プロボクシングの世界は、特に1980年代以降はスターシステムによって支えられてきました。
スターシステム。実力が人気を凌駕する他のスポーツでは、聞きなれない言葉です。
1970年代まで、ボクシングのスターは〝システム〟などで作らなくても決まりきっていました。

リング誌が創刊された1922年から辿ると、1920年代はジャック・デンプシー、30〜40年代にかけてはジョー・ルイス、50年代はロッキー・マルシアノ、60〜70年代はモハメドアリ。彼らは強烈なライバルたちとの〝スターウォーズ〟に勝ち抜いた超惑星でした。
しかし、1980年代を前にボクシング市場が死刑宣告が突きつけられてしまいます。
アリの引退が迫っているというのにヘビー級のスター候補は不在、さらにボクシングの人気と社会的ステイタスは下落一方…。
ボクシングメディアが1976年モントリオール五輪ライトウエルター級の金メダリスト、シュガー・レイ・レナードがアリからスーパースターのトーチを受け継ぐと期待したとき、多くの人は「レナードがヘビー級で戦えるわけがない」と笑いました。

「ボクシングはメジャースポーツだった」なんて言っても、いまでは誰も信じないでしょう。しかし、1981年のSPORTSMAN OF THE YEAR はシュガー・レイ・レナードだったのです…それ以来、ボクサーは誰一人その栄誉に輝いていませんが…
当時は「ヘビー級が動くが如くボクシングは動く」時代でした。ライトヘビー級やミドル級、ウエルター級も人気はありましたが、それは「ヘビー級と比べなければ人気がある」という但し書き付きの〝人気〟でした。
ヘビー級マーケットをドン・キングに押さえられたトップランクをはじめとしたプロモーターは「スピードはもちろんパワーも楽しめる中量級はヘビー級よりも面白い」とイベントを彩り、リング誌は年間PFP(THE BEST FIGHTER POLL)を始めてロベルト・デュランやトーマス・ハーンズ、レナード、ハグラーを1位からトップグループに配列し〝新時代〟を盛り上げました。
そこにはPFPをはじめとしたさまざまなギミックが仕込まれていたのです。
アリの時代までのリアルではなく、ところどころにフェイクをまぶした、このタイミングで私が米国ボクシングに惹きつけられたのは、ある意味必然でした。
「PFPでは中量級はヘビー級よりも上!」「ヘビー級を凌ぐファイトマネーにゲート収入!」…ボクシングメディアにはヘビー級への過敏な意識が溢れかえります。
しかし…。
どんなに大袈裟な表現を弄しても、「アリの時代までのヘビー級よりも世界中が注目している」というフレーズは絶対に語られることはありませんでした。
そこに触れると、全てが真っ赤な嘘になるからです。
ーーーいまなぜメイウェザーvsパッキャオ2なのか?
スターシステム。実力が人気を凌駕する他のスポーツでは、聞きなれない言葉です。
1970年代まで、ボクシングのスターは〝システム〟などで作らなくても決まりきっていました。

リング誌が創刊された1922年から辿ると、1920年代はジャック・デンプシー、30〜40年代にかけてはジョー・ルイス、50年代はロッキー・マルシアノ、60〜70年代はモハメドアリ。彼らは強烈なライバルたちとの〝スターウォーズ〟に勝ち抜いた超惑星でした。
しかし、1980年代を前にボクシング市場が死刑宣告が突きつけられてしまいます。
アリの引退が迫っているというのにヘビー級のスター候補は不在、さらにボクシングの人気と社会的ステイタスは下落一方…。
ボクシングメディアが1976年モントリオール五輪ライトウエルター級の金メダリスト、シュガー・レイ・レナードがアリからスーパースターのトーチを受け継ぐと期待したとき、多くの人は「レナードがヘビー級で戦えるわけがない」と笑いました。

「ボクシングはメジャースポーツだった」なんて言っても、いまでは誰も信じないでしょう。しかし、1981年のSPORTSMAN OF THE YEAR はシュガー・レイ・レナードだったのです…それ以来、ボクサーは誰一人その栄誉に輝いていませんが…
当時は「ヘビー級が動くが如くボクシングは動く」時代でした。ライトヘビー級やミドル級、ウエルター級も人気はありましたが、それは「ヘビー級と比べなければ人気がある」という但し書き付きの〝人気〟でした。
ヘビー級マーケットをドン・キングに押さえられたトップランクをはじめとしたプロモーターは「スピードはもちろんパワーも楽しめる中量級はヘビー級よりも面白い」とイベントを彩り、リング誌は年間PFP(THE BEST FIGHTER POLL)を始めてロベルト・デュランやトーマス・ハーンズ、レナード、ハグラーを1位からトップグループに配列し〝新時代〟を盛り上げました。
そこにはPFPをはじめとしたさまざまなギミックが仕込まれていたのです。
アリの時代までのリアルではなく、ところどころにフェイクをまぶした、このタイミングで私が米国ボクシングに惹きつけられたのは、ある意味必然でした。
「PFPでは中量級はヘビー級よりも上!」「ヘビー級を凌ぐファイトマネーにゲート収入!」…ボクシングメディアにはヘビー級への過敏な意識が溢れかえります。
しかし…。
どんなに大袈裟な表現を弄しても、「アリの時代までのヘビー級よりも世界中が注目している」というフレーズは絶対に語られることはありませんでした。
そこに触れると、全てが真っ赤な嘘になるからです。
ーーーいまなぜメイウェザーvsパッキャオ2なのか?
コメント
コメント一覧 (1)
テレビの顔色を伺わなくても、実力とSNSの実務力さえあれば、ニッチな世界で王様になれる時代です。朝倉兄弟が証明しました。もうテレビ時代の原田のような国民的スターは誕生せず野球では大谷翔平が最後の世代になるかもしれない。
那須川はテレビ+SNSを両方つかった売り込みがうまくテレビ時代から知名度をあげキックの世界でトップをとりました。井上はあまりSNSをつかわずテレビ時代にうまく知名度をあげ実力で客を客をうめられるボクサーになった。ただテレビ時代が終わりをつげこれからのボクシング界は他にプロ競技がおおく競争が激しくどうやって売っていくでしょう。いまだにメイウェザーやパックに頼っているくらい若い世代のボクシング界の人気が衰えてると思われる。
フシ穴の眼
が
しました