なにを今更ですが、私の日本語、英語は相当に怪しいレベルです。

通訳が必要とされる仕事で「一人で大丈夫」と言っても「通訳は要らなくても、一人だと面倒なこともあるからアシスタントを」と、強引にペアにされて送り出されてしまいます。

そして、そのアシスタントなる若造はほぼ間違いなくTOEIC満点の、明らかな「通訳」なのです。

「TOEIC満点なんて大してことないです、ゴロゴロいますよ」と笑う若造に、「じゃあ500点もない私なんて希少動物やな」と意地悪く切り返すと、笑いがひきつる子もいれば、面白い返しをする子もいます。

シャイな子も大胆な子も、みんな才能ある未来を背負う若者と一緒に仕事をするのは楽しく、貴重な経験です。仕事を離れると(仕事でも)、教えられることの方が多いですし。


なんて綺麗事を並べつつも、やっぱり出張は一人が好きです。

しかし「一人で問題ない」と伝えても、同期なのに上司(悲しいけど現実ってこんなもんじゃ)には「お前の英語力が不安で通訳をつけるのは当たり前だけど、それよりも監視役。一人で行かせたらどこに行くかわからんし、ホテルの朝帰りとかありえないし」と、大昔の話を蒸し返されるのでした。

そんな、英語力(その他もろもろも)の欠如に関しては議論する余地のない私です。

人の名前という、そもそも語学力以前の問題でもいつも悩みます。

ボクシングは地球規模のスポーツ、同じ綴りでも読み方が違うことは当たり前で、その辺りの匙加減?でもさらに恥の上塗りしています。

最近でも「ハイメ」・ムングイアを「ジェイミー」・ムングイアと書いたり(言い訳:ムングイアがリング誌新人王に輝き、GGGの対戦相手に浮上したことを紹介とき、同じ綴りのジェイミー・マクドネルが井上尚弥と対決することが取りざたされておりついジェイミーにしてしまいました)、ケイレブ・プラントを「カレブ」プラントとしたり(言い訳:ローマ字読みなら「カレブ」だし、ボクシング・ビート誌でも「カレブ」だ!)などなど……。

絶対的な間違いではないとはいえ、ムングイアはジェイミー、プラントはケイレブが〝正解〟です。

人の名前をどう表記するか?

これが友人知人や仕事関係の相手なら、なんて呼ぶか(呼ばれたいか)どう表記するかを本人に確認できますが、ボクシングのスター選手であるムングイアやプラントに聞く機会などありえません。

錦織圭が惜敗した豪州のビッグサーバーはワウリンカなのか、バブリンカなのか?

ジェイミーよりもハイメ、カレブよりもケイレブ。綴りは同じでも、その方が実際の発音に近いだけでなく、耳障りも良いので、私のジェイミーとカレブには分がありません。
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今から38年前のボクシングマガジン1981年3月号。マービン・ハグラーは「ヘイグラー」でした。本来の発音に忠実にカタカナを当てるなら「ヘイグラー」ですが、「ハグラー」の方が強く聞こえます。つまりハグラーが正解なのです。

ヘイグラーから昇華したマービン・ハグラーのような例は、シュガー・レイ・レオナルド(⇒レナード)やエクトール(⇒ヘクター)・カマチョ、マニー・パッキーロ(⇒パッキャオ)などスーパースターでも珍しくありません。

スーパースターでも、米国でアナウンスされるときにドナイレとドネアが混在しているノニト・ドネアなんて例もあります。

スーパースターではありませんが、日本人が発音しやすいようにハッサン・ヌダム・ヌジカムからアッサン・エンダムに簡略化された例もあります。

テニスのスタン・ワウリンカはバブリンカと表記されることも多く、この種の〝ドネア型〟は「同一人物?」と混乱してしまうかもしれません。

ややこしいですね。

母国語のまま表記するのが、一番良いと思うのですが、そうもいきませんからね。