DARING TO BE GREAT:AN ANALYSIS AND PREDICTION ON THE STEPHEN FULTON-NAOYA INOUE CLASH

グレートになるためには危険は恐れない: 井上尚弥ースティーブ
ン・フルトンの激突を分析・予想する。

********リング誌電子版からです。 

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1.In what style will Fulton fight?〜フルトンはどんなスタイルで戦うつもりなのか?

フルトンはこれまで、どんな距離でも戦えることを披露してきた。 

アンジェロ・レオとブランドン・フィゲロアとは相手の土俵、打撃戦の危険を犯しながらも、勝ちきった。さらに、直近のダニエル・ローマン戦ではリーチを生かしたボクシングで相手に何もさせなかった。
 
井上を相手に距離を取るのか、それとも体をあずけてインファイトに持ち込むのか?おそらくバックステップを基本に、井上をいなそうとするだろう。ただし、この戦い方は前進する相手の攻勢がポイントに繋がるから、どこかで足を止めてパンチを交換する必要がある。

フルトンが下がりっぱなしにならずに、それができるか?


2.How will Inoue’s power play at 122 and can Fulton take Inoue’s best punch?井上のパワーは122ポンドでも健在か?そしてフルトンはそれに耐えられるか?

井上はバンタム級で9戦全勝8KO。唯一判定まで持ち込まれたのはノニト・ドネアとの初戦だったが、再戦では2ラウンドで試合を終わらせた。

井上はジュニフェザー級でもパンチャーであり続けるだろうが、バンタム級のときと同じように破壊的であるのかどうかはわからない。

If Fulton’s chin holds up to “The Monster” Inoue’s best shots, then this fight could have a much different trajectory. 

もし、フルトンの顎が井上のパンチに耐えることができたなら、この試合は大方の予想を裏切る展開になるだろう。


3.Fulton’s physical advantages〜フルトンの体格は有利に働くか?

フルトンのリーチは179㎝、井上を8㎝も上回る。フルトンが長いジャブとショルダーブロックで井上の接近と攻撃を阻むことに成功するかどうか?

ただ、フルトンの非力さは過去の試合を見るまでもない。井上が被弾覚悟、捨てパンチを交えながら距離を潰してきたとき、フルトンがクリンチしかできないなら、非常に厳しい試合になる。


4.Inoue is far more than power; his precision is a separator. 〜井上は単なるパンチャーではない、恐るべきはその精度だ。

井上の試合を見て感心するのは、その無駄のない攻撃。

明白な意図を持ったステップで接近すると、相手のバランスと動きを一瞬で分析すると、最も効果的なパンチを躊躇なく打ち込んでくるのだ。それは、一撃で試合を終わらせる場合もあれば、コンビネーションを繋いでストップを呼び込むこともある。

He’s a chess player in the ring and he’s often multiple moves ahead of his opponents. 

井上はリングの上では怪物というよりも冷徹なチェスプレイヤーだ。相手の予想を超えた動きを見せて試合を決定づけてしまうのだ。


5.Body punching〜ボディブロー

ボディブローといえば井上と思うかもしれないが、フルトンも得意なパンチだ。長い腕を折りたたんで放つボディはクロスレンジでも有効。

左ジャブから右のボディストレートは、井上の接近を阻む格好のツールになるかもしれない。井上のボディが強烈なのはよく知られているが、フルトンのボディショットは過小評価されている。



Prediction

この試合がどんな展開になるのか、そのカギはフルトンが握っている。 ゆっくり立ち上がって井上の攻撃を

早い段階で井上に警戒心を持たせるような戦い方を選ぶなら、序盤から試合は大きく動く。 フルトンのサイズとアウトボクシングは、序盤のスコアをリードすると信じている。

ただし、足を止めて撃ち合和なければいけない局面も出てくるだろう。井上の強烈な攻撃に耐え、ポイントとなる場面で打ち合う。勇気と頭脳が求められる戦いになる。

もちろん、どちらが勝つか?となると、井上の方が多くのオプションを持っている。 衝撃的なKOから、僅差判定まで。

しかし、とにかく、ボクシングは何が起こるかわからない。 


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予想となるカギはいくつかありますが、フルトンの信じがたい非力さもその一つでしょう。

世界戦はスリリングな場面すら作れずに、3戦全てが判定。

4年前とはいえ、体重調整失敗、劣化バージョンのパウルス・アンブンダすら倒せないのは、世界基準では悲劇的なパワーの無さです。

やりにくいボクサーであるのは間違いありません。しかし、誰にとっても怖さがありません。もちろん、井上にとっても。