3150 × LUSHBOMU vol.6

IBFフェザー級12回戦


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階級最強と目されていたルイス・アルベルト・ロペスをシーソーゲームの末に、衝撃的な10ラウンドKOで勝利、2階級制覇に成功した31歳のレオが迎える初防衛戦。

一方、7月に34歳になる〝亀田家の最終兵器〟和毅は一族の悪行三昧からメキシコでプロデビューという数奇な運命を辿りながら2013年8月1日にWBOバンタム級王者パウルス・アンブンダをフィリピン・セブ島で攻略、日本人初のWBOタイトルホルダーになりました。

翌2015年に和毅が2度挑戦したジェイミー・マクドネルはWBAセカンド王者(スーパー王者はアンセルモ・モレノを大番狂せで破ったファン・カルロス・パヤノ)で、リング誌やESPNなどまともなメディアからは王者と認められていません。

2018年11月12日に決定戦でアビゲイル・メディナを破ってWBC暫定ジュニアフェザー級王者となりますが、もちろんこのタイトルも上位王者レイ・バルガスが存在するため、カウントされません。そして、バルガスとの激闘という名のペチペチvsグズグズの泥試合に敗退。

亀田がレオに勝利してIBFのストラップを獲得すると、WBOバンタムから1階級飛ばしの2階級制覇。アルファベットタイトルは2015年5月9日のマクドネルとの初戦に臨んだ時点で剥奪されたWBOバンタム以来、10年と15日ぶりの奪冠となります。

ウィリアムヒルのオッズはレオの勝利が1/5(1.2倍)、和毅が10/3(4.33倍)。

和毅のキャリアでわずか2試合しかないアンダードッグですが、今回はレイ・バルガス戦=バルガス勝利が1/3(1.33倍)、亀田9/4(3.25倍)=を超える不利予想。

1−5で不利という掛け率は、現在の両者の勢い、充実度を考慮すると常識的な数字です。

レオは和毅に匹敵するペチペチボクサー、スティーブン・フルトンに負けているから「ペチペチが苦手」という仮説も虚しく響きます。

それでも、重装な攻撃力を持つ〝ベナド〟ロペスでなくレオへの挑戦となったのは一縷の望み。さらに、「那須川天心よりも遅いけど経験は豊か」「手の内はわかっている。油断はしない」という過去のスパーリング経験からの発言、繰り返される「井上尚弥との対戦を希望する」という言葉からは明らかに油断が浮かび上がっています。

もちろん、永遠不滅のペチペチ和毅には全く怖さはありません。ロペス戦前の「ミスしたらそこで終わり」という緊張感はレオになく、早めの来日は調整のためではなく親日家のレオが望んだ観光のためだったようです。

和毅にしっかり踏み込んでパンチを打つ勇気があれば、番狂せの可能性は十分あるのですが…デビューから17年、46戦かかってもできなかったことが、いきなりできるとは思えません。

明白にポイントがリードされているのがわかってて終盤戦を迎えても、玉砕戦法もとれないままペチペチを貫徹して完敗ーーー残念ながら、これが一番起こりうるストーリーでしょうか。