〜ESPNから大谷の記事です。

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近代ベースボールのフィールドでは、西暦1900年から約2万人以上の選手がMLBの舞台でプレーしました。

またしても、一人の人間が私たちに一つの疑問を投げかけてきました。

Is Shohei Ohtani having the best month in baseball history?

過去123年間で、大谷翔平の6月を上回る月間パフォーマンスを見せたプレイヤーは存在したのでしょうか?

時代を超えて選手の優劣を考えることほど、難しい作業はありません。

100年前のベーブ・ルースと大谷翔平は、本来比べる対象ではありません。

2リーグに別れたことも、その前後の選手を単純に比較すべきではないでしょう。

1990年代から2000年代初頭のドーピング時代の偽りのパワー記録は、いずれの時代とも比較すべきではありません。

しかし、私たちは見てしまったのです。

126打席以上で打率.394を記録し、出塁率(.492)、長打率(.952)、OPS(1.444)、本塁打(15本)、打点(29)。 安打数(25)、総塁打数(99)。 さらに、30回1/3イニングを投げ、防御率3.26、奪三振37…。5年前に一人の選手の月間成績だと、この数字の羅列のペーパーを渡されたら「誤植だらけだ!」と突き返すでしょう。

現代では比べる選手がいないのです。過去に遡れば、その人がいるかもしれないと考えるのは自然な思考回路です。

まず、月間15本塁打以上が記録されたのは47回。その超絶エリートクラブの中で大谷の成績を見てみましょう。


打率:8位

出塁率:8位

長打率:5位

SOPS+: 5位

このクラブ内でも大谷は堂々のトップクラス。

15本以上の本塁打を放ち、大谷よりも優れたOPSとsOPS+を記録した選手は3人だけ。1928年5月のルース(1.547と312)、1940年9月のハンク・グリーンバーグ(1.504と323)、そして2001年5月のバリー・ボンズ(1.583と310)です。

It's impossible to deny the greatness of Ohtani in June. But the best month ever?So far, not yet. 

6月の大谷が歴史的に傑出していたことを否定するのは、もはや不可能です。しかし、史上最高か?というとそうではありません。

全盛〝月〟のルースやグリーンバーグ、ボンズがいたら、大谷が月間MVPを獲ることは出来なかったかもしれません。

ただ、ユニコーンが厄介な生命体であることを、あなたはお忘れではないでしょう。そうです、そんな単純な話では無いのです。

In case you forgot, we still haven't factored in one vital point. Shohei Ohtani pitched last month, too.

大谷は6月も、当たり前に、投手としてマウンドに上がっているのです。

一方で、ルースもグリーンバーグも、ボンズも一度もマウンドに上がっていません。この3人の最高月間(打撃)成績が、投手成績まで加味された大谷を上回るだけのリードがあるかとなると、誰もが否定せざるを得ません。

それでも、大谷翔平の前に立ち塞がる最後の男は、やはりベーブ・ルースです。

1919年、やはり6月。レッドソックス時代最後のベーブ・ルース。

この月、ルースは二刀流としての才能を爆発させました。

26試合に出場、打率.385、4本塁打、16打点、総塁打52、sOPS+248を記録。 先発5試合で43イニングを投げ、与四球19、奪三振こそわずか8でしたが、防御率は2.51をマーク。


Ruth was peerless, a true spectacle, seemingly inimitable. Then, a century later, Ohtani came along. And let's be abundantly clear about something: Babe Ruth never did anything like what Ohtani is doing now.

ルースは驚天動地、前代未聞のスペクタクルでした。だから、今なお語り継がれているのです。そして、奇しくも100年後に大谷翔平が現れたのです。

そして、ここではっきりさせなければならないことは、ルースは大谷が今やっていることと同じことをやったわけではない、ということ。

ルースのようなスペクタクルはもう見ることが出来ないと100年間信じられてきましたが、どうやらそれは間違っていたようです。

大谷は史上最高の打者でも、史上最高の投手でもありません。しかし、それは現時点での話。その二つとも史上最高になる可能性を秘めた位置に付いています。

彼は、まだ30歳です。来季以降にキャリアハイのシーズンが控えていると考えない方がおかしいでしょう。

現時点で、すでに「歴史上最も価値のあるアスリート」と表現してもおかしく無いかもしれません。

FAの権利が発生する直前に、自らの市場価値をさらに暴騰させるような活躍を見せつけたのです。

来月の移籍はないかもしれません。

しかし、シーズンオフには誰もが驚くニュースが届くでしょう。大谷については何をやっても驚き慣れているはずの私たちでも、声をあげて驚くような。