カリフォルニア州ロスアンゼルス、ステイプルズセンター。

セミファイナルはIBF/ WBAスーパーの世界ジュニアミドル級二団体統一王者ジャレット・ハードvsジェイソン・ウェルボーンです。

来月、ハイメ・ムングイアのWBOタイトルに挑戦する井上岳志が大番狂わせを起こせば、一気に最前線に名乗りをあげることになる154ポンドの注目の一戦です。

試合前のオッズは7−1でチャンピオン。

「ハードの4−6ラウンドKO」に2.5倍と、王者の圧勝が鉄板と見られていますが、果たして?

ウェルボーンは自分の立場をよく理解しています。開始ゴングからゴリ押しで、1ラウンドは10−9。

様子見の1ラウンドからハードは手数を増やして、2ラウンドを取りました。王者の攻撃が加速しそうなムードが濃くなってきました。

第3ラウンドは多彩な左ジャブからコンビネーションをまとめたハードが支配。

4ラウンド、強引にロープに詰めたウェルボーンの左右連打がハードの顔面を捉えます。

しかし、大番狂わせの予感も束の間、力づくで猛反撃したハードが最後は強烈な右ボディで英国人の夢を打ち砕きました。

オッズ通りにストーリーが完結しました。

ちなみに、この試合を裁いた主審はルウ・モレット。

最近では亀海喜寛vsミゲール・コット、井上尚弥vsアントニオ・ニエベスのレフェリーも務めた74歳は、この試合を最後にリングを降りるということです。

お疲れ様でした!


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さあ、メインイベント!

昨日からオッズが微妙に動きました。ワイルダー勝利が1.67倍(←1.73)、ヒューリー2.3倍(←2.2)。 

依然として拮抗していますが、一発のあるワイルダー有利の見方は変わりません。
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第1ラウンドのKOは、ワイルダー33倍、ヒューリー100倍。

もし開始早々に巨漢の英国人がワイルダーからダウンを奪うと、この100倍が一気に2〜3倍まで縮小します…ありえない展開とは考えられません。 

「3ラウンドまでにどちらかがダウンする」 は3.5倍、ウィリアムヒルも序盤から目が離せないと予想しています。

試合直前、ワイルダー1.61倍、ヒューリー2.4倍。さすが人気カード、小刻みにオッズが動いています。

昨日、亡くなったジョージ H.W ブッシュ元大統領へ哀悼のテンカウントゴング。

天蓋から吊るされた巨大ビジョンにユニオンジャック、そして星条旗がはためきます。メガファイトの雰囲気、最高です。 

ヒューリーの入場、コーナーを固めるフレディ・ローチとリッキー・ハットンの顔も見えます。英国から駆けつけた応援団も多いです、これはアウエーじゃないですね

ワイルダーも新調した王冠の被りモノで入場、気合が入っています。

なんと、赤コーナー、後からコールされたのはリネラル王者のヒューリー。

ねじれの構図で開始ゴングです!

しかし、距離が遠い!さすが2mの巨人対決。終了間際、ヒューリのパンチがワイルダーの頭部を直撃、効いたか?ヒューリーの10−9。

第2ラウンド、難しいラウンド。ワイルダーの攻勢をとって10−9。

第3ラウンド。細かいパンチを刻むヒューリー、一発狙いのワイルダー。予想通りの展開。スピードはワイルダーですね。10−9、ヒューリー。

第4ラウンド。手数もワイルダー。決定打はないものの、ヒューリーは鼻から出血。10−9、ワイルダーのラウンド。

第5ラウンド、ワイルダーが攻め込むも空振り目立つ。後半消耗が心配。それでも攻勢でワイルダーの10−9。

折り返しの第6ラウンド。ここまで大きな動きがないまま、会場がざわつき始めます。難しいラウンドですが、10−9でワイルダー。

第7ラウンド。ヒューリーのワンツーが立て続けにヒット、しかし浅いか。距離が近づいてきました。10−9、ヒューリー。

第8ラウンド。ヒューリーがリズムをつかむ。ワイルダーは足元がぐらつく。スタミナ切れの兆候が。ヒューリーの文句無し10−9。

第9ラウンド、オッズはヒューリーの判定勝ちが2倍へ。まさか、ここでワイルダーがダウンを奪う!ワイルダーが10−8。しかし、エネルギー切れは明らか。

第10ラウンド、ヒューリーがリズムを取り戻す。ワイルダーは疲労困憊。10−9でヒューリー。

11ラウンド。ヒューリーの10−9。ワイルダーは何も残っていないか…。

最終回、まさかのワイルダー、これだからパンチャーは凄い!

しかし、立ち上がるか?あのパンチもらって?ヒューリーのど根性、素晴らしい!その後の反撃を鑑みて10−9、ワイルダー。
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公式のジャッジは…スプリットドロー!

ワイルダーから見て、115−111/110-114/113-113。

まあ、納得出来る結果です。私の採点は115−111(最終回は10−9)でワイルダーですが、ドローはありです。

ESPNは114−112でワイルダー。

ボクシングシーンは115−111でヒューリーに付けていますが、これも十分ありです。

「こんなの納得できない。二回もダウンを奪ったんだぞ?」。ワイルダーは釈然としませんが、その足元はフラフラです。

ワイルダーはWBCタイトルの防衛に成功、ヒューリーはもっと価値のあるリネラル王座を守りました。

3年のブランク、ヒューリーは関係なかったですね。

ワイルダーもあれだけ空振りして、よく最後まで立っていました。

これぞヘビー級、これぞワイルダー、これぞヒューリーという大勝負でした。

いやーーー、面白かった!!!