米国のボクシング専門サイトBOXINGNEWS24から「“The Monster” Unleashed: Inoue Plans Triple Threat In 2024!」をさらっと紹介。
このサイトは井上に辛辣な見方が多いのですが、その多くは軽量級の理解が浅い、日本のボクシング界を良く知らないことに起因するものです。

*********ジュニアフェザー級を完全統一した〝モンスター〟井上尚弥は、来年3試合を予定している。
その相手はルイス・ネリ、ムロジョン・アフマダリエフ、ジョンリール・カシメロ。
この3人についてはネリとアフマダリエフは最近敗北を喫し、カシメロもかつての勢いを失っており、ファンは大きな関心を持てないでいる。
No one asked for Inoue to fight any of these opponents, and it shows weakness on his part that he’s picking these three. Has Inoue lost his nerve after the punishment he took against Marlon Tapales?
誰も望んでいないのに、この3人との対戦を選んだのは、タパレス戦の苦戦で井上陣営が弱気になっているからなのか?※1
評価の下がった相手しかいない階級にこだわるということは、よりレベルの高いフェザー級に挑戦する自信がないからだろう。
タパレス戦での井上は、これまでのパワーが減退していたように映ったのは気のせいではない。タパレスは井上のパンチに良く耐えていた。もしフィリピン人が手数を増やすことができたら、井上はトラブルに陥っていたかもしれない。※2
井上がフェザー級に上がれば、タパレスどころじゃない打たれ強さとパワーを持ったファイターが控えている。
現在の世界王者は以下の通り。
WBO:ラファエル・エスピノサ
WBC :レイ・バルガス
IBF:ルイス・アルベルト・ロペス
WBA:オタベク・コルマトフvsレイモンド・フォードの勝者
いずれも井上のパンチは通用せず、逆に井上の顎に爆発的なパンチを叩き込んでくるだろう。※3
**********
※1このサイトが指摘しているように、減量苦のブランドン・フィゲロアに悶絶KO負けをしたネリと戦う必要があるか?というのは」一理あります。
しかし、ネリは日本ボクシング史上最大の悪役。「汚らわしいから日本に来るな」「井上と戦って高額報酬を手にするのは許せない」というのが、日本のボクシングファンの総意でしょう。当たり前ですが、興行において最も貴重なのはベビーフェイスのスーパースターではありません。
フロイド・メイウェザーや亀田一家の成功を見るまでもなく、誰もが唾棄する品性下劣なヒールこそが、より大きな興行的成功に必要なピースです。大谷翔平がヒールを演じたら、現在以上のセンセーションを巻き起こしているでしょう。
また、井上尚弥も悪役と下劣を演じて、シャクール・スティーブンソンやタンク・デービス、テレンス・クロフォードを侮蔑して挑発、でも結局彼らとは何だかんだ理由をつけて戦わず、弱くて貧しい軽量級の相手を徹底的に痛めつける、となると米国でも注目されるでしょう。
ネリの場合はメイウェザーのように計算づくでやっているわけではなく、しかも実力が伴わないという点で亀田一家と全く同じで「僕、そんなつもりではなかったんです」な情けないヒールですが、日本での商品価値は絶大です。
また、タパレスを舐め切って議論を呼ぶ判定で敗れたアフマダリエフは、再戦になればオッズは前回以上に開いてKOする可能性大でしょう。あの判定はタパレスには超ラッキーでしたが、アフマダリエフが不運だったとは言えません。本人が思ってる「不思議の負け」なんてありません。舐め切ったアフマダリエフに全ての責任があります。
傷物になったのは残念ですが、このクラスではアフマダリエフが最大の脅威であることは間違いありません。対戦となれば、井上がフェイバリットなのは間違いありませんが、キャリアで最も接近したオッズや予想になるはずです。
34歳のカシメロはパッとしない試合が二つ続いていますが、もともとムラっけのあるファイター。タパレスの番狂せはアフマダリエフ戦の微妙な1勝だけですが、カシメロはアムナット・ルエンロンとゾラニ・テテと強豪相手に目を見張るKO勝利を収めてきました。
実力的にはまだ高いと思いますが、悪役キャラとしてはネリよりも弱いだけに、順番としては先に戦いたい相手です。
いずれにしても、現在の122ポンドシーンで、この3人が弱いわけではありません。実力とストーリーを合わせるとベスト3でしょう。
そういえば、順調にカムバックロードを進んでいたテテがドーピングで4年間の出場停止、世界的な統括団体が存在しないとはいえ、最も強力なローカル団体・英国ボクシング管理委員会(BBBofC)から重い処分を下されたことは、他のローカルコミッションからも受け入れられないでしょう。ここがダメダメのJBCとBBBofCの違いです。
