イスラエル・バスケスは、メキシカン・スタイルのエッセンスを全て詰め込んだ生粋のファイターでした。

その生々しい原色のボクシングは、同じメキシカンとの激突でより眩い火花を散らしました。オスカー・ラリオス、ジョニー・ゴンザレス、そしてラファエル・マルケス。

3度も返り咲いたタイトルはいずれも122ポンド。

殴られたら殴り返す。絶対に後ろに下がらない。自分か相手が倒れるまで殴り続ける。

「それがメキシカンだ。心が折れること?それはありえない」。

2019年に全身性強皮症=SSc(※)と診断され、体重は112ポンドまで落ちた。
※皮膚が硬くなる原因不明の病気。多彩な臓器、特に心臓や肺などの重要臓器にも病変を伴うこともある。

「1年近くもこの厄介な病気と付き合ってるんだ。免疫機能がやられるから他の病気にもかかりやすくなるし、皮膚だけじゃなく筋肉や内臓もやられてしいまう。何も治療しないと死んでたところだ」。

それでも、適切な治療を受けたバスケスの症状は安定してる。

「私の身に何かが起きると『ボクシングの後遺症だ』と決めつける人がいるけど、ああいうのはうんざりだ。これはボクシングのせいじゃないし、遺伝でもない。言ってみればそういう巡り合わせ(turn)だったってことだけだ」。

その後、癌と診断され過酷な闘病生活が続いていました。

マウリシオ・スライマンは「イスラエルがリングに上がることはもうないが、妻のラウラや子供たちは彼の勇気を永遠に誇りと思って生きてゆくだろう」。

長年のトレーナーだったフレディ・ローチは「私が攻撃型のファイターしか育てられないなんて言われるのは全部、イスラエルの責任だ。そう言われることは…実は嬉しかったよ。私が教えた選手は勇敢になるって言われるんだから。でも、もうみんなにバレてるから告白するけど、イスラエルは私が教える前から勇敢だった。とにかく最高のファイターだった」。

同じように癌と戦ったビリー・ディブは「心が張り裂ける思いだ。リングの中でも外でも強敵と真っ向から戦ったイスラエルこそが真のチャンピオンだ」。


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PFPとは無縁に見える喧嘩殺法でしたが、リング誌の年間PFPで最高6位、月間で4位と文句なしのPFPファイターでした。




ーーーボクシングファンがコロナ下で試合が見れなくなり、ショータイムが再放送した過去の名勝負の中でも「イスラエル・バスケスvsラファエル・マルケス」の4部作は大変な人気を博したそうです。

明後日、発表される殿堂入り。イスラエル・バスケスもリストアップされています。

イスラエル・バスケス。誰からも愛されるスタイルを持ったファイターでした。


Name: Israel Vazquez

Alias: Magnifico

Birth Name: Israel Vazquez Castaneda

Hometown: Huntington Park, California, USA

Birthplace: Mexico City, Distrito Federal, Mexico

Died: 2024-12-02 (Age:46)

Stance: Orthodox

Height: 164cm/Reach: 169cm

Trainers: Freddie Roach (-2007),
     Rudy Perez (2007-)

Manager: Frank Espinoza

Promoter: Golden Boy Promotions


https://fushiananome.superknova.org/archives/23325888.html