素人ボクヲタ

2025/08/30 13:53

すみません、無知なコメントで大変恐縮ですがフシ穴さんのご意見をお聞きしたいです。

私も井上がラスベガスで戦う意味は現状ほとんど無いと考えています。超軽量級のボクサーが日本よりも欧米を優先して試合をするメリットは皆無に等しいと思います。

ただ、井上を知っている欧米のコアなボクシングファンは、井上はホームの日本で試合をしているから有利なだけ、アメリカに来てアウェーで戦えというような事をSNS等でよく口にしているのを見かけます。(実際にアメリカで戦っても井上がアウェーになるケースはほとんど無い気がしますが...)

冷静に考えれば井上が日本でばかり戦うのは当たり前なことで、且つ井上を知っているくらいコアなボクシングファンであれば井上も対戦相手も日本で試合をした方があらゆる面でメリットが大きい理由も分かっている気がします。

自分たちの国で超軽量級がどのように扱われているかなんて当たり前に知っているでしょうし。

このような欧米ファン達が口にする「アメリカで戦え」という発言の真意は何でしょうか。

元記事: Virtues and Vices〜122ポンドの功罪 (編集)       IPアドレス:


E.T. Phone Home


ホームでしか戦わない。

大概の場合、「内弁慶だ」「引き篭もりだ」と非難の声を挙げるのはアメリカです。

そこには「米国がボクシングの中心地」という驕りと、超軽量級に限って見ると「日本の方が報酬が高い」という事情をよく理解していない無知が背景にあります。

また、運営側の立場からも「米国で戦え」という声は大きくなりがちです。

当たり前ですが、日本で試合をしている限り、米国側には何のうまみもありません。

逆に日本から放映権を買わなければいけないわけですから、金額は小さいとはいえ、ちょっとした〝貿易赤字〟です。

このブログでも紹介しているように、ESPNが自分たちの傘下にあるにもかかわらず、井上尚弥を「米国では全く無名」と挑発し続けたのは「米国に憧れてるんだろ?だったらこっちで(ESPNと強固な提携関係にある)トップランクのプロモートで試合をしろ」という理由以外には考えられません。

トップランクとESPNにとって、井上と契約したのは「ラスベガスに憧れている」と知っていたからで、T−モバイル・アリーナの大失態(あれこれ手を回しまくったのにキャパの50%も席を埋めれなかった事実をそう表現して差し支えないでしょう)について、ボブ・アラムは「大谷翔平のように日本からもっと旅行客が来ると思っていたのに、どうしてこんな結果になったのか私にもわからない」と語っていましたが、あの老人は井上と大谷のアトラクションが全く違う次元にあることを、100%わかってました。

日本側がチケットを買いまくり、おそらく会場費まで支払ったはずです。

ラスベガスのメガファイトは巨額のサイトフィー(カジノ側が上客が集まるのを見込んで支払う招致料)を伴うのが常識ですが、あのイベントでは会場費を支払っていたでしょう。

日本側が高額で放映権料を支払い、会場費なども負担するのですから、トップランクもESPNも全く懐を痛めていません。

さらに、日本側に高額で放映権料を売りつけたのも間違いありません。

「放映権料を支払うのはESPN」という馬鹿なのか狂信的な信者なのかわからない阿呆もいましたが、自分たちで制作したイベントを何で自分たちで買うのか、そんな常識すらわからない人まで生み出しているのが〝井上教〟です。

このイベントでESPNとトップランク、MGMグループは何のリスクもなく、儲けました。

だからこそ、アラムはノニト・ドネアを罵倒したように「井上は不良債権」とは吐き捨てませんでした。心の中では「井上はカモネギ」とほくそ笑んでいるでしょうが。

ESPNはこの夏でボクシングとトップランクを見限ってしまいましたが、トップランクとしては「カモネギにまた是非来て欲しい」と願っているでしょう。

Tモバを運営するMGMグループは帝拳と大橋に割引クーポンのメールを大量発送してそうです。

喜んで会場費を支払ってくれるのですから、米国にとって帝拳と大橋こそが上客でした。

しかし、さすがの帝拳&大橋も、そんなにしょっちゅう米国で大赤字興業を打って散財していては破産してしまいます。

「西岡利晃のMGM」は、グランドガーデンアリーナじゃないのに「パッキャオやメイウェザーも戦った」とWOWOWなどが喧伝したことから、多くの非難が噴出しました。

その〝反省〟を生かして「本物のTモバなら文句ないだろう!」と、工作したのでしょうが…。結局は日本向けの〝プロパガンダ〟です。

Number誌があの試合をまともに記事にしなかったのは、「〝そこ〟を避けて報道していてはボクシングの健康的な発展につながらない」という正義の意識からだったのかもしれません。

そう、不健康なのです。あんなことをやっていては、日本ボクシングの健康的な発展はありません。

そして、西岡利晃や井上尚弥という素晴らしいファイターに対しても失礼です。

MGMに憧れた彼らに、事実と真実を知らせない馬鹿がいるのです。

井上はラモン・カルデナス戦について「今度はアウエーかも」と、全く勘違いな言葉を発したのを聞いて、この人は何も知らされていないと確信しました。

このブログでも紹介しましたが、サウジアラビアの総合娯楽庁が、批判的な記事をアップしたボクシングシーンに取材パスを出さない・会見にも呼ばれないということがありました。

日本でも昨秋、NPBがMLBのダイジェストを日本シリーズ生中継にぶつけてきたフジテレビに取材パスを発行しないという狭量すぎる暴挙もありました。

「Tモバの興行について教えてください。そして、あんな酷い赤字興行で井上のファイトマネーは本当に10億円超えだったのですか?」なんて取材を申し込んだら、帝拳と大橋から出禁を喰らいますね、間違いなく。


さて、ホームでしか戦わないひきこもりと、アウエーをものともしないロード・ウォリアー。そこにあるのは「引きこもりはチキン」「ロード・ウォリアーは勇者」なんて短絡的な等式ではありません。

全てはお金の問題です。

マニー・パッキャオがに日本人なら、そして日本人として同じことをやってのけていたなら、彼の主戦場はラスベガスと東京(や日本の大都市)の二本立てだったでしょう。



引きこもりとロード・ウォリアー。

興味深いその類型を見渡してみましょうか。