Saturday 27, December 2025
Mohammed Abdo Arena, Riyadh, Saudi Arabia
commission:UAE Boxing Commission
event name:The Ring V: Night of the Samurai
promoter:Fernando Beltran (Promociones Zanfer),
Andres Brambila (BXSTRS),
Alejandro Brito (BXSTRS),
Brendan Gibbons (Manny Pacquiao Promotions LLC),
Akihiko Honda (Teiken Promotions),
Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions),
Shisei Promotions,
Frank Warren (Queensberry Promotions)
inspector:Mary Jean Juarez- Cubcuban
timekeeper:Aldo Galvan, Richard Urquidez
doctor:Neil Scott
view on DAZN

リング誌から12月27日開催のTHE RING Ⅴ Night of the Samuraiを特集した「TAKING ON THE WORLD(日本が世界に打って出る)」。
サウジアラビアのイベントで「世界」と言われても困ってしまいますが、現在のリング誌にとってサウジこそが世界の中心。
発行元が米国だった時代は読者も少なく、ゆえにスポンサーも脆弱でしたが、潤沢なオイルマネーを〝輸血〟されて、サウジやUAEなど超富裕国の企業が全面広告をいくつも出稿しています。
これを「権威ある米国の専門誌」と表現している日本のメディアの感覚はどうなんでしょうか?
*********
日本のファイターたちが欧米のボクシングファンにとって死角であり続けている最大の原因は、欧米では極端に関心が低いジュニアライト級以下に才能が偏っていることです。
そして、コアでレアなボクシングマニアにとってもテレビで見る方法がなく、放送や配信時間が時差の関係からとんでもない時間帯になってしまうのが現実です。
さらに、ボクシングはマイナー化の坂道を転がり落ちています。
ヘビー級王者のオレクサンデル・ウシクですら「ニューヨークの街を歩いても誰も気づかない」、Fighter Of The Yearの授賞式に出席した井上尚弥がマディソン・スクエア・ガーデンの興行を訪れても、ボクシングファンですら彼を知らないからエドガー・ベルランガに群がってサインをねだる…。
ボクシング専門記者が集った授賞式では歓迎された井上も、カジュアルなボクシングファンには全く名前が知られていない、それはそれで当たり前です。
今回、行われる6試合のうち4試合が「日本vsメキシコ」ですが、井上と戦うアラン・ピカソも、中谷のセバスチャン・エルナンデスも、寺地拳四朗のウィリバルド・ガルシアも、堤麗斗のレオバルド・サンチェスも、メキシコですら微妙な存在です。
真のTAKING ON THE WORLDは、日本人が人気階級のスター選手に挑戦する、人気階級で面白い試合を繰り広げて勝ち続ける、人気階級で冒険的な試合をなん度も勝ち抜くーーーそこにしかありえません。
もちろん、日本から見た世界=米国のボクシング界が完全に死んでしまっている状況を考えると、米国への憧れにはもうなんの意味もない気がします。
すでに米国ボクシングが没落を始めていたとはいえ、40年前にマービン・ハグラーやシュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズの4キングスに割って入る日本人がいたなら、今の大谷翔平ほどの騒がれ方はしなくても、その評価は同等かそれ以上だったかもしれません。
しかし…いま、クロフォードを倒したとして、ボクシングファンだけの評価にとどまるでしょう。
それにしても、サウジ版(発行元はUAEドバイ)リング誌…。無料とはいえ、どれくらいの人が読んでいるんだろう?
断末魔の米国版リング誌は購読者が世界で1万人を切るという大惨事でしたが、米国版はそこそこ面白かったですから…。
Mohammed Abdo Arena, Riyadh, Saudi Arabia
commission:UAE Boxing Commission
event name:The Ring V: Night of the Samurai
promoter:Fernando Beltran (Promociones Zanfer),
Andres Brambila (BXSTRS),
Alejandro Brito (BXSTRS),
Brendan Gibbons (Manny Pacquiao Promotions LLC),
Akihiko Honda (Teiken Promotions),
Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions),
Shisei Promotions,
Frank Warren (Queensberry Promotions)
inspector:Mary Jean Juarez- Cubcuban
timekeeper:Aldo Galvan, Richard Urquidez
doctor:Neil Scott
view on DAZN

リング誌から12月27日開催のTHE RING Ⅴ Night of the Samuraiを特集した「TAKING ON THE WORLD(日本が世界に打って出る)」。
サウジアラビアのイベントで「世界」と言われても困ってしまいますが、現在のリング誌にとってサウジこそが世界の中心。
発行元が米国だった時代は読者も少なく、ゆえにスポンサーも脆弱でしたが、潤沢なオイルマネーを〝輸血〟されて、サウジやUAEなど超富裕国の企業が全面広告をいくつも出稿しています。
これを「権威ある米国の専門誌」と表現している日本のメディアの感覚はどうなんでしょうか?
*********
日本のファイターたちが欧米のボクシングファンにとって死角であり続けている最大の原因は、欧米では極端に関心が低いジュニアライト級以下に才能が偏っていることです。
そして、コアでレアなボクシングマニアにとってもテレビで見る方法がなく、放送や配信時間が時差の関係からとんでもない時間帯になってしまうのが現実です。
さらに、ボクシングはマイナー化の坂道を転がり落ちています。
ヘビー級王者のオレクサンデル・ウシクですら「ニューヨークの街を歩いても誰も気づかない」、Fighter Of The Yearの授賞式に出席した井上尚弥がマディソン・スクエア・ガーデンの興行を訪れても、ボクシングファンですら彼を知らないからエドガー・ベルランガに群がってサインをねだる…。
ボクシング専門記者が集った授賞式では歓迎された井上も、カジュアルなボクシングファンには全く名前が知られていない、それはそれで当たり前です。
今回、行われる6試合のうち4試合が「日本vsメキシコ」ですが、井上と戦うアラン・ピカソも、中谷のセバスチャン・エルナンデスも、寺地拳四朗のウィリバルド・ガルシアも、堤麗斗のレオバルド・サンチェスも、メキシコですら微妙な存在です。
真のTAKING ON THE WORLDは、日本人が人気階級のスター選手に挑戦する、人気階級で面白い試合を繰り広げて勝ち続ける、人気階級で冒険的な試合をなん度も勝ち抜くーーーそこにしかありえません。
もちろん、日本から見た世界=米国のボクシング界が完全に死んでしまっている状況を考えると、米国への憧れにはもうなんの意味もない気がします。
すでに米国ボクシングが没落を始めていたとはいえ、40年前にマービン・ハグラーやシュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズの4キングスに割って入る日本人がいたなら、今の大谷翔平ほどの騒がれ方はしなくても、その評価は同等かそれ以上だったかもしれません。
しかし…いま、クロフォードを倒したとして、ボクシングファンだけの評価にとどまるでしょう。
それにしても、サウジ版(発行元はUAEドバイ)リング誌…。無料とはいえ、どれくらいの人が読んでいるんだろう?
断末魔の米国版リング誌は購読者が世界で1万人を切るという大惨事でしたが、米国版はそこそこ面白かったですから…。
コメント