※2 オレクサンデル・ウシクはもちろん、マニー・パッキャオやメイウェザーを見るまでもなく「階級を上げて強打がそのまま」なんてまずあり得ません。井上の場合は慎重に十分な準備期間を設けてバンタム、ジュニアフェザーと上げてきました。あの後ろ重心で深く構えたタパレスを攻めあぐねるのは当たり前、圧倒的にポイントを取っていたのにKOを狙う姿勢を貫き、最後に仕留めたのはお見事でした。
ただ、階級を上げると井上が大きなアドバンテージとしていたリバウンドが小さくなる、あるいは逆に相手の方が重くなるということに悩まされるのは間違いありません。
今回も井上が前日計量の55.2kgキロから6kg増の61.3kg、タパレスは55.0kgキロから8.5kgをリバウンド、63.5kg。バンタム級時代までは珍しかった「井上の方が軽い」状態でした。
井上の13以上、タパレスの18ポンド以上のリバウンドでしっかり動けていたことは、「10ポンド前後が理想」とされていた従来の概念からはみ出す意味でも非常に興味深い試合でした。逆に見ると、私たちは当日計量時代では考えられない、ジュニアフェザー級(122ポンド)のタイトルを賭けたジュニアウェルター級(140ポンド)の試合を見ていたことになります。
また、タパレスの拙いにも程があるL字とショルダーロール(全く出来てないからそう呼ぶとメイウェザーが怒りそうです)がある程度機能した?ということは、軽量級には一人もいないこの技術の使い手なら井上を12ラウンド幻惑できる可能性大。とはいえ、最近でもこの技術を使いこなせたのはメイウェザーとアンドレ・ウォードだけ、井上の前に〝魔術師〟が立ち塞がることはなさそうです。
ただ、パッキャオやメイウェザーが見せたモデルチェンジを、井上はまだその一端も披露できていません。ノニト・ドネアのような引き出し一つの一面的なファイターなのか?それともパックメイのように高度な適応性を見せるのか?
※3 このメンツでとりあえずレイ・バルガスは論外。バルガスではスティーブン・フルトンですらKOできません。
このサイトは井上に辛辣な見方が多いのですが、その多くは軽量級の理解が浅い、日本のボクシング界を良く知らないことに起因するものです。

*********ジュニアフェザー級を完全統一した〝モンスター〟井上尚弥は、来年3試合を予定している。
その相手はルイス・ネリ、ムロジョン・アフマダリエフ、ジョンリール・カシメロ。
この3人についてはネリとアフマダリエフは最近敗北を喫し、カシメロもかつての勢いを失っており、ファンは大きな関心を持てないでいる。
No one asked for Inoue to fight any of these opponents, and it shows weakness on his part that he’s picking these three. Has Inoue lost his nerve after the punishment he took against Marlon Tapales?
誰も望んでいないのに、この3人との対戦を選んだのは、タパレス戦の苦戦で井上陣営が弱気になっているからなのか?※1
評価の下がった相手しかいない階級にこだわるということは、よりレベルの高いフェザー級に挑戦する自信がないからだろう。
タパレス戦での井上は、これまでのパワーが減退していたように映ったのは気のせいではない。タパレスは井上のパンチに良く耐えていた。もしフィリピン人が手数を増やすことができたら、井上はトラブルに陥っていたかもしれない。※2
井上がフェザー級に上がれば、タパレスどころじゃない打たれ強さとパワーを持ったファイターが控えている。
現在の世界王者は以下の通り。
WBO:ラファエル・エスピノサ
WBC :レイ・バルガス
IBF:ルイス・アルベルト・ロペス
WBA:オタベク・コルマトフvsレイモンド・フォードの勝者
いずれも井上のパンチは通用せず、逆に井上の顎に爆発的なパンチを叩き込んでくるだろう。※3
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※1このサイトが指摘しているように、減量苦のブランドン・フィゲロアに悶絶KO負けをしたネリと戦う必要があるか?というのは」一理あります。
しかし、ネリは日本ボクシング史上最大の悪役。「汚らわしいから日本に来るな」「井上と戦って高額報酬を手にするのは許せない」というのが、日本のボクシングファンの総意でしょう。当たり前ですが、興行において最も貴重なのはベビーフェイスのスーパースターではありません。
フロイド・メイウェザーや亀田一家の成功を見るまでもなく、誰もが唾棄する品性下劣なヒールこそが、より大きな興行的成功に必要なピースです。大谷翔平がヒールを演じたら、現在以上のセンセーションを巻き起こしているでしょう。
また、井上尚弥も悪役と下劣を演じて、シャクール・スティーブンソンやタンク・デービス、テレンス・クロフォードを侮蔑して挑発、でも結局彼らとは何だかんだ理由をつけて戦わず、弱くて貧しい軽量級の相手を徹底的に痛めつける、となると米国でも注目されるでしょう。
ネリの場合はメイウェザーのように計算づくでやっているわけではなく、しかも実力が伴わないという点で亀田一家と全く同じで「僕、そんなつもりではなかったんです」な情けないヒールですが、日本での商品価値は絶大です。
