清原和博、中田翔、ファン・グスマン、ポール・スパダフォーダ。
彼らが〝一つ間違えば〟、王貞治や大谷翔平、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーになれたのか?
それは誰にもわからない。
ただ、彼らの才能は「そうかもしれない」という仮説を呼び込むのには充分だったが、「絶対にそうだ」と確信するにはあまりにも朧げなものだった。
そもそも、彼らほどの才能に巡り合えるだけでも途轍もない幸運なのに、「絶対にそうだ」なんて才能など滅多やたらに転がっているもんじゃない。
彼らは過剰な仮説を裏切っただけなのです。
******

https://fushiananome.superknova.org/archives/4855401.html
https://fushiananome.superknova.org/archives/29040561.html
2016年11月13日に行われたWBC強化試合で、その青年が打ち上げた急角度の弾丸ライナーが東京ドームの屋根を破壊したとき、複数の関係者がその直下に大慌てで駆けつけたのは、天井の破片など危険物が落ちてこないか、安全確認するためではありませんでした。
このとき使われていたのは大きく飛びにくい国際球。ドームの天井を破壊し、屋根がなければ推定飛距離160mの打球などあり得ないからでした。
NPBの飛ぶボールが混ざっていたと確信した彼らは、グラウンドに転がるそのボールを見て愕然とします。
なんと、ボールに刻印されていたのは国際球のマークだったのです。
「いったい、どうなってるんだ。NPBのボールに国際球のマークが入ってるぞ!杜撰にも程がある」。
本当に度肝を抜かれるのは、そのあとのことでした。
彼らの1人がボールを手に取ったときの衝撃は想像を絶するものだったでしょう。
目を閉じて握ってもわかります。それは大きくて、ツルツルしてて、重くて…NPBボールではあり得ませんでした。
あらためて破壊された天井を見上げた彼らの戦慄は、どれほどの大きさだったでしょうか。
そして、おそらく世界中で一番最初に大谷翔平のMLBでの大活躍を確信したのは彼らでした。
これから、あり得ないことがアメリカで始まる、と。

甲子園の優勝投手が、高卒1年目で二桁勝利。彼が日本を代表する投手になって、将来はアメリカに行くと多くの人が考えていました。
しかし、多くの人にとってそれは仮説の域を出ませんでした。
その仮説が裏切られたとき、外野の人々は好きなことを言いました。「技術的にも精神的にも大きな欠陥がある」「あんな制球難の投手は草野球でも使えない」。
しかし、彼のビデオを繰り返し見たオークランド・アスレチックスのスカウト陣は、そのボールを「絶対にそうだ」と確信します。
100マイルを投げる投手はマイナーにもゴロゴロ転がっているが、空振りを取れる、強打者を押し込めるボールを投げる投手はメジャーにもほとんどいない…。
「ラスベガス移転を控えたアスレチックスは今シーズンは捨てている。だから使ってもらえてるだけ。シーズンが終わればお払い箱」「MLBではどんな弱小球団でもあんな不安定な投手に手を出すことはない」。
ところが…。制球難の長身投手をアスレチックスから引き抜いたのは、弱小どころか首位争いを繰り広げるボルチモア・オリオールズ。「優勝するために必要なピース」として迎えられたのです。
日本でも彼のボールが速さや回転数、回転軸だけでは語れない特別なものであることは知られていましたが、それが世界でも1、2を争う、いや、おそらく世界〝1〟の剛球であることは誰も見抜けませんでした。
「絶対に無理」と決めつけられた大谷翔平と、「もう終わった」と見放された藤浪晋太郎。彼らもまた、別の意味で 仮説を裏切ったのです。
彼らが〝一つ間違えば〟、王貞治や大谷翔平、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーになれたのか?
それは誰にもわからない。
ただ、彼らの才能は「そうかもしれない」という仮説を呼び込むのには充分だったが、「絶対にそうだ」と確信するにはあまりにも朧げなものだった。
そもそも、彼らほどの才能に巡り合えるだけでも途轍もない幸運なのに、「絶対にそうだ」なんて才能など滅多やたらに転がっているもんじゃない。
彼らは過剰な仮説を裏切っただけなのです。
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https://fushiananome.superknova.org/archives/4855401.html
https://fushiananome.superknova.org/archives/29040561.html
2016年11月13日に行われたWBC強化試合で、その青年が打ち上げた急角度の弾丸ライナーが東京ドームの屋根を破壊したとき、複数の関係者がその直下に大慌てで駆けつけたのは、天井の破片など危険物が落ちてこないか、安全確認するためではありませんでした。
このとき使われていたのは大きく飛びにくい国際球。ドームの天井を破壊し、屋根がなければ推定飛距離160mの打球などあり得ないからでした。
NPBの飛ぶボールが混ざっていたと確信した彼らは、グラウンドに転がるそのボールを見て愕然とします。
なんと、ボールに刻印されていたのは国際球のマークだったのです。
「いったい、どうなってるんだ。NPBのボールに国際球のマークが入ってるぞ!杜撰にも程がある」。
本当に度肝を抜かれるのは、そのあとのことでした。
彼らの1人がボールを手に取ったときの衝撃は想像を絶するものだったでしょう。
目を閉じて握ってもわかります。それは大きくて、ツルツルしてて、重くて…NPBボールではあり得ませんでした。
あらためて破壊された天井を見上げた彼らの戦慄は、どれほどの大きさだったでしょうか。
そして、おそらく世界中で一番最初に大谷翔平のMLBでの大活躍を確信したのは彼らでした。
これから、あり得ないことがアメリカで始まる、と。

