張志磊(ヂャン・ヂレイ)がヘビー級のビッグネーム、デオンティ・ワイルダーを5ラウンドで破壊。

予想の範囲内の結果とはいえ、ボクシングの面白さをわかりやすく伝え続けてくれたThe Bronze Bomberが無惨に撃ち落とされた姿は、多くのファンにショックを与えました。

Wilder said before the fight that if he lost, "this could be the final goodbye, the farewell of Deontay Wilder."

「もし負けるようなことがあったら、今度こそ本当のさよならだ。デオンティ・ワイルダーの引退だ」と、戦前に語っていたワイルダー。

その「もし」が、これ以上ない残酷な形で現実となってしまいました。

一方で、キャリア最高の勝利を手にしたのがヂャン・ヂレイ。

アジアのボクシングファンからすると「史上初のヘビー級トップ戦線で活躍するファイター」です。

中国はさぞわきかえっているだろうと思いきや…新華社通信でも人民網でも主要メディアでの報道は私には全く確認できませんでした。

今回も、全く盛り上がっていないようです。

「中国ではボクシングは日本や米国以上にマイナースポーツだから」というのは事実にしても、鄒市明(ゾウ・シミン)という先行サンプルを考えると納得できる理由ではありません。

かつて、ヂャンと同じ自国開催の2008北京五輪で金メダルを獲得したゾウは「国民的英雄」と思える報道がなされていましたが、その差はどこにあるのでしょうか。

ヂャンは銀メダルだったから…というのも違う気がします。

中国を拠点にして最後は自身が中国にプロモーション会社を立ち上げたシミンと、ニュージャージー州ブルームフィールドに居を構え、ニューヨークやラスベガス、ロンドン、リヤドの巨大アリーナでメガファイトを繰り広げるヂャン。

一族郎党も米国に住居を移しているとしたら、共産党は人質を持たない状況で、ヂャンはいつグリーンカードを取得するかわからない未来の裏切り者です。



https://english.news.cn/20240531/7f24ba31030e49daba92af22da6ae92a/c.html


ヂャンの報道が見つからない一方で、マカオで行われていたバレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンドで、中国を大番狂せで破るなど大健闘した日本は絶賛されています。

開催地マカオはもちろん、北京や上海などでもキャプテン古賀紗理那はアイドルみたいな人気だそうです。

41歳の馬鹿でかい中年オヤジのヂャンに、女性ファンから黄色い声援が飛ぶというのも倒錯の光景ですが、もう少し盛り上がっても良いんじゃないでしょうか。

古賀は、政治・経済・国際面であれほど敵対、非難しまくってる日本人だというのに。

共産党にとって古賀は全く怖くないけど、ヂャンは怖いということでしょうか?

一番の不幸は中国にもいるだろう、多くのボクシングファンです。