世界的な統括団体が存在しないプロボクシング。
承認団体と名乗る怪しい、WBAやWBCなどの腐敗し切った同族経営の営利団体が世界戦を決め、王者を乱造する狂ったシステム。
最大の犠牲者はファンとボクサーです。
ファンなら、いつまで経っても本当の世界最強が決まらない馬鹿げたスポーツを見限ればいいだけです。他にも面白いスポーツは溢れています。
しかし、腐敗承認団体と悪徳プロモーターに翻弄されるボクサーは、本人の責任だけとは言い難い心身ともに課せられた重い傷害を背負ってその後の人生をのたうち回っていかなければならないこともあります。
MLBで10シーズンを過ごせば、元選手は満額で21万ドル(2300万円)の年金が毎年支給されます(イチローや松井秀喜らがこの対象です)。
MLBはあらゆるスポーツの中で引退後の福利厚生が最も充実しています。多くのファンを楽しませたグレートの第二の人生に統括団体が何らかの恩返しをするのは当然です(MLBのように結果的には現役選手から年金を徴収する形であっても)。
ESPNのショッキングなドキュメンタリー「BROKE(破産)」(2012年)では、NFLやNBA選手の60〜80%が引退から5年以内に自己破産する現実を伝えました。
現役時代の度を超えた豪奢な生活と、計画性を著しく欠いた浪費。
そんな生活が引退後は維持できない、という必然が理解できなかったことを悔やむスーパースターの苦悶を聞くのは、スポーツファンにとってこれ以上ない悲しみです。
MLBほどの年金制度は整備されていないとはいえ、強固な選手会を擁するNFLやNBAでもそうなのですから、統括団体も選手会も存在しないボクシングの〝 BROKE〟はさらに悲惨で、ときとして喜劇的ですらあります。
あっという間に破産したマイク・タイソン、日本円で数十億円の税金滞納を繰り返しているフロイド・メイウェザー…最長でも36分で桁外れに莫大な報酬を稼ぎ出す彼らの「宵越しのカネは持たない」という思考回路が狂気を孕んでいるのは、ボクサーという職業柄、ある意味必然なのかもしれませんが…。
IRS(米国国税庁)の取り立てに「(ファン・マヌエル・マルケス戦でカムバックする)9月まで待て。耳を揃えて返してやる」と900万ドルの追徴課税請求書を受け取ったメイウェザーの落ち着きぶりは、まさに喜劇的なまでの狂気を発散していました。
悲劇を通り越すと喜劇、しかしその向こう側はやはり悲劇でしかありません。
ウィルフレド・ベニテス、です。
数年前までは断続的に近況が入っていましたが、現在の病状はどうなんでしょうか。
1973年11月22日、15歳でプロデビュー。
1990年9月18日、62戦53勝(31KO)8敗1分の戦績を残して32歳で引退。
〝El Radar 〟と〝Bible of Boxing〟二つの異名を持った稀代のディフェンスマスターが今も闘い続けている第二の人生を振り返ります。
承認団体と名乗る怪しい、WBAやWBCなどの腐敗し切った同族経営の営利団体が世界戦を決め、王者を乱造する狂ったシステム。
最大の犠牲者はファンとボクサーです。
ファンなら、いつまで経っても本当の世界最強が決まらない馬鹿げたスポーツを見限ればいいだけです。他にも面白いスポーツは溢れています。
しかし、腐敗承認団体と悪徳プロモーターに翻弄されるボクサーは、本人の責任だけとは言い難い心身ともに課せられた重い傷害を背負ってその後の人生をのたうち回っていかなければならないこともあります。
MLBで10シーズンを過ごせば、元選手は満額で21万ドル(2300万円)の年金が毎年支給されます(イチローや松井秀喜らがこの対象です)。
MLBはあらゆるスポーツの中で引退後の福利厚生が最も充実しています。多くのファンを楽しませたグレートの第二の人生に統括団体が何らかの恩返しをするのは当然です(MLBのように結果的には現役選手から年金を徴収する形であっても)。
ESPNのショッキングなドキュメンタリー「BROKE(破産)」(2012年)では、NFLやNBA選手の60〜80%が引退から5年以内に自己破産する現実を伝えました。
現役時代の度を超えた豪奢な生活と、計画性を著しく欠いた浪費。
そんな生活が引退後は維持できない、という必然が理解できなかったことを悔やむスーパースターの苦悶を聞くのは、スポーツファンにとってこれ以上ない悲しみです。
MLBほどの年金制度は整備されていないとはいえ、強固な選手会を擁するNFLやNBAでもそうなのですから、統括団体も選手会も存在しないボクシングの〝 BROKE〟はさらに悲惨で、ときとして喜劇的ですらあります。
あっという間に破産したマイク・タイソン、日本円で数十億円の税金滞納を繰り返しているフロイド・メイウェザー…最長でも36分で桁外れに莫大な報酬を稼ぎ出す彼らの「宵越しのカネは持たない」という思考回路が狂気を孕んでいるのは、ボクサーという職業柄、ある意味必然なのかもしれませんが…。
IRS(米国国税庁)の取り立てに「(ファン・マヌエル・マルケス戦でカムバックする)9月まで待て。耳を揃えて返してやる」と900万ドルの追徴課税請求書を受け取ったメイウェザーの落ち着きぶりは、まさに喜劇的なまでの狂気を発散していました。

ウィルフレド・ベニテス、です。
数年前までは断続的に近況が入っていましたが、現在の病状はどうなんでしょうか。
1973年11月22日、15歳でプロデビュー。
1990年9月18日、62戦53勝(31KO)8敗1分の戦績を残して32歳で引退。
〝El Radar 〟と〝Bible of Boxing〟二つの異名を持った稀代のディフェンスマスターが今も闘い続けている第二の人生を振り返ります。

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