日本では注目度の低いヘビー級戦線ですが、激しく白熱しております。


アンソニー・ジョシュアとデオンティ・ワイルダーの最終決戦に、リネラル王者タイソン・フューリーが割って入ってきました。
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12月1日、ロスアンゼルスはステープルズセンターで、WBC王者ワイルダーにフューリーが挑戦するのです。

フューリーは、2015年11月に長期安定政権を満喫していたウラジミール・クリチコを大番狂わせで破り〝王者に勝ったものだけが王位を継承できる〟という至極真っ当な考えで認められる、リネラル王者の座に就きます。 

しかし、 深刻な躁鬱病とドラッグ中毒のため、18ヶ月のブランクを作ってしまい、今年6月にセフェル・セフェリをTKOしてカムバック。8月にもフランチェスコ・ピアネッタを完封、ワイルダー戦に漕ぎ着けました。

オッズはワイルダー勝利が8/11(1.72倍)、フューリー勝利は5/4(2.25倍)。ヘビー級の米英無敗対決は、おおよそ4−3でわずかに米国人有利ですが、拮抗しています。

体格(ワイルダー:身長201㎝/リーチ211㎝ vs フューリー:206㎝/216㎝)で明白に劣る試合をしたことがないワイルダーは年齢も33歳、フューリーよりも3歳経年劣化の時間を過ごしています。

しかも、ワイルダーはスタミナ、打たれ弱さをすでに露呈しています。

フューリーにもチャンスは十分にあると見ます。

「先に当てた方が勝つ。そして恐らくそれはワイルダーだろう」と乱暴な予想が目に付きますが、フューリーが先に当てる可能性も低くはありません。

カリフォルニア州ビッグベアでキャンプを張っていたフューリーは先週、ハリウッドに練習場所を移しました。

ハリウッドのボクシングジム…真っ先に思い浮かぶのはワイルドカード・ボクシングクラブですね。

そうです、フレディ・ローチと合流したのです。

「厳しい戦いになる。カットマンが出来るか?」。英国の巨人の依頼にローチは「誰に聞いているんだ?コーナーでやるべき仕事の全てについて、私より上手くこなせる人間はこの星にはいない」と承諾します。

ジムではミット打ちや技術的な指導も行っていますから、メイントレーナーのベン・ダヴィソンをサポートする役割も担うようです。


“ If Fury gets cut, it's no problem.That cut wo'nt be a factor.  もしカットしたって何の心配もない。すぐに血を止めてみせるよ。 フレディ・ローチ


さらに、当日のコーナーにはリッキー・ハットンも立つことが決まっています。「オッズはほとんど五分だが、試合が始まればみんな驚くことになる。クリチコ戦のようにね。判定でもKOでもフューリーが勝つシーンしか想像ができない。12月1日はとんでもないことが起きるから、絶対に見逃すんじゃないぜ」。

ダヴィソンは「メイントレーナーはローチになるのか?とうるさく聞かれているが、私で変わらない。ローチとハットンがサポートしてくれるというんだから、あなただって私の立場なら断る理由は考えられないだろ?あの二人が横にいたら目立たないのは仕方がないさ。私はいつものように、私の仕事をするだけだ」と〝黒子のメイントレーナー〟に徹する考えです。


いやあ、楽しみですね。どちらが勝つか、予想ができません。

明らかな欠点を抱える二人の巨人が激突するのです。何が起きても不思議じゃないマッチメイクです。