1 唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
   後(うしろ)の山に棄てましょか
  いえ いえ それは なりませぬ


2 唄を忘れた 金糸雀は
   背戸(せど)の小薮に埋(い)けましょか
  いえ いえ それはなりませぬ


3 唄を忘れた 金糸雀は
   柳の鞭(むち)でぶちましょか
  いえ いえ それはかわいそう




4 唄を忘れた 金糸雀は
   象牙の船に、銀の櫂(かい)
   月夜の海に 浮かべれば
      忘れた唄をおもいだす