カテゴリ: 世界最強の男

勝ちたいという気持ちが強い方が勝つ。

よく言われるスポーツの格言です。

「関係ないっしょ、気持ちっしょ」(那須川天心)もそういう意味を包み込んだ言葉です。

私も野球や陸上競技を教えるときに、口にすることが多い言葉です。

ただ、気持ちがどうこうというのは、まだ低いステージです。

強烈な気持ちで敵に立ち向かうなんて当たり前、そこを語ってどうする、ということです。

大谷翔平はサラッと笑います。「全部、技術の問題です。気持ちは関係ないと考える人間なので」。

負けじ魂、ど根性、そんなもんあって当たり前。それがないなら勝負の舞台に上がるな、ってことです。





今年の箱根駅伝往路優勝チームに贈られる箱根寄木細工のトロフィーは、大谷翔平をイメージしたもの。

トップのカップは上から覗き込むと野球のボールや縫い目が細工され、台座にはデコピンまで。

最近のトロフィーは世相を反映した作品になっているそうです。


いや、でも応援車から「気持ちを出せ!」と叱咤が飛ぶ箱根駅伝、「関係ないっしょ、気持ちっしょ」の方が好きかな。

「気持ちは関係ないと考える人間」よりも…。



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世界ミドル級をゲンナジー・ゴロフキンが支配していたとき「対戦相手は雑魚ばかり。バーナード・ホプキンスには勝てない」と笑う専門家もいた。

バーナード・ホプキンスがミドル級の連続防衛を更新したとき「マービン・ハグラーの12連続防衛の方が遥かに価値が高い」と断じられた。

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ハグラーがミドル級史上最強という声があがったとき「ハグラーが最強なワケがない。カルロス・モンソンがいるからせいぜい2位だ」と、そんな意見はかき消された。

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Netflixが13話シリーズで配信した「MONZON」に、ホプキンスが登場している。

「時代を超えた比較は意味がない。ただ、現代のルールに基づいた技術で語るなら私は史上最高かもしれない」と語ったホプキンスだったが、「現代ルールでカルロス・モンソンに勝てるか?」と聞かれると「彼にだけ、私は敗れる」と即答した。

あらゆるスポーツは時代と共に進化している。

過去の名選手は、現代では時代遅れの弱者になる。現代の名選手はすぐそこの未来で敗者になる。

カルロス・モンソンだけが時代に取り残されないなんてことはあり得ない…はずだ。



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昭和。

あちこちに〝重鎮〟や〝御大〟がいらっしゃった昭和。

政治や経済界では弊害も多かったかもしれませんが、スポーツ界では少し趣きが違ったかもしれません。

MLBもメジャーリーグも存在せず、太平洋の彼方に〝大リーグ〟が聳えているのを知ってはいたけど、じっと見てはいけなかった昭和。

そして、現在では考えられませんが、日本と世界の報酬が大きく乖離していなかった昭和。

経済だけでなく、本当なら世界最高峰を目指すべきスポーツでも内需だけで事足りていた昭和。

そんな昭和のメジャースポーツはプロ野球とゴルフでした。

ゴールデンタイムに放映される巨人戦にはスポンサーが巨額のCMを出稿、大企業・優良企業はこぞってゴルフの国内トーナメントを主催しました。

長嶋茂雄とジャンボ尾崎は、昭和を代表するスーパースターであり、重鎮でした。

そして、Jリーグの誕生を平成に譲ったサッカーは競技人口こそメジャーでも、プロリーグは存在せずマイナーに甘んじていました。

しかし、釜本邦茂は間違いなくメジャーでシンボリックな重鎮でした。

重鎮。

なんだか重たくて、老害な意味まで包含してそうな言葉ですが、言い方を変えると「国民的英雄」です。



それにしても、2025年とはなんという一年だったのでしょうか。






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1970年代。

すでにWBAからWBCが分離独立、世界王者が2人いる倒錯の世界が広がっていました。

しかし、ミドル級のタイトルは分裂せず、統一王者が君臨していたのです。

そんな硬派な時代にUndisputed Middle-weight Champim Of The Worldに鎮座していたのがカルロス・モンソン。

そして、当時はPFPランキングなどという戯言を垂れ流すメディアはありませんでした。

もし、1970年代にラング誌のBest Fighter Poll(年間PFP)があったなら、モンソンはどれほどの期間、1位に鎮座していたことでしょう?

