井上岳志が来年1月26日に、WBO世界ジュニアミドル級王者ハイメ・ムングイアに挑戦することが内定しました。

まだ正式発表には至っておらず、開催地も明らかにされていませんが、ムングイアのザンファープロモーションズと関係の深いゴールデンボーイプロモーションズが複数試合契約を結び、井上との防衛戦を行う交渉が大筋合意していると伝えられています。

ムングイアは、今年5月に予定されていたゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス第2戦のメガファイトがカネロのドーピング問題で中止となった一件で、カネロの代打として名前の上がったメキシコのホープです。

9月開催にこぎつけたGGGvsカネロ2のイベントでも前座を務めて、ブランドン・クックを3ラウンドで一蹴。

未来のメガファイトの主役候補、22歳のメキシカンは「カネロ・アルバレスと戦いたい」と同胞のスーパースターの座を狙うと公言しています。

身長、リーチともに182㎝のムングイアは、サイズでカネロ(173㎝/179㎝)を上回り、将来ミドル級戦線に打って出るのは間違いありません。

ムングイアが31戦全勝26KOなら、28歳の井上も13勝7KO0敗1分と無敗。

デビュー戦を引き分けてから13連勝の井上ですが、この試合は明らかな咬ませ犬です。

アジアでは人材不足でレベルの低いこの階級で、まだ世界水準の相手とは一度も手合わせしていない井上にとって、ミゲール・コットからタイトルを奪ったサダム・アリをストップし、リアム・スミスに完勝しているムングイアはいかにも荷が重すぎる相手です。

オッズはまだ見当たりませんが、普通に考えれば井上は1−10レベルのアンダードッグでしょう。

しかし、ここで大番狂わせを起こせば、人気階級だけにとんでもない道が開けます。

この階級にはジャーメル・チャーロやジャレット・ハードといった無敗のスター選手がトップ戦線を走るだけでなく、一つ下の階級はウェルター。

すでに、ウェルターからケル・ブルックがこのクラスに乗り込んでいます。

ムングイアを倒すだけでも世界を驚かすことができますが、その続きの道もまた大きく広がるのです。

そもそもこのベルトは亀海喜寛と決定戦を争ったコットが勝ち取り、サダム・アリ、ムングイアと渡ったもので、間接的に亀海の敵討ちの試合でもあります。

いずれにせよ、この大一番に勝利すると井上は「ビッグネームを避けて通れ」という方が難しい立場になるわけです。

軽量級と違いこのクラスになると、もはや日本では手に負えないファイトマネー、興行規模になりますから、これからも海外で戦うしかありません。

いいじゃないですか、望むところですね。

やってやりましょう!

目にモノ見せてやりましょう!