Fighter of the Year Prediction


海の向こうでは大谷翔平の本塁打王と、直近3年で2度目のMVPが確実視されています。日本スポーツシーンに刻まれる、もしかしたら史上最高の偉業です。

さて、ボクシング界のMVPといえば…そうです、Fighter of the Year です。

今夜は少し気の早いFighter of the Year -Winnerを予想。

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◎(本命)テレンス・クロフォード。

➕:ジュニアウェルター級に続いてウエルター級でもUndisputed Championに。ウエルター級の完全統一と、完全統一王座の2階級制覇は、1990年代半ばからの四半世紀にわたる4団体時代で初めての偉業。

➖:今年、1試合しか戦っていないこと。年内にエロール・スペンスJr.と再戦して鮮やかに返り討ちにしたとしても、評価の大きな上積みは期待できない。敗北はもちろん、拙戦をしてしまうとFighter of the Yearの大本命の座が揺らぐ可能性も。



◯(対抗)ジャーメル・チャーロ。

➕:今週末にカネロ・アルバレスとのメガファイトに勝利すると、クロフォードに次ぐ2階級でのUndisputed Championに。米国史上最大の商品価値持つカネロに勝つ意味は計り知れません。

➖:クロフォードと同じ今年1試合しか戦っていないこと。2012年にノニト・ドネアが最も権威があるFighter of the YearであるSugar Ray Robinson Awardを受賞したとき「年間4試合の世界戦に全勝」も受賞理由の一つに挙げられました。

戦うチャンピオンが評価されるのは当然です。



◯(対抗)井上尚弥。

➕:交渉が順調に進んでいると言われるマーロン・タパレスとのジュニアフェザー級タイトル完全統一戦が実現すると、昨年12月のバンタム級に続き2階級でUndisputed Championに。

ライバルが年間1試合で終わりそうな気配の中、2試合を戦い122ポンドのタイトル・コレクションのコンプリートがほぼ確実。

➖:世界的なインパクトという点で大きく劣る「日本で行った超軽量級の2試合」がどこまで評価されるか?階級に貴賎がないとするなら、井上のFighter of the Yearはほぼ確実なのだが…。



△(短穴)寺地拳四朗。

➕:BoxRecのPFPで13位まで上昇、リング誌やESPNも「PFP目前」と評価するジュニアフライ級最強王者。

昨年は井上と共にFighter of the Yearにノミネートされるなど、専門家評価は抜群だが、今年もノミネートが精一杯か。来年の階級完全統一に期待。

➖:アンソニー・オラスクアガ、ヘッキー・ブドラーという新旧強豪の撃破は印象的だが、ライバルたちが2階級でのUndisputed Championという金看板を掲げているのと比べると訴求度は弱い。



☆(大穴)張志磊。

➕:チャーロ、井上と同じく「あと1試合」を年内にこなせば可能性があるのがヘビー級の張志磊。

その1試合が世界タイトルマッチになると、相手はWBC王者タイソン・フューリーか、Lineal/Ring/WBA/IBF/WBO王者オレクサンデル・ウシク。勝利前提でFighter of the Yearに激しくチャージします。

➖:非常に危険なヘビー級であることを証明した今、王者にとってはすぐに戦いたい相手ではありません。政治色が強烈な階級だけに、40歳の中国人に美味しい話は回って来ない。

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現時点で、クロフォード以外の候補者は「次の試合で勝てば」という条件付き。ウエルター級史上最も地味な35歳のUndisputed Championが大本命です。

対抗馬は完全統一王座の2階級制覇に王手をかけている、チャーロと井上。

チャーロはカネロ相手に明らかなアンダードッグなのに対して、井上はタパレスを何ラウンドで仕留めるか?。

最も起こりうるのはチャーロが敗北、井上快勝。そう考えると「◯(対抗)」の一番手は井上でも良かったのですが、何しろこのアワードをアジアにもたらしたのはマニー・パッキャオとノニト・ドネアだけ、ジュニアフェザー以下ではドネアだけという、アジア無縁のボクシング界最高賞だけに、ついつい弱気になってしまいますが…。