誰一人として、彼女たちのことを信じていませんでした。


前回大会の監督、高倉麻子は「急激に進歩した世界の中で、日本は取り残された」と、人ごとのように嘆きました。

英国BBCも米国のCNNも「アメリカ代表が3連覇、アレックス・モーガンが偉大なレガシーをコンクリートする大会」と決めつけていました。


「なでしこに勝ち目はない」「グループリーグを突破できたら上出来」…母国でも彼女たちを信じてくれる人はほとんどいませんでした。

どこの放送局も放映権料の支払いに二の足を踏んだのは、それが高騰しただけではありませんでした。

「サッカーW杯は公共性がある」と、NHKが手を差し伸べたとき。彼女たちは「ありがとう。絶対、後悔はさせません」と誓ったはずです。


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ボクシング、特に軽量級のオッズは石のように固まったままのことが珍しくありませんが、さすがメジャースポーツです。ほぼ全てのブッカーがオッズを叩いているのはもちろん、目まぐるしく変化しています。


次戦、世界3位のスウェーデンとのオッズは明白に有利。優勝オッズは26倍から6倍に。得点王争いは宮澤ひなたが単独トップ。

開幕前に誰がこんな〝非常事態〟を予想したでしょうか?

全ては、2年前に池田太が女子フル代表の監督に就任したときから始まっていました。


昨年の男子、サムライブルーも素晴らしいチームでしたが、PFP的な見方をすると、今大会のなでしこは日本史上最強チームに思えてきます。




凱旋帰国の暁には、民放のインタビューに答える前に、ちょっとだけエスプリを効かせてあげましょう。

「(インタビューの)放映権料、高いですよ」。