いよいよ明後日16時に、なでしこの初戦がキックオフ。

安心してください、NHK -BS、やりますよ。

https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/

日本での盛り上がりは昨年の男子と比べると、どうしようもないレベルです。男子サッカーは問答無用のメジャースポーツですが、女子サッカーはどんなに贔屓目に見ても「メジャー」とはいえません。

一方で、すでに紹介しているように、ESPNやスポーツ・イラストレイテッドなどで大きく扱われているように米国ではサッカー女子代表チームは間違いなくメジャースポーツ。

この関係は、ボクシング軽量級の構図と真逆です。

井上尚弥らボクシング超軽量級は米国では日本の女子サッカー以上に悲劇的なまでにマイナー、というか知られようともされない存在です。一般メディアはもちろん、総合スポーツメディアでも取り上げられることはまずないという地下マニアだけが嗜好するジャンル。

CNNスポーツなどでもジュニアフェザー級以下の超軽量級が扱われた記憶は、たったの一度もないほど。

なでしことボクシング超軽量級の最大の違いは〝真逆〟であるがゆえに、なでしこには米国に巨大な敵が存在するという一点に集約されます。

奇しくも、来週火曜日に米国人のステーィーブン・フルトンと井上が拳を交えますが、フルトンの米国での存在は日本女子サッカーとは比較対象にならないほど卑小です。

非常に残念な事実ですが、超軽量級では米国に倒すべきビッグネームなど滅多に存在しません。対戦交渉や競争入札の果てに井上が負けてラスベガスのリングに引っ張り上げられる…なんて存在はどこを探しても見当たりません。

時代が違いますが、ジュニアフェザー〜フェザー級時代のレオ・サンタクルスくらいでしょうか?

もし女子サッカーがボクシング軽量級のように富裕国では日本くらいしか需要がなければ、W杯を何度も日本に招致して、アレックス・モーガンあたりも「日本でなでしこと戦うのが夢」とか言っちゃてるかもしれません。

もちろん、そんなアナザーワールドでは米国はもちろん、日本でもアレックス・モーガンなんてほとんど誰も知らないでしょうが…。

現実は、そうではありません。



モーガンは、米国での人気はカネロ・アルバレスも凌ぐスーパースター。というか、女子サッカーと、ボクシング、人気スポーツとマイナースポーツを並べてしまっていることが間違いですが。

カネロに子供が生まれてもCNNでは放送されませんが、モーガンならトップニュースになってしまいます。

ラスベガスに憧れていた井上は可哀想ですが、なでしこは幸運です。



2011年のように劇的な勝利を重ねて、決勝で米国を撃破して優勝…そんな夢が簡単に描ける時代が終わっていることは百も承知です。

ただ、2011年の米国代表もスター軍団でした。そこから12年で大きくさが開いてしまったということなのですが…。

まずは、とにかく、土曜日のザンビア戦。世界ランキングこそなでしこの11位に対して77位と出場32チームで最下位ですが、なでしこが粉砕されても誰も驚かない破壊力を持っています。

東京五輪で2試合もハットトリックを決めたバンダは、スピードだけならモーガン以上。

今月行われた親善試合でも、世界ランク2位のドイツとの打撃戦を制して3−2で勝利。ボクサーで言えばデオンティ・ワイルダー。攻撃力は頭抜けています。

ただ、ディフェンスの穴はいくつもあります。まずはこのアフリカの強打者を破ることから、全てが始まります。

一次リーグの他の2カ国は、男子と同じコスタリカ(36位)とスペイン(6位)。ザンビアとコスタリカに手堅く勝利を収めて、余裕を持った状態でスペイン戦を迎えたいところです…なんて男子も同じように思ってましたがコスタリカに足元を掬われました。

さあ!なでしこ!米国のメジャーへ!出発進行です!!!