★ホルヘ・リナレス防衛成功の続報です。

リナレス、右目のカットが少し心配ですね。

公式採点は 118−110、117~111×2の圧勝。ESPNのダン・ラファエル記者は119–109、いずれにしても一方的なスコアでしたが、数字以上にヘスタは粘りました。

CompuBox のパンチスタッツは、リナレスが585発放って171発を着弾(的中率29%)、ヘスタは515発中120のヒット(23%)と、手数・精度ともにベネズエラ人の王者が上回りました。

試合後に王冠をかぶったリナレス、なかなか似合ってました。
           IMG_0092

リナレスは「ヘスタのパンチは感じなかったが、4ラウンドか5ラウンドに右拳を痛めてしまった。それからは右を思い切り打てなくなった。拳の影響とヘスタが十分に仕上げてきたから、倒すことが出来なかった」と拳を負傷していたことを明かしました。

ヘスタは「私が戦ったのは世界王者。それは特別な経験だった。リナレスには序盤で私のスタイルにアジャストされてしまった。フレディ・ローチが立てたゲームプラン通りに戦ったが、あと一押し出来なかった」と敗北を認めています。

リング誌電子版は「無名のフィリピン人を圧倒できないようでは、マイキー・ガルシアやワシル・ロマチェンコには勝てない。リナレスが素晴らしいボクサーなのは十分証明されているが、次の段階の相手とは厳しいテストになるだろう」と辛口のコメント。

まあ、普通に考えればリナレスがマイキーやロマチェンコに勝ったら大番狂わせですからね。



★メインイベントは、ルーカス・マティセvsテワ・キラムの世界ウェルター級王者決定戦。

マティセも観客もフラストレーションがどんどん蓄積される一方だった展開を、ショート一発で終わらせてしまうなんて、やっぱりパンチのあるボクサーは面白いですね。
 
「逆転負け」と思えるほど、キラムは上手く戦っていたように見えましたが、7ラウンド終了時点の公式採点では69-64、68-65とアルゼンチンの強打者が明白にリードしていました。

マティセの今後ですが、厳しいでしょうね。ウェルターの強豪はキラムのように簡単には倒れてくれませんし、キラムよりもはるかにパンチもあります。

何よりも、彼が苦手とする速くて遠いリードジャブ を得意とするボクサーも多いですからね。 

まあ、でも見てて面白いファイターです。

「マニー・パッキャオ、ダニー・ガルシアと 戦いたい」とリング上で、生きる伝説やビッグネームとの対戦を希望しましたが、さて南米のKOマシーンの次戦は誰になるのか、注目です。



🍀メンソレータム?タイガーバーム?🍀 
IMG_0094 (1)
IMG_0093 (1)

マティセvsキラム戦。サドンデスとなった8ラウンド前のインタバルで、キラムのコーナーが使った小さなクリームをカリフォルニア州体育協会のインスペクターが取り上げました。

主審も臭いを嗅ぐなど確認したあと、インスペクターが「使ってはいけない。検査する」と没収しました。

インスペクターと主審が不審に思ったのですから、ワセリンの類ではありえません。

WOWOWで解説していた西岡利晃は「タイ人が使うことのある、臭いのきつい…」と心当たりがあるようでしたが。

アーロン・プライアーの〝ブラックボトル〟のような悪意のある薬物ではなさそうですが、いったい何だったんでしょうね。