【リング誌電子版】2012年五輪金メダリストが、初戦の奇妙な判定負けの復讐を果たした。今回の村田には、ジャッジは必要なかった。

【ESPN】初戦は村田がエンダムを何度もカンバスに送り込んだにもかかわらず、判定はエンダムだった。しかし、再戦ではエンダムには村田は強すぎた。

【ロイター】T議論を呼ぶスプリットデジションで敗北してから5ヶ月、31歳の日本人は判定など不要だと証明して見せた。


【フランス通信社でも「重たいパンチを何度も叩き込まれたフランス人王者は8ラウンド開始のゴングに答えることが出来なかった。2012年の五輪王者が、初戦の不可解な判定を払拭する明白なパフォーマンスを見せた」と完敗を認めています。】

タフなアッサン・エンダムがキャリア初のストップ負け。村田諒太の右はもちろん、左のジャブ、フックも効果的でした。村田のボディは、アマチュア世界一でしたが、プロでも大きな武器になることもあらためて証明されました。

普段は10kg近くリバウンドするエンダムですが、今回は5kg増の77kgでリングに上がりました。村田のプレッシャーと強打をスピードでかわす狙いだったのでしょうが、スタートから弱々しく、距離を潰すクリンチも中途半端でした。

エンダムは本調子でなかったのか、衰えが進んだのか、それとも村田の攻撃力に気圧されてしまったのか、いつもの野生が感じられませんでした。

それでも、ピーター・クイリンとデビッド・レミューの強打にも怯まず、諦めず、驚異の猛反撃を見せた不屈のライオンを圧倒し、力でネジ伏せたことは世界に向けて大きなアピールになったはずです。

初防衛戦は、ロンドン五輪決勝で退けたエスキバ・ファルカオになりそうです。対戦相手の質は相当低いとはいえ、18戦全勝12KO、さすが五輪銀メダリスト、綺麗に星を並べています。

五輪の決勝、世界選手権の準決勝で共に村田が勝っていますが、アマエリートのブラジル人は、宿敵へのリベンジに燃えているでしょう。

カネロ・アルバレス、ゲンナディ・ゴロフキンとの頂上決戦までには、2試合は挟まなければ辿り着けない状況ですが、世界的にはけして強豪と呼べないファルカオは問題なく沈めて、さらにアピールして欲しいですね。

兎にも角にも、素晴らしいタイトルマッチでした。