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このブログでも紹介していますが、東海岸のスポーツシーンでのNYヤンキースの存在感は特別です。

そして、アーロン・ジャッジの人気は大谷翔平を圧倒的に上回ります。少なくともネットや新聞、テレビなどの露出では。

それでも、ポストシーズンの戦前の主役は大谷翔平が優勢です。「戦前の主役」なんて、これほどどうでもいい言い回しはありません。本物の主役は、戦いが終わった時に明らかになるのですから。

野茂英雄が竜巻を起こしてコジ開けたMLBへの道は今や完全に舗装され、NPBのスター選手は当たり前に太平洋を渡るようになりました。



ビフォー野茂の時代。インターネットもない時代。MLBは「大リーグ」が通り名で(今でもNHKは好んでこの言葉を使っています)、それは遠い遠い世界の怪物ランドでした。

星飛雄馬は血の汗を流しながら「大リーグボール」を投げ込み、番場蛮がボロボロになって立ち向かうラスボスはMLBの強打者でした。

時代は移り変わり、いま。リハビリ中の日本人が涼しい顔で弾丸の軌道でホームランを54本も放ち、69盗塁も決めて、三冠王まであと少しのところの迫る、そんな時代になりました(あの人だけが特別というのが正確な見方なのでしょうが)。

僕らの時代。遠い「大リーグ」でも断片的な情報には触れることが出来ました。

ピート・ローズは、そんな断片的な情報の中の主人公の一人でした。

ビフォー野茂の世代が「大リーガーはどんな時でも全力プレーを怠らない」と信じていたのは、彼の存在でした。

野球賭博に関わったことでMLBから永久追放され、日本ではイチローや大谷に批判的な発言が大きく報じられたことから「狭量なレジェンド」という烙印を捺されているかもしれません。

しかし、現役時代の輝きは極東の島国にもきらびやかに届いていました。

ドン・ブレイザーとの不思議な巡り合わせもあり、日本の野球ファンにとっても身近に感じてしまう存在でした。

さよなら、ガッツマン。さよなら、チャーリー・ハッスル。