甲子園の優勝投手が、高卒1年目で二桁勝利。彼が日本を代表する投手になって、将来はアメリカに行くと多くの人が考えていました。
しかし、多くの人にとってそれは仮説の域を出ませんでした。
その仮説が裏切られたとき、外野の人々は好きなことを言いました。「技術的にも精神的にも大きな欠陥がある」「あんな制球難の投手は草野球でも使えない」。
しかし、彼のビデオを繰り返し見たオークランド・アスレチックスのスカウト陣は、そのボールを「絶対にそうだ」と確信します。
100マイルを投げる投手はマイナーにもゴロゴロ転がっているが、空振りを取れる、強打者を押し込めるボールを投げる投手はメジャーにもほとんどいない…。
「ラスベガス移転を控えたアスレチックスは今シーズンは捨てている。だから使ってもらえてるだけ。シーズンが終わればお払い箱」「MLBではどんな弱小球団でもあんな不安定な投手に手を出すことはない」。
ところが…。制球難の長身投手をアスレチックスから引き抜いたのは、弱小どころか首位争いを繰り広げるボルチモア・オリオールズ。「優勝するために必要なピース」として迎えられたのです。
日本でも彼のボールが速さや回転数、回転軸だけでは語れない特別なものであることは知られていましたが、それが世界でも1、2を争う、いや、おそらく世界〝1〟の剛球であることは誰も見抜けませんでした。
「絶対に無理」と決めつけられた大谷翔平と、「もう終わった」と見放された藤浪晋太郎。彼らもまた、別の意味で 仮説を裏切ったのです。
コメント
コメント一覧 (4)
フシ穴の眼
が
しました
と一瞬思ったんですがローチに「私が指導した中で一番の才能の持ち主」と言われたジェームス・トニーの再来のようだったファン・グスマンの方か
体重管理の出来なさもトニー並でしたな
フシ穴の眼
が
しました
日本では伸び悩みはなんだったのか?
素材は超一流!まさにダイヤの原石…でも原石も適切なカットをされないと本来の輝きを出せない。
阪神の首脳陣は、藤浪選手の活躍をどう思っているのか知りたいところです。
フシ穴の眼
が
しました