
プロアスリート。
20世紀初めまで、その代表はPrize Fighter(職業拳闘士)でした。
写真は、長らく米国スポーツメディアの権威であり続けた Sports Illustrated誌の創刊40周年号。表紙はモハメド・アリ。
大番狂せでソニー・リストンからタイトルを奪ったカシアス・クレイは、再戦でも不利と見られていましたが、ファントム・パンチで決定的な勝利を収めました。
ボクシング、正確にいうと世界ヘビー級チャンピオンこそがプロスポーツの王様であった時代が、確かにありました。
1954年創刊のスポイラ誌。その40年を振り返ったとき、表紙にすべき人物はアリを置いて他にあり得ませんでした。
それは、ロッキー・マルシアノでもジョー・フレイジャーでもマイク・タイソンでも、全くの役不足。
1974年はハンク・アーロンがベーブ・ルースの本塁打記録「714本」を塗り替えた〝国技〟ベースボールにとって歴史的な年でしたが、「THE BEST OF Sports Illustrated」が最も大きく扱ったのはRumble in the Jungle(キンシャサの奇跡)でした。
もちろん、ヘビー級以外の世界王者は格下で、軽量級ともなると熱心なファンでなければ関心を払わないという階級格差は現在と同じです。
それでも、1970年代までのボクシングを「メジャースポーツ」と呼んでも、誰にも笑われることがなかった時代です。
それなのに…この週末に世界で最も注目を集めた試合は、ジェイク・ポールの茶番劇でした。メディアの取り扱いは質量とも、井上尚弥はもちろんジェシー・ロドリゲスよりもはるかに上、テレンス・クロフォードも同列で語るレベルではありません。
ボクシングを「メジャースポーツ」と呼んで頭がおかしいと笑われるどころか、「ボクシングはスポーツ」と言って笑われる、そんな時代になってしましました。
このスポーツが再び、メジャーになるとはあり得ません。それどころか、今がマイナーの底でもないでしょう。
そして、スポーツの地位を取り戻すことも…。
コメント
コメント一覧 (1)
戦歴で見ればアリより上はいくらでもいますし、本人が言う通りロビンソンに並ぶものでもない
逆説的ですがyoutuber もといインフルエンサーの走りであると思います
フシ穴の眼
が
しました