また、タパレスを舐め切って議論を呼ぶ判定で敗れたアフマダリエフは、再戦になればオッズは前回以上に開いてKOする可能性大でしょう。あの判定はタパレスには超ラッキーでしたが、アフマダリエフが不運だったとは言えません。本人が思ってる「不思議の負け」なんてありません。舐め切ったアフマダリエフに全ての責任があります。
傷物になったのは残念ですが、このクラスではアフマダリエフが最大の脅威であることは間違いありません。対戦となれば、井上がフェイバリットなのは間違いありませんが、キャリアで最も接近したオッズや予想になるはずです。
34歳のカシメロはパッとしない試合が二つ続いていますが、もともとムラっけのあるファイター。タパレスの番狂せはアフマダリエフ戦の微妙な1勝だけですが、カシメロはアムナット・ルエンロンとゾラニ・テテと強豪相手に目を見張るKO勝利を収めてきました。
実力的にはまだ高いと思いますが、悪役キャラとしてはネリよりも弱いだけに、順番としては先に戦いたい相手です。
いずれにしても、現在の122ポンドシーンで、この3人が弱いわけではありません。実力とストーリーを合わせるとベスト3でしょう。
そういえば、順調にカムバックロードを進んでいたテテがドーピングで4年間の出場停止、世界的な統括団体が存在しないとはいえ、最も強力なローカル団体・英国ボクシング管理委員会(BBBofC)から重い処分を下されたことは、他のローカルコミッションからも受け入れられないでしょう。ここがダメダメのJBCとBBBofCの違いです。
※2 オレクサンデル・ウシクはもちろん、マニー・パッキャオやメイウェザーを見るまでもなく「階級を上げて強打がそのまま」なんてまずあり得ません。井上の場合は慎重に十分な準備期間を設けてバンタム、ジュニアフェザーと上げてきました。あの後ろ重心で深く構えたタパレスを攻めあぐねるのは当たり前、圧倒的にポイントを取っていたのにKOを狙う姿勢を貫き、最後に仕留めたのはお見事でした。
ただ、階級を上げると井上が大きなアドバンテージとしていたリバウンドが小さくなる、あるいは逆に相手の方が重くなるということに悩まされるのは間違いありません。
今回も井上が前日計量の55.2kgキロから6kg増の61.3kg、タパレスは55.0kgキロから8.5kgをリバウンド、63.5kg。バンタム級時代までは珍しかった「井上の方が軽い」状態でした。
井上の13以上、タパレスの18ポンド以上のリバウンドでしっかり動けていたことは、「10ポンド前後が理想」とされていた従来の概念からはみ出す意味でも非常に興味深い試合でした。逆に見ると、私たちは当日計量時代では考えられない、ジュニアフェザー級(122ポンド)のタイトルを賭けたジュニアウェルター級(140ポンド)の試合を見ていたことになります。
また、タパレスの拙いにも程があるL字とショルダーロール(全く出来てないからそう呼ぶとメイウェザーが怒りそうです)がある程度機能した?ということは、軽量級には一人もいないこの技術の使い手なら井上を12ラウンド幻惑できる可能性大。とはいえ、最近でもこの技術を使いこなせたのはメイウェザーとアンドレ・ウォードだけ、井上の前に〝魔術師〟が立ち塞がることはなさそうです。
ただ、パッキャオやメイウェザーが見せたモデルチェンジを、井上はまだその一端も披露できていません。ノニト・ドネアのような引き出し一つの一面的なファイターなのか?それともパックメイのように高度な適応性を見せるのか?
※3 このメンツでとりあえずレイ・バルガスは論外。バルガスではスティーブン・フルトンですらKOできません。
コメント
コメント一覧 (14)
はないかと思います。ガヌーがPELと契約してフ
ューリーとサウジでイベントしたりいくらネリーが日本のリングにあがれなくてもサウジの興行で巨額のファイトマネー出すから井上と戦ってくれといえばどうにもなりません。
フシ穴の眼
が
しました
統一戦の場合は対象外なんでしょうか笑
本当にテキトーな業界ですねえ😅
フシ穴の眼
が
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フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました
タパレスが倒れなかったのもL字ガードというよりバックステップガード、ようは手数やパワーパンチ捨てて後ろに逃げるガード連発してたからですし。
そりゃ攻勢諦めてガード主体なら耐えられるかと。普通は。
まぁそれでもパワーに任せて殴りつけても倒せる井上がおかしいんですが。
現に手数からポイントからあらゆる面で井上尚弥が優勢、大してパンチが怖くないからバンバンフルスイングして削り殺されたに等しい内容でしたし。
下がる歩数が少ないポールバトラーのといった感じでしょうか。
ガード吹き飛ばすパンチ連発してたのみてると後2年もSB級に留まってほしくないですね…
フシ穴の眼
が
しました
ああいうのが許されてたことでボクシングはチンピラが跋扈してるイメージが拭えないわけで。
ボクシングファン含め格闘技業界はいい加減そういうところが問題だと認識すべきだと思いますが…
競馬を見習いましょう。
フシ穴の眼
が
しました