井上尚弥がリング誌1月号の表紙にアンソニー・ジョシュア、カネロ・アルバレス、デオンティ・ワイルダー、エロール・スペンスJr.、オレクサンダー・ウシク、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコとともに〝集合写真〟カバーを飾りました!!!
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「アジア」というキーワードでは、リング誌単独カバーは、ヘンリー・アームストロングの四階級制覇を阻止した世界ミドル級王者セフェリノ・ガルシア(フィリピン)=1940年9月号=らが存在しますが、「アジア」と「軽量級」という欧米が軽視する二枚のフィルターをかけると、単独はマニー・パッキャオだけです。

ノニト・ドネアや、アジアではありませんがPFP1位に輝いたローマン・ゴンザレスも〝集合写真〟どまりでした。

「アジア」というフィルターをはずして「軽量級」だけで見ると、最近でもマイキー・ガルシア、ワシル・ロマチェンコ、カール・フランプトンがいずれもフェザー級ボクサーとしてリング誌を単独カバーしています。

リング誌が米国の雑誌であり、欧米寄りであること、すなわちアジアと軽量級への関心が薄いことが、アジアの軽量級ボクサーの単独カバーが阻まれているのは明らかです。


ボクサーの中には、モハメド・アリやマニー・パッキャオのように、ボクシングはもちろん、スポーツの枠まで超越してLIFE誌や、TIME誌、Newsweek誌などをカバーした説明不可能の傑物もいますが、とりあえずスポーツ誌限定で、プロボクサーがどの雑誌を単独カバーするのが価値があるのか、独断と偏見で考えてみました。



★5位★SPORTS誌

かつてはスポーツイラストレイテッドのライバル誌でしたが、やや低迷。

現在は、五輪のメダル予想などで存在感を示しています。

ボクシング、日本人への関心度は特に低く、単独カバーはまずなさそうです。



★4位★英国ボクシングニューズ誌

1909年創刊のボクシングはもちろん、現存する世界最古のスポーツ誌。しかも週刊というのがクールです。

WOWOWでジョー小泉がよく手にして解説してくれている、あれです。

プリント版はもちろん、WEBサイトの充実ぶりはリング誌を凌ぎます。

この英国と欧州に軸足を置いた老舗雑誌を日本人がカバーするのは、ある意味リング誌をカバーするよりも難しいかもしれませんが、井上尚弥がカール・フランプトンに勝てば十分可能性ありますね。



★3位★リング誌
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「パッキャオを表紙にすると雑誌が売れる」。トップランクのライバル、GBPの子会社がオーナーだった時代にもリング誌はパックマンをカバーし続けました。シンシア・コンテが手にしてるのは今年8月号。生きる伝説はあと何回、リング誌をカバーすることになるのでしょうか?

1922年創刊の〝The Bible of Boxing〟。

個人的にも最も愛読している雑誌ですが、ページ数がどんどん減って、2015年からは月刊誌の座から転げ落ち、年9回発行の変則雑誌になってしまいました。

オーナーが変わった今年から年12回発行に復活、これからのボリュームアップに期待しています。

やはり米国かぶれな日本のボクシングファンとしては、リング誌は別格です。

オレクサンダー・ウシクが単独カバーできていない現状を見ると、WBSS優勝、それもバンタム級では厳しいかもしれませんが、日本人最右翼は井上尚弥です。

現在と同じパフォーマンスをフェザー級のビッグネーム相手に見せることができれば、文句なしで単独カバーされるはずです。



★2位★ESPNマガジン

リング誌で何度も単独カバーされるようなボクサーになれば、次のステージは「スポーツ総合誌」となります。

ESPNマガジンは、世界最大のスポーツメディアのプリントバージョン。野茂英雄がすでに単独カバー、イチローも何度も大きく特集されてきました。まあ、MLBは国技ですからね。
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もし日本のボクサーがESPNマガジンに単独カバーされるようなことが起きたら、とんでもないこと(中重量級の強豪王者を倒すなど)を達成したというサインです。



★1位★スポーツイラストレイテッド誌

米国のスポーツ誌といえば、SIで決まりです。ちょっと(かなり?)権威は落ちていますが。

"not A sports magazine, but THE sports magazine." 
つまり、スポーツ雑誌の Undisputed Champion を目指して1954年に創刊された週刊誌です。
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人気低迷のボクシングを取り上げることは激減傾向が続いていますが、この二人の激突だけは別格、ダブルカバーで大特集されました。

意外と歴史は浅いのですが、SIが選考する Sportsperson of The Year は米国スポーツ選手にとって最も名誉ある賞とされています。

ボクサーからはイングマル・ヨハンソン(1959年)、モハメド・アリ(1974年)、シュガー・レイ・レナード(1981年)の3人が選ばれていますが、レナードを最後にボクサーには縁遠い賞になってしまいました。

アリが一度しか受賞していないのは、徴兵拒否で「国家の敵」と烙印された時代がプライムタイムと重なったからでしょう。 それでも、表紙を飾った回数はマイケル・ジョーダンの50回に次ぐ37回と露出は際立っています。

第1回の受賞者が1マイル4分の壁を切ったロジャー・バニスター(英国)、第3回がメルボルン五輪で短距離三冠(100m/200m/4継)のボビー・モロー、 第5回ラファー・ジョンソン(10種競技世界記録更新)と陸上競技選手が数多く受賞してきましたが、1988年から現在までその系譜は途絶えています。

2009年に驚異的な世界記録で世界陸上100mを制したウサイン・ボルトが選から漏れ、ヤンキースのデレク・ジーターが選ばれた時には、世界中のスポーツファンから疑義の声が沸き起こりましたが、所詮は米国の賞ということです。

ここ最近の受賞者は米国アスリートに偏重、アメリカ・ファーストが鮮明です。

だからこそ、この権威ある雑誌で日本人のボクサーがカバーするようなことがあれば大ニュースです。

ちなみにファイティング原田もカバーを飾ることは出来ませんでしたが、1967年1月23日号で特集され、日本では「飢えたライオン」だった原田を〝Frantic Windmill〟 「狂った風車」と命名しました。

もし、SIが井上尚弥を取り上げたら、果たして何と表現してくれるのでしょうか?
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エデル・ジョフレを倒した偉業を特派員がレポート。「原田は1試合で5万ドルを稼ぐ」。1967年の5万ドルって、今のお金で何億円になるのでしょうか?

SIも、やはり野茂がすでにカバー、大谷翔平は〝集合写真〟で すでに複数回カバー、怪我さえなければ単独カバーも時間の問題な雰囲気ですが…。