2015年8月29日に同じ場所で死闘を繰り広げたレオ・サンタクルスとアブナル・マレスの再戦です。
今更語ることではありませんが、この二人は噛み合います。スコアは115−113、116−112、117−111、2点差〜6点差ですが、1ラウンドの判定のズレですね。リマッチもサンタクルスが制しました。
正直、3度目はもうお腹いっぱいですね。西海岸のファンは違うんでしょうけど。
"It was a great fight -- another war," Santa Cruz said. "I had to be smarter. ... Abner is a great fighter. He left his heart out there."
「今回も、戦争みたいなすごい試合になった。より頭を使って戦わなければならなかった、アブナルは偉大なファイターだ。あいつのハートに敬意を表するよ。=レオ・サンタクルス=
8ラウンドには偶然のバッティングによって、サンタクルスは左目上をカットしてしまいます。
"A cut is a cut, It's just blood. If anything, it brings more hunger out of me."(切ってしまったものは仕方がない。 血が噴き出しただけだろ。他に何かあるか?といえば、俺は血を見て余計にハングリーになったってことだ)。
ファイターがカットしたときの決まり文句を、今日はサンタが言ってくれました。
かつて「ゴールデンボーイ・プロモーションズの生え抜きは世界王者になれない(GBPは選手を育てることが出来ない)」というジンクスを打ち破ったマレス(31勝15KO3敗1分)も、潔いコメントを出してます。
"Without a doubt, Leo is the No. 1 featherweight in the world, I said before the fight that the winner of this would be the best in the world. I take my hat off to him."(この試合の勝者が階級最強だと言ったけど、文句無しだ、レオこそ最強のフェザーだ。彼には脱帽するしかない、俺の負けだ)。
そのレオ(35勝19KO1敗)は、Undisputed Champion を目指します。
"Hopefully I am [the best featherweight in the world], But I leave it to the fans to say who is the best. ... I want Gary Russell. Let's unify. I'm not scared of anybody."(フェザー最強になれたかもしれないが、まだ世界王者がいる、ゲイリー・ラッセルと戦いたい、このクラスを統一しようぜ。誰が相手でも勝つのは俺だ)。
興行を統括したカリフォルニア州体育協会の発表で、サンタクルスの報酬は100万ドル、マレスは75万ドル。西海岸で飛び抜けて最高の軽量級カードでこの数字です。
もし、井岡一翔vs井上尚弥が実現していたら、サンタvsマレスを軽く凌駕していたでしょう。内藤大助vs亀田興毅から見下ろすと、興行規模や注目度(ボクシングの存在自体が耐えられないレベルの軽さになっている米国でも軽量級の注目度は信じられないくらいに低いです)は足元にも及びません。
日本のメディアも「ボクシング軽量級に海外メジャーなんて存在しない」ということを正しく報道して欲しいですね。「井上尚弥はラスベガスで1試合20億円稼ぐスターになる可能性がある」とか「WBSSのバンタムでも優勝賞金11億円」とか、欧米で人気のない軽量級でどっから誰が出すのか、ありえない金額です。

レオvsアブナルの前座では、ジャーメル・チャーロがオースティン・トラウトを2−0の判定で下して、ジュニアミドル級WBCバージョン王座の三度目の防衛に成功。
この試合をフェルナンド・ビラリアルは113−113の引き分けとスコアしましたが、彼は、永久に入院しないと治癒できないほど酷い眼疾を患っています。彼の眼が心配です、ご家族の方は一刻も早く目医者に連れて行ってあげてください!
チャーロ(31勝15KO無敗)は75万ドル、トラウト(31勝17KO5敗)は25万ドルを手に入れました。

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