことですが、今回は「World Baseball Classic」です。

2次ラウンドの台湾戦、9回表ツーアウトで1点ビハインド。一塁走者の鳥谷敬は何と盗塁を試みました。微妙なタイミングでしたがセーフ。もしアウトなら、鳥谷は日本スポーツ史上に残るA級戦犯になっていました。

あの場面でギャンブルを打つなんて、常識ではありえません。しかし、鳥谷にとってサムライジャパンの勝利を最優先させる戦略が、あの盗塁でした。

そして、その判断が正解の一つであったことは間違いありません。

普通なら見えない極小の点を貫かねば手繰り寄せることが出来ない、そんな勝利を最優先させるアプローチは凡人には見えないものです。

田中恒成がクライフのような「敗北の美学」を持っているのか、それとも鳥谷のように「勝利を最優先」させて戦っているのか、本当のところは本人に聞かなければわかりません。

しかし、私には「自分の哲学に沿った勝利以外は勝利ではない」と考えているようにしか見えませんでした。

試合中に目を見にしているのも心配です。すでに大きな怪我も経験している非常に繊細な部分です。



プロボクサーはリングに上がれば、顎を割られてもアリのように戦い抜け!

眼球を潰されてもイスラエル・バスケスのように戦い抜け!

ウーゴ・ルイスやオマール・ナルバエスの如き、試合を投げ出したり勝つ気のないボクサーは最低だ、すぐ引退しろ!

欧米の考え方に毒された部分もあって、そんなことも書き連ねて来ましたが、もし友達や家族として考えるならアリやバスケスはありえません。家族だと心配で耐えられません。友達なら、アリなんて、とても気が合いそうにありません。

ルイスやナルバエスは私とは住む世界の違うトップアスリートですが、それでも「鼻血が止まらなかったから怖かった」「ドネアの前進と攻撃が厳しかった、戦ってたら倒されてた」 と勝利を放棄するのは普通の人間なら当たり前の感覚です。

日本人の田中に「アリのように戦え!」「バスケスのように目玉の一つくらいくれてやれ!」なんて…叫べません。


「怪我に注意して頑張って下さい」。そんな、お花畑から送る応援が届かない、馴れ合いの励ましなど選手にも聞こえない、そういう場所がボクシングの四角いリングです。



◼️◼️急な仕事で試合が見れず、その仕事先からいただいた普段飲み慣れない高級ラム酒を飲みながら、ささくれだって録画を見てしまったので、いろいろバイアスやら感傷が絡み合って、いつも以上に支離滅裂で読みにくい文章になっていると思いますが、、、。

田中が将来、アリやバスケスのようになるならもっと安全に戦って欲しいし、引退してもいいくらいな気持ちです。

こんな風に酔っ払っちゃうと、、歳をとってしまったなあと実感してしまいます。