1月27日、T -モバイル・アリーナでデビッド・ベナビデスvsデビッド・モレルの生配信をご覧になった方も(もちろん現地で見ていた方も)マイケル・カッツを追悼する哀悼の十点鐘を聞いたはずです。
ベレー帽にふさふさの顎髭、奇妙な首飾りで目を引いたリングサイドの住人は、ニューヨーク・ブルックリンの介護施設から天国に招かれました。
トレーナーやマネージャーではなく、もちろんファイターでもなく、彼がボクシングライターであることはその風貌からも容易に想像できました。
歯に衣着せぬ、という表現がありますが、カッツは真実ならどんなことでもペンをふるう正義漢でした。
しかし、今なら〝炎上〟の大問題になる〝事件〟も少なくありませんでした。
「雑魚を選ぶ偽物のスターども」「認定団体など一つ残らず廃止してしまえ」「ファンの希望に耳を貸さない愚かなプロモーター」…彼が紡いだ活字は、ときとしてファイターや関係者を激怒させ、ボブ・アラムから名誉毀損で訴えられるハメにもなりました。
ちょっと待てよ?アラムに名誉毀損で訴えられるということは、卑劣な極悪人を怒らせたということですから、至高の正義を貫いたということで、これ以上の名誉はないということですね。
カッツは、同じ報道仲間でもプロモーターやテレビ局に媚びへつらう記者には厳しく、そんな記者にはペットボトルを投げつけたり、後頭部を殴ったりもしました。
エプロンサイドに寄りかかるカメラマンと記者は100年以上にわたって戦い続けている怨敵ですが…普通の記者は「試合が見えないからロープの下で撮れ!」と怒鳴るまでですが、彼は言うことを聞かないカメラマンたちの頭をモグラ叩きのように杖で叩いたのです。
Not proper behavior. (それ、今の時代にやったらアウトです)。
ニューヨークタイムズ、ニューヨーク・デイリーニュースのボクシング記者として活躍したカッツを師匠であり喧嘩相手だったと懐かしむのは、カッツをHasidic psychedelic(超正統派の狂人)と呼んだESPNの解説者マーク・クリーゲルです。
「リングサイドの記者席ですら、肘と肘が当たる狭さに怒りをぶちまけてたよ。こんなひどい記者席は他のスポーツではありえない、って。嘘やお世辞は絶対に書けない、昔気質のthe last angry man(最後の怒れる男)だった。もっと彼の話を聞きたかった」。
"The only real sports in the world are boxing and horse racing. But you can corrupt people more easily than horses, so horse racing is more honest."
この世界で本物のスポーツと呼べるのはボクシングと競馬しかない。他は全部、偽物だ。しかし、人間はあまりにも簡単に堕落するから、競馬の方がマシかもしれない。
"There are some great people in boxing. Fighters, in particular, have a certain nobility about them."
こんなボクシング界にも立派な人はいる。特にファイターは、ある種の高貴さを持っていることさえあるのだ。
"There are times when I get fed up with the bullshit and the way fighters are exploited, and I feel like walking away from it all. But when I’m covering a great fight - Leonard-Hearns, Pryor-Arguello, Holyfield-Tyson - you know which ones the great fights are -- I know in my heart that it’s an honor and a privilege to be at ringside writing about boxing."
ボクシングを見ていると、ファイターを搾取する卑劣な話が溢れていて、もうこんな腐った世界からは離れようとうんざりすることがある。それでも、そんなファイターたち、レナード対ハーンズ、プライアー対アルゲリョ、ホリフィールド対タイソンのような素晴らしい試合をリングサイドで見てしまうと、このスポーツに携わり、このスポーツについて書けることの幸せを感じてしまうのだ。
"If you want to write about fighters, go to the gyms. Stop fucking around at press conferences and go to the gyms and talk to the fighters and trainers there."
