これから1ヶ月でPPVイベントが3つも組まれています。

まずは明日のAmazon Prime Video。

Tーモバイルアリーナを舞台に〝モンスタ〟デビッド・ベナビデスと、キューバの強打者デビッド・モレルのライトヘビー級12回戦に、アンダーカードにはイサック・クルスの復帰戦(vsアンヘル・フェーロ)と、WBCフェザー級王者ブランドン・フィゲロアvsスティーブン・フルトンがセット。

PPV料金は79.95ドル。



そして、22日のDAZNのPPVは、メインがライトヘビー級のUndisputed champion アルツール・ベテルビエフとドミトリー・ビボルの再戦。セミファイナルののIBFヘビー級王者ダニエル・デュボアvsジョセフ・パーカーを筆頭に、バージル・オルティスJr.やシャクール・スティーブンソン、ヂャン・ヂレイ、カラム・スミスが出場する6試合も世界タイトルマッチ。

こんなイベントは全盛期のドン・キングやボブ・アラムにも打てません。

さらに驚くべきはPPVの価格。サウジアラビアのリヤドシーズンにラインナップされたこのイベントの視聴料はなんと25.99ドル。

選手や陣営の渡航費や宿泊費、ファイトマネーをまかなうのに、@25.99ドルのPPVを500万件さばいてトントンじゃないでしょうか。採算度外視、無制限の予算を持つサウジアラビアならではです。

3月1日はWBAライト級王者ガーボンタ・デービスvsラモン・ローチをメインに、WBAジュニアウエルター級王者ホセ・バレンズエラvsゲイリー・アントゥアン・ラッセルと、WBCジュニアウエルター級王者アルベルト・プエジョvsサンドラ・マーティン。

こちらのPPVはAmazon Prime Videoですが、サウジの資金注入はないために75ドル。

こうして並べると、二つの事実だけが鮮烈に浮かび上がってきます。

まず、リヤドシーズンの豪華なマッチアップ。そして、やはりリヤドシーズンのPPV価格の安さ。

「トヨタにしようか、ヒョンデにしようか、どちらを買うか迷ても、ボクシングファンは見たいカードがあれば(何台でも)買う。サウジアラビアの価格破壊の影響は心配されているほど大きくはない」という意見もありますが、それは大間違いでしょう。