亀田和毅がIBFフェザー級王者アンジェロ・レオに挑戦するこの試合は「亀田家 最終章」とタイトルが付けられています。

「最後の戦いなのよ。オレらにしたら。和毅もこれで出されへんかったら最後なのよ。だから持っているもんを早く出して欲しいのよ。明日出すよ。オレが出させるしね」(亀田史郎)いうことで、陣営は「負けたら引退」と認めています。

和毅にとって、これが6年ぶりの世界戦。ここまで待たされたのは「フェザー級」という特殊事情があります。

興毅は「両者を合わせて(ファイトマネーは)100万ドル(約1億4000万円)以上。3150ファイトの興行史上過去最高額」と明かしているように、王者を呼ぶコストはジュニアフェザー級以下のクラスとは全く異なってきます。

カール・フランプトンやレオ・サンタクルス、ジョシュ・ウォリントンらが人気者がフェザー級を席巻した時代が過ぎ去ったことは幸いでしたが、彼らの時代なら「100万ドル以上」では済まなかったでしょう。

興毅は末弟の和毅について「(ライセンス剥奪で)日本で試合ができない期間があった。必ずしもいいボクシング人生を送れていない。ようやく、y和毅の舞台が作れた。勝負はどうなるかわからない。やりきって欲しい」と、フェザー級では好き勝手にチャンスを作るのが難しいという理由からも〝最終章〟であることを示唆しています。  


“I'm not intending to retire after this fight, whatever the result.”

しかし、当の和毅は「(負けたら引退)は「(プロモーターの)兄ちゃんと親父が言ってるだけで、俺には関係ない。この試合で勝っても負けても引退せぇへんよ」と、「負けたら引退」を完全否定しています。

気持ちはわかります。

「ここで負けたら亀田家は終わり」と言われてるのですから。

日本では単なるヒールではなく、世界でも類を見ない「弱いヒール」と蔑まれてきた亀田家の屈辱を晴らすためにはレオに勝って、日本中の手の平を返される可能性のある大勝負へ…それが出来るのは、もう和毅だけ。

とはいえ、ただの敗北ではなく、凄惨なKO負けなら和毅も泣いて決断するしかないでしょう。