ファイターについて何かを書くなら、ジムに行け。華やかな記者会見でふざけるのはやめて、ファイターとトレーナーから本音を聞き出せ。
ベレー帽にふさふさの顎髭、奇妙な首飾りで目を引いたリングサイドの住人は、ニューヨーク・ブルックリンの介護施設から天国に招かれました。
トレーナーやマネージャーではなく、もちろんファイターでもなく、彼がボクシングライターであることはその風貌からも容易に想像できました。
歯に衣着せぬ、という表現がありますが、カッツは真実ならどんなことでもペンをふるう正義漢でした。
しかし、今なら〝炎上〟の大問題になる〝事件〟も少なくありませんでした。
Not proper behavior. (彼の行動には共感するが、他にもやり方があるだろう)。
「雑魚を選ぶ偽物のスターども」「認定団体など一つ残らず廃止してしまえ」「ファンの希望に耳を貸さない愚かなプロモーター」…彼が紡いだ活字は、ときとしてファイターや関係者を激怒させ、ボブ・アラムから名誉毀損で訴えられるハメにもなりました。
ちょっと待てよ?アラムに名誉毀損で訴えられるということは、卑劣な極悪人を怒らせたということですから、至高の正義を貫いたということで、これ以上の名誉はないということですね。
カッツは、同じ報道仲間でもプロモーターやテレビ局に媚びへつらう記者には厳しく、そんな記者にはペットボトルを投げつけたり、後頭部を殴ったりもしました。
エプロンサイドに寄りかかるカメラマンと記者は100年以上にわたって戦い続けている怨敵ですが…普通の記者は「試合が見えないからロープの下で撮れ!」と怒鳴るまでですが、彼は言うことを聞かないカメラマンたちの頭をモグラ叩きのように杖で叩いたのです。
Not proper behavior. (それ、今の時代にやったらアウトです)。
ニューヨークタイムズ、ニューヨーク・デイリーニュースのボクシング記者として活躍したカッツを師匠であり喧嘩相手だったと懐かしむのは、カッツをHasidic psychedelic(超正統派の狂人)と呼んだESPNの解説者マーク・クリーゲルです。
「リングサイドの記者席ですら、肘と肘が当たる狭さに怒りをぶちまけてたよ。こんなひどい記者席は他のスポーツではありえない、って。嘘やお世辞は絶対に書けない、昔気質のthe last angry man(最後の怒れる男)だった。もっと彼の話を聞きたかった」。
"The only real sports in the world are boxing and horse racing. But you can corrupt people more easily than horses, so horse racing is more honest."
この世界で本物のスポーツと呼べるのはボクシングと競馬しかない。他は全部、偽物だ。しかし、人間はあまりにも簡単に堕落するから、競馬の方がマシかもしれない。
"There are some great people in boxing. Fighters, in particular, have a certain nobility about them."
こんなボクシング界にも立派な人はいる。特にファイターは、ある種の高貴さを持っていることさえあるのだ。
"There are times when I get fed up with the bullshit and the way fighters are exploited, and I feel like walking away from it all. But when I’m covering a great fight - Leonard-Hearns, Pryor-Arguello, Holyfield-Tyson - you know which ones the great fights are -- I know in my heart that it’s an honor and a privilege to be at ringside writing about boxing."
ボクシングを見ていると、ファイターを搾取する卑劣な話が溢れていて、もうこんな腐った世界からは離れようとうんざりすることがある。それでも、そんなファイターたち、レナード対ハーンズ、プライアー対アルゲリョ、ホリフィールド対タイソンのような素晴らしい試合をリングサイドで見てしまうと、このスポーツに携わり、このスポーツについて書けることの幸せを感じてしまうのだ。
"If you want to write about fighters, go to the gyms. Stop fucking around at press conferences and go to the gyms and talk to the fighters and trainers there."
ファイターについて何かを書くなら、ジムに行け。華やかな記者会見でふざけるのはやめて、ファイターとトレーナーから本音を聞き出せ。

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