今年のボクシング界も、ここ数年のトレンドであるUndisputed championの誕生に注目が集まっています。

来月17日にはヘビー級でオレクサンデル・ウシクとタイソン・フューリーが Undisputed championship を争います。

また、寺地拳四朗のジュニアフライ級、井岡一翔らのジュニアバンタム級など日本人がらみのクラスも、完全統一に向けて活発化しそうです。

そして、現在の北米ボクシングシーンで傑出したスター選手であるカネロ・アルバレスが対戦を避けたアルツール・ベテルビエフと、順風満帆に見えたカネロのキャリアを脱線させたドミトリー・ビボルによるライトヘビー級のUndisputed championshipも大きな興味を集めています。

ベテルビエフが、カナダ・ケベックシティであと数時間後にゴングが鳴らされるカラム・スミスを迎える防衛戦にクリアすると、4月か5月にサウジアラビア開催でビボル戦が内定していると見られています。


ライトヘビー級。クルーザー級と共にヘビー級の陰が差すクラスで日本のファンにとってはマイナー階級ですが、欧米では軽量級よりもはるかに注目されてきました。

ヘビー級とクルーザー級への進出が期待されるような強豪王者の登場と、下の人気クラスからスター選手が進出してくる、上下の〝進出〟が起きると一気に陽の当たる場所になるのです。

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2010年代からここまで、リング誌のFighter Of The Year にアドニス・ステベンソン(2013年)、セルゲイ・コバレフ(2014年)、ドミトリー・ビボル(2022年)と3人も選出されています。

全17階級でこの14年間で最多。ビボルは全米ボクシング記者協会(BWAA)のSugar Ray Robinson Awardも受賞しています(BWAAの2013年はフロイド・メイウェザー、2014年はテレンス・クロフォード)。

51歳まで世界のトップ戦線で活躍したバーナード・ホプキンスが、2010年代のキャリア後半に主戦場にしたのもライトヘビー級でした。

今年、このライトヘビー級でUndisputed champion が誕生すると1984年2月25日に主要3団体(当時)全てを統一したマイケル・スピンクス以来、40年ぶりとなります。