もし、あの時代にPFPがあれば…この理屈で最も高く評価されるのは60年代のエデル・ジョフレと、70年代のモンソンです。

とはいえ、です。PFPがあったなら…そんなくだらないイフは本物のチャンピオンには必要ありません。

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しかし、引退後のモンソン自身が渇望したマービン・ハグラーとの決戦は実現していたなら、ボクシングファンをメロメロにするとんでもないビッグファイトになったことは間違いありません。

モンソンはハグラーに勝てたでしょうか…?
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オレクサンデル・ウシクとデオンティ・ワイルダーの対戦交渉が進んでいると両陣営が明らかにしました。

「ただの噂や世間話じゃない。実際に条件交渉まで進んでいる。この試合は必ず実現する」(ワイルダー)。

「来年も戦う。引退を具体的に考えてはいない。ワイルダーは非常に興味をそそる相手。名前もあるし、この10年で最も成功したヘビー級の1人だろう」(ウシク)。

リング誌によると、舞台はニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンが最有力と見られています。

38歳のウシクは、24戦全勝15KOのサウスポー。今年7月にはダニエル・デュボアとの再戦を5回KOできっちり返り討ち。

ワイルダーは48戦44勝4敗の40歳。44勝のうち43がKOという強打者ですが、直近6試合は2勝4敗(そのうち3つがKO負け)と完全に終わったと見られています。




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ななし


2025/11/15 14:24


大谷は2018年メジャー挑戦時は苦しんでいてすぐに適応できず大谷が化けたのは2021年シーズンからですね。メジャー挑戦時と2021年シーズンと比べるとあきかに体つきがかわってました。もうすこしはやくメジャーに挑戦したらどうだったんでしょうかね。


元記事: 山本由伸vs大谷翔平@有楽町 (編集)
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この人、もう、とにかく、。なにもかもが、おかしいよ…。


「メジャー挑戦時は苦しんで」「適応できず」(ななし さん)…。

確かにMLBデビューの2018年、オープン戦は苦戦しましたが、開幕すると大活躍しました。

オープン戦で「あのレベルのツーウェイ(二刀流)なら高校生にも何人かいる」と批判していた記者たちは、シーズン途中で「人は見たことがないものを正確に判断することはできない。それでも、自分が間違っていたことは認める」と早くも白旗を挙げます。

デビューの年、MLB史上初となる10登板&20HR&10盗塁の成績を残すなど二刀流で大活躍、新人王も受賞しました。

銀座WAKOや、いわて銀河プラザだけでなく日本中が大騒ぎでした。

それにしても「10登板&20HR&10盗塁」です。私たちは何に大騒ぎしていたのでしょうか?

ななしさんの感覚は、おそらく間違っていません。

間違っているのは、まともな人の感覚を破壊する大谷翔平です。



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対決か?

キャッチボールか?
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このブログでも何度もふれてきましたが、日本と米国での大谷翔平に対する熱狂の温度差は小さくありません。

米国在住の友人知人は「そっちでも大谷はすごい騒ぎでしょ?」と聞かれるたびに戸惑ってしまうと笑います。

日本で大谷翔平を知らない人が、もしいたら、かなりヤバい人です。しかし、米国では、少なくとも過半数が大谷翔平を知りません。

米国のブランチから日本に転勤、出張してくる人はある程度の日本通ですが、大谷翔平を知らない人も普通にいます。

ーーーと、ここまでは私の皮膚感覚としてこれまでも書いてきましたが、昨年のワールドシリーズ制覇、そして今年の連覇で明らかに潮目は変わりました。

米国のテレビニュースのトップで報道される、スポーツニュースや人気バラエティ番組にドジャースの選手が出演して「我々のチームで最もすごいやつはここにいない。翔平はこういう(テレビ)ところで露出するのを極端に嫌う」と触れ回るのです。


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 史上最高の瞬間最大風速?


