「A KNOCKOUT NIGHT」と銘打たれたPBC×アマゾンプライムビデオのPPVイベント。

T−mobile arenaではメインのライトヘビー級12回戦「デビッド・ベナビデスvsデビッド・モレル」に向かって粛々とアンダーカードが消化されています。

現在はPPVイベントからは外れた(無料で視聴できる)カードが進んでいます。そんな前座に〝神童〟カーメル・モートン君が登場。

昨年11月30日に予定されていた133ポンドのライト級キャッチウエイト6回戦は、前日計量はなんと148.7ポンド、ウエルター級リミットも超えて中止に。

自己都合のヘンテコなキャッチウエイトで戦うことが多いモートン君、今回はライト級リミットの体重を作ることが出来たようです。


モートン君の計量は、MGMグランドガーデンアリーナで行われたPPVカードとは違い、MGMグランドの小さな会議室で。そして、狭い会議室から共有廊下に出て、計量後恒例のフェイスオフ。廊下でやる意味があるか?同じ神童でも那須川天心とは天地の差の扱いです。


対戦相手は、10歳年上の28歳のフランク・サルディバル。5勝3KO1敗1NCのキューバ人です。このブログではキューバ人を見つけると問答無用で「キューバの至宝」にしちゃう傾向がありますが、さすがにこの人をそう呼ぶのは無理があります。

今日の試合も初回から凡庸なキューバ人のパンチを不用意に浴びて大苦戦。サルディバルのパンチがどのレベルにあるのか誰もわからないので、モートン君が打たれ強いのかどうかもわかりません。ただ、そのディフェンス能力が世界基準とは大きくかけ離れた低レベルであることは間違いありません。

第3ラウンドにパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込みましたが、1発のパワーも欠落しています。

解説席で指摘されていたように「まだ18歳でも伸び代が感じられない」「まともな世界ランカーと戦えば、今夜の試合よりも短く終わる」のは素人目にも明らか。

ここまでの7試合でも、何かテーマを持ってステップアップしてきたという意図は全く読み取れず、モートン君の体重に合わせて勝てそうな相手を選んできただけにしか見えません。

それにしても、恐るべき神童がいたものです。