減量苦が代名詞のビッグネームがリングに上がりました。
10月7日 英国シェフィールド
WBAフェザー級12回戦
©️リー・ウッドvsジョシュ・ウォリントン
10月7日 米国ネバダ州ラスベガス
クルーザー級12回戦
ヒルベルト・ラミレスvsジョー・スミスJr.
劇的な7ラウンドTKOを飾ったウッドは戦前から「この試合が最後のフェザー級」と減量苦を訴え、タイトルを返上する予定で、次戦はジュニアライト級で行う意向です。
元WBOスーパーミドル(168ポンド)級王者スルド・ラミレスは、ライトヘビー(175)、クルーザー(200)と体重を上げてきました(今回の試合は192ポンド契約)。身長189㎝というフレームはあるものの、減量苦はクルーザーで落ち着くでしょうか?
減量苦で階級を上げること、体重超過の失態を侵してしまうことは、最近のファイターで特に顕著です。
加齢による新陳代謝の鈍化はあるにせよ、その想定を遥かに超えています。成長が一段落した成人男性にも関わらず、どうしてそんなことが起きるのでしょうか?
まず、試合数の減少が考えられます。年3回で多いという世界王者の試合数は、オフの大きな体重増を招いています。
試合数が多かった時代でも、過酷な減量を経た試合が終わると〝暴飲暴食〟で、体重の増減幅が大きかったファイティング原田は常に減量苦に付き纏われていました。
渡辺二郎が「減量苦を自慢したらあかん。リングに上がってからの戦いの厳しさを語るならまだしも、減量はリングに上がる前の大前提」と原田をたしなめていました。
当たり前です。パイロットや運転手が前日に「酒、飲みたくてたまらなかってけど我慢した」と自慢するのと同じです。
試合のない時期も節制し、過酷な減量から縁遠かった内山高志は「普段から体重を増やさないようにしていたら良いだけ」と語ります。
一方で、前日計量と当日のリバウンドという現代ボクシング特有のテクニカルな問題も横たわっています。
IBFは10ポンド制限ルールを設定してますが、軽量級でも井上尚弥や井岡一翔のように10ポンドを超えて増量してくる天才リバウンダーも珍しくありません。
ボクシングは体重制のスポーツです。しっかり動ける健康な状態なら重ければ重いほど有利となります。
人間の生理に大きく反した体重変動を繰り返せば、肉体が変動するのも当然です。
そこに、世界タイトルの価値暴落が覆い被さってくるのです。体重超過、タイトル剥奪、上の階級に…そんなことが安易に繰り返されているのは、ある意味で当然です。
1960年代なら、井上や井岡はどの階級で戦っていたのでしょうか?
あるいは、当日計量でフライ級を作っていた原田が現代リングで戦っていたら何階級制覇していたでしょうか?
10月7日 英国シェフィールド
WBAフェザー級12回戦
©️リー・ウッドvsジョシュ・ウォリントン
10月7日 米国ネバダ州ラスベガス
クルーザー級12回戦
ヒルベルト・ラミレスvsジョー・スミスJr.
劇的な7ラウンドTKOを飾ったウッドは戦前から「この試合が最後のフェザー級」と減量苦を訴え、タイトルを返上する予定で、次戦はジュニアライト級で行う意向です。
元WBOスーパーミドル(168ポンド)級王者スルド・ラミレスは、ライトヘビー(175)、クルーザー(200)と体重を上げてきました(今回の試合は192ポンド契約)。身長189㎝というフレームはあるものの、減量苦はクルーザーで落ち着くでしょうか?
減量苦で階級を上げること、体重超過の失態を侵してしまうことは、最近のファイターで特に顕著です。
加齢による新陳代謝の鈍化はあるにせよ、その想定を遥かに超えています。成長が一段落した成人男性にも関わらず、どうしてそんなことが起きるのでしょうか?
まず、試合数の減少が考えられます。年3回で多いという世界王者の試合数は、オフの大きな体重増を招いています。
試合数が多かった時代でも、過酷な減量を経た試合が終わると〝暴飲暴食〟で、体重の増減幅が大きかったファイティング原田は常に減量苦に付き纏われていました。
渡辺二郎が「減量苦を自慢したらあかん。リングに上がってからの戦いの厳しさを語るならまだしも、減量はリングに上がる前の大前提」と原田をたしなめていました。
当たり前です。パイロットや運転手が前日に「酒、飲みたくてたまらなかってけど我慢した」と自慢するのと同じです。
試合のない時期も節制し、過酷な減量から縁遠かった内山高志は「普段から体重を増やさないようにしていたら良いだけ」と語ります。
一方で、前日計量と当日のリバウンドという現代ボクシング特有のテクニカルな問題も横たわっています。
IBFは10ポンド制限ルールを設定してますが、軽量級でも井上尚弥や井岡一翔のように10ポンドを超えて増量してくる天才リバウンダーも珍しくありません。
ボクシングは体重制のスポーツです。しっかり動ける健康な状態なら重ければ重いほど有利となります。
人間の生理に大きく反した体重変動を繰り返せば、肉体が変動するのも当然です。
そこに、世界タイトルの価値暴落が覆い被さってくるのです。体重超過、タイトル剥奪、上の階級に…そんなことが安易に繰り返されているのは、ある意味で当然です。
1960年代なら、井上や井岡はどの階級で戦っていたのでしょうか?
あるいは、当日計量でフライ級を作っていた原田が現代リングで戦っていたら何階級制覇していたでしょうか?
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フシ穴の眼
が
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