サウジアラビアが買収、本部をUAEドバイに移したリング誌は、残念ながら以前とは全く別の雑誌です。
「残念ながら」というのは、100%個人的な感情です。

黄金とプラチナをふんだんに使ったリング誌特別ベルト。
誌面、編集方針(実際に編集方針を公表はしていませんがこの1年間の記事を読めば誰にでもわかります)は大きく変わっても、ボクシングファンが最も愛するリング誌ベルトのデザインは踏襲され、安っぽいブリキっぽい素材は、白磁っぽく変わり「カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォード」のために特別ベルトも製作されました。
そして、かつてはプロモーターの確執から実現しなかったカードが続々と成立させてきました。これは、もう「今までが狂ってた」とはいえ、サウジの最大の功績です。
トゥルキ・アル=シャイフ長官がぶちあげた「ボクシングの復興(3150ではありません)」は、UFCを見習って世界的な統括団体の創設(つまり認定団体を追放する)、オリジナル8を目指した階級の削減まで匂わせています。
地球上のボクシングファンは1人残らず「エディ・ハーンとフランク・ウォーレンは激しく憎しみ合う不倶戴天の敵」と確信していましたが、サウジが間に入るとまるで恋人同士のように満面の笑みを浮かべて抱きしめ合い、互いのファイターをぶつける共同興行までやっちゃうのです。
ーーーそれにしても、ロゴはダサくなりました。どうして変えたのでしょうか?

⬆︎サウジ版の「THE RING」。
⬇︎米国版の「The RING」。

さて、⬆︎このリング誌はクラシックなデザインですが、米国版の最終号(2022年11月/12月合併号)、つまり最も新しい表紙です。
その意図は「1922年の創刊号はこうあるべきだった」。

実際の創刊号⬆︎は米国最大のプロモーターのテックス・リカードと、英国ボクシングの大スポンサーである貴族のロード・ロンズデール。
100年前に英米の〝背広族〟を表紙に起用してしまったことを、「大衆を熱狂させたジャック・デンプシーを表紙にすべきだった」と後悔しているのです。
その意味では、100年の歳月を挟んで創刊号の表紙が二つあるとも言えます。
現在のサウジ版は、この後悔を引き継ぐ編集ではありません。サウジアラビアの総合娯楽庁の機関誌、回覧板です。

中心はファイターではなく、いつだって長官…。油まみれの記念撮影です。

前置きが長くなりました…井上尚弥でもここまでフューチャーされなかったという6ページにわたってリング誌が大きく特集した那須川天心の話をしようとしたのですが…。
前置きが長くなったというよりも、もはや話のテーマがサウジ版リング誌への批判になってしまいました。
「残念ながら」というのは、100%個人的な感情です。

黄金とプラチナをふんだんに使ったリング誌特別ベルト。
誌面、編集方針(実際に編集方針を公表はしていませんがこの1年間の記事を読めば誰にでもわかります)は大きく変わっても、ボクシングファンが最も愛するリング誌ベルトのデザインは踏襲され、安っぽいブリキっぽい素材は、白磁っぽく変わり「カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォード」のために特別ベルトも製作されました。
そして、かつてはプロモーターの確執から実現しなかったカードが続々と成立させてきました。これは、もう「今までが狂ってた」とはいえ、サウジの最大の功績です。
トゥルキ・アル=シャイフ長官がぶちあげた「ボクシングの復興(3150ではありません)」は、UFCを見習って世界的な統括団体の創設(つまり認定団体を追放する)、オリジナル8を目指した階級の削減まで匂わせています。
地球上のボクシングファンは1人残らず「エディ・ハーンとフランク・ウォーレンは激しく憎しみ合う不倶戴天の敵」と確信していましたが、サウジが間に入るとまるで恋人同士のように満面の笑みを浮かべて抱きしめ合い、互いのファイターをぶつける共同興行までやっちゃうのです。
ーーーそれにしても、ロゴはダサくなりました。どうして変えたのでしょうか?

⬆︎サウジ版の「THE RING」。
⬇︎米国版の「The RING」。

さて、⬆︎このリング誌はクラシックなデザインですが、米国版の最終号(2022年11月/12月合併号)、つまり最も新しい表紙です。
その意図は「1922年の創刊号はこうあるべきだった」。

実際の創刊号⬆︎は米国最大のプロモーターのテックス・リカードと、英国ボクシングの大スポンサーである貴族のロード・ロンズデール。
100年前に英米の〝背広族〟を表紙に起用してしまったことを、「大衆を熱狂させたジャック・デンプシーを表紙にすべきだった」と後悔しているのです。
その意味では、100年の歳月を挟んで創刊号の表紙が二つあるとも言えます。
現在のサウジ版は、この後悔を引き継ぐ編集ではありません。サウジアラビアの総合娯楽庁の機関誌、回覧板です。

中心はファイターではなく、いつだって長官…。油まみれの記念撮影です。

前置きが長くなりました…井上尚弥でもここまでフューチャーされなかったという6ページにわたってリング誌が大きく特集した那須川天心の話をしようとしたのですが…。
前置きが長くなったというよりも、もはや話のテーマがサウジ版リング誌への批判になってしまいました。
コメント
コメント一覧 (1)
日本の発行している「WorldBoxing」を
英字、外国語版にして
電子書にしたら、海外でもうけるかも?
フシ穴の眼
が
しました