日本時間の明日、早朝4時前後に英国グラスゴーでゴングが鳴らされるラアイン・バーネットvsノニト・ドネアをもって、 WBSSバンタム級トーナメント1回戦が終了、ベスト4が出揃います。

ここまでの3試合はシード選手が予定通りに勝利を収めてきました。

1回戦の内容では、井上尚弥がファン・カルロス・パヤノを70秒で撃沈した試合が出色、トーナメント優勝候補がさらに強含みになると思われましたが、意外にもオッズは変わっていません。

最大の原因は軽量級の注目度が低いということに尽きますが、既に決定しているBブロック準決勝の井上vsエマニュエル・ロドリゲスもオッズは低調で4社が全く同じオッズを出しているだけです。
スクリーンショット 2018-11-03 17.15.08
井上1/2(1.5倍)、ロドリゲス10/3(4.33倍)、アバウト4−1で井上有利です。

トーナメント全体でも井上1/2(1.5倍)が頭抜けて、テテ、ロドリゲス、バーネットが6〜7倍で横並び、ドネアが33〜50倍と大穴です。
スクリーンショット 2018-11-03 17.00.31

なぜか既に敗退したジェイソン・マロニーに500倍のオッズがついているのも、なんだかなぁ、なオッズです。

2011年にドネアがフェルナンド・モンティエルと争ったWBC/WBOバンタム級戦も、人気の低さからマンダレイベイの上階席を全て封鎖(沢田研二なら中止してますね)、それでもただでさえ安い20ドルのリングサイド席が投げ売りされ、HBOの視聴者数も低迷しました(ドネアもモンティエルもこの試合がHBOデビュー)。

バーネットvsドネアはジュニアウェルター級のWBSSとのダブルヘッダーで、なによりボクシング人気沸騰中の英国が舞台ですから、ドネアvsモンティエルのようなことはないでしょうが、バーネットvsドネアでもオッズの動きや戦前の報道数、熱気は中重量級の普通の世界戦にすら足元にも及びません。

軽量級とはいえ、かつて日本でボクシング以上に盛り上がったK1や総合格闘技よりもはるかに層が厚いのですから、あのスタイルの興行なら外国人選手同士の対決でもある程度集客できると思うのですが。

「軽量級でも何十億円も稼げる」とか妄想も甚だしい報道を散見するたびに、WBSSのような取り組みは日本でこそ立ち上げなければいけなかったのですが…単独のジムでは不可能、前例がないだけにテレビも及び腰、広告代理店がスポンサー集めをしてくれるわけもなく…難しいですね。