また、野球への関心がゼロの欧州でも「米国のナショナル・パスタイム(国民的娯楽)である野球で、説明のできないユニコーンが現れた」と英国国営放送(BBC)やフランス通信社(AFP)が特集を組んでいるのです。

欧州の多くのスポーツファンは「野球なんて興味ない」と、いまでも大谷翔平を知らないでしょうが、欧州の大メディアが野球、それもたった1人のプレイヤーにフューチャーすること自体が異例中の異例です。

「欧州発で世界的なスポーツのサッカーのスーパースターと比較して、大谷翔平は本当に圧倒的なのか?」というヘッドラインからは「そんなわけがない、野球なんてちゃんと見たこともないし、世界選手権すらないローカル競技、投手と野手を両立するのが本当に偉業なのか?」と、パニックが読み取れます。




ぐっと目線を足もとに移して、大谷翔平は日本スポーツ史上で最高のアスリートなのでしょうか?

「積み上げた実績」という点では王貞治やイチローにはまだ至っていません。それでも、当の王が「彼は我々が見上げていたものを見下ろしているのではないか」と〝負け〟を認め、イチローも「彼(ほどの才能)は世界最高の野球選手になってくれなければ困る」と語っています。

では、後世の評価で1960年代PFP1位とみなされたエデル・ジョフレに唯一勝った男(2戦2勝無敗)ファイティング原田と比べてどうでしょうか?「ボクシングの軽量級とメジャーリーグを比較するのがアホ」と言われたらそれまでですが。

大谷さん…。

それにしても、大谷さん…。




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スポーツは常に進化を続けている。

具体的にいうと、スピードとパワー、テクニックの向上、役割の専門化・細分化、押し上げられる平均値と傑出したプレイヤーの減少…。

それは、メジャースポーツにおいて特に顕著だ。

ベーブ・ルースがTwo-Way Star(二刀流のスター)たりえた最大の要因は、時代だ。1920年前後の野球は技術の向上、役割の専門化・細分化がいまほど進んでいない、牧歌的な時代だった。

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大谷翔平vs 他スポーツのオールタイム・グレート…。大谷さん…。それにしても、大谷さん…。


現代にルースと同じことをやってのけるアスリートが出現しただけでも信じられない驚きだが、大谷翔平がやってしまったことはルースをはるかに凌駕しているのだから、これはもうどんなに控えめに表現しても狂気の沙汰としかいえない。


That’s madness. 〜大谷翔平がやっていることは、控えめに表現しても狂気の沙汰だ。


一人の選手が3本のホームランを放った試合はポストシーズンを含めて701試合もある。ベースボールの150年を超える歴史の中でも珍しいことだが、奇跡とは呼べない。

一人の投手が10個以上の三振を奪った試合に至っては10,259試合もある。もはや、日常茶飯事だ。

701試合と10,259試合。

この二つは、全く別の集合体と考えられていた。正確にいうと、150年の間、全く関係のない、けして交わることのない集合体だったのだ。

大谷翔平は701試合もある3ホーマーの1人に過ぎない。大谷の他にのべ700人もの選手が3ホーマーをかっ飛ばしているのだ。

また、大谷翔平は10,259試合もあった10奪三振投手の1人に過ぎない。大谷がグレートなら、のべ10,258人の投手もグレートだ。

ただ、私たちはこの二つの集合体に共通項があるとは、全く想定していなかった。

メジャーリーグは環太平洋の一部の国で文字通りメジャーなスポーツだが、地球上の大半を占めるユーラシア大陸やアフリカ大陸、南米大陸ではほとんど馴染みのないスポーツだ。

それでも、米国で進化した野球が相当なレベルに発展しているスポーツであることは疑いようもなく、そこに701と10,259という大きな数字をそれぞれ抱えながらも、150年の間に共通項がたったの一度も出現してこなかった二つ集合体に信じられない異分子が発見されたのだから、英国や欧州のメディアからも注目されるのは当然だろう。

