「ファイティング原田は昔のボクサー。世界評価が高いのは、1団体10階級時代の恵まれた時代に生まれただけ。現代では通用しない」。

私がボクシングを見はじめてからでも、辰吉丈一郎や長谷川穂積、井上尚弥らが登場するたびに、こんな言葉が繰り返されてきました。 

それにしても、長谷川や西岡を「日本歴代PFP1位」と信じていた人たちは、今はどこに行ってしまったのでしょうか?

いま、井上推しの信者の方々も、結局はどこかへ消えていなくなっちゃうのでしょうか?

具志堅用高や大橋秀行らも「こいつだけは本物」と原田と同列に語られることもありました。

具志堅はもちろん、辰吉も大橋も長谷川も西岡も井上も日本のグレートの一人であることは間違いありません。

しかし、現在進行形でまだ結果の出ていない井上を除いて、そんなグレートたちの誰もが原田に比肩する存在ではありませんでした。

今は世界評価で「明らかに日本史上最高」の原田ですが、マニー・パッキャオがPFP3位のアントニオ・マルコ・バレラを倒すまでは「明らかにアジア史上最高」でした。

井上が原田を超えてパッキャオと並ぶには、現在PFP3位のカネロ・アルバレスを粉砕するしかないとしたら、あまりに非現実的な作業です。

もちろん「パッキャオが非現実的なことをやったのだから井上もやれ」というロジックは間違っています。

日本人で完全プロテクトされている井上が無謀な舞台に立つことはありえません。立つ必要もありません。

ならば「原田超え」は不可能なのか?

現実的に「原田超え」の評価を得るには、これから誰に勝てばいいのか?(スペンスとかカネロとか非現実的な話は無しで)。

酔っ払いながら考えてゆきます。