この発見の舞台が芝生を敷き詰めたフィールドの上でなく、物理学の研究室だったなら、間違いなくノーベル賞を獲っている。

大谷翔平が史上最高のアスリートなのかどうかには、まだ議論が必要だ。少なくとも、野球のくくりですら、彼よりも優れた投手、優れた打者は存在しているのだから。

とはいえ、同一人物が同一試合で3ホーマーを放ち、10奪三振を奪うというのは、まさしくユニコーン(同じ種類のプレーヤーは1人もいない)。

ノーベル物理学賞なら「なぜそんなありえないはず事象が起きたのか」を、科学的に説明しなければならない。

それができていない現時点では、大谷翔平の発見はノーベル賞クラスとは言えない。

それにしても…150年以上も交わらなかった集合体が、どうして交わったのか?いや、たった一つだけの異分子として大谷翔平の存在を無視すると、やはり「この二つの集合体はけして交わることがない」という法則は崩れていないのではないか?

おそらく、今後150年もそれ以降も異分子は出現しない。

となると、大谷翔平はユニコーンというよりはbug(バグ)ではないか?

絶対交わらない二つの集合体が、同時にバグってしまい、それが大谷翔平なのではないか。

ただ、この仮説にも懸念点はある。

もし来シーズン、同一人物で1試合4ホーマー、15奪三振なんかを記録されたらどう説明するのか?…なんだか、それでもすまない気がする…。

やはり、1試合3ホーマー、10奪三振程度でノーベル賞はおこがましい。

いずれにしても、このバグは野球界だけの問題にとどまらない。

他のスポーツ界にも〝大谷翔平〟はいるのではないか?



マイケル・ジョーダンは大谷翔平よりも優れたアスリートだろう。

大谷翔平の業績は、タイガー・ウッズのそれにはまだ遠く及ばない。

ディエゴ・マラドーナの方が大谷翔平よりも世界を驚愕させた。

モハメド・アリが示した社会的・歴史的影響力は、大谷翔平には微塵もない。

Greater Than Ohtani?
How Other Top Performances
Match Up Against
the Dodgers’ Two-Way Star


ドジャースの一選手にすぎない大谷翔平が史上最高のアスリートであるなんて、許せないし許さない。いや、許してはいけない。

大谷翔平を上回る〝狂気の沙汰〟を紹介していこうじゃないか。






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ESPNが記録にも記憶にも残る今年のポストシーズンの激闘を記念して「ワイルドカード時代のPS史上最高」をさまざまな項目から選んでいます。


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「Top five pitchers 投手ベスト5」では山本由伸が(5勝1敗, 防御率1.45  37⅓ 回, 23 H, 33奪三振)で史上2位。

「ワールドシリーズのゲーム7で前夜に96球投げたにも関わらず、想像を絶する緊迫した場面で8つのアウトを奪い、第6戦と第7戦の勝利投手となった」。

1位はマディソン・バンガーナー(SFジャイアンツ)。2014年に4勝1敗, 防御率1.03 , 52⅔ 投球回, 28 H, 45奪三振)。




「Best single-game performances 1試合限定のベスト5」は、「あろうことか1位と2位を同一選手が占めた」。


1位は大谷翔平のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦。

「1試合で3本塁打を放ち、10奪三振を達成した選手は、ワイルドカード時代はもちろん、レギュラーシーズンでさえも、歴史上一人も存在しない。3打数3安打、3本塁打、そして6イニングを無失点、10奪三振。史上最高の選手?1試合限定なら文句なし。ありえない」。



2位も大谷翔平。ワールドシリーズ第3戦

「そう、大谷がトップ2を独占した。レギュラーシーズンでも9回出塁した選手はわずか3人だけ、そのうち9打席でそれを達成したのはわずか1人だけ。それを彼はPSの大舞台でやってのけた。

この第3戦は18イニングのマラソンゲームだったが、大谷は4打数4安打、本塁打2本、二塁打2本(ポストシーズンで長打4本を放ったのは歴史上わずか7人)、敬遠4つを含む四球5個。9打席9塁。もう一度、言わねばなるまい。ありえない」。

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