野球の華はホームラン。

それは日米共通、連日の大谷フィーバーを見るまでもありません。

しかし、本塁打の記録以上にヒットメーカーが注目される事象が、たった一つだけあります。

打率.400の夢です。

日本でも横浜の宮崎敏郎が4割を大きく上回る打率で序盤をクルーズしましたが、現在は.366まで落ち込んでしまい、夢は遠のいています。

打率は3−1では下がり、5−2でなんとかキープ。10打数ベースで考えると、4−0の試合があると、残り6打数を6−4で巻き返してようやくキープ。打率.400とは「3割打てば超一流」という世界では異次元の離れ業です。

NPBでは過去に1人も記録できず、MLBでも1941年にテッド・ウィリアムスが.406をマークしてから82年間、誰もそのハードルを超えることが出来ていません。

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今シーズン、この異次元の離れ業に挑戦しているのが、アリゾナ・マーリンズのルイス・アラエス二塁手。

4月11日に球団初のサイクルヒットを記録してから4割をキープしてきたアラエスでしたが、現在は.388まで率を落としています。

昨季はナショナルリーグのミネソタ・ツインズに所属していたアラエスは.316で首位打者獲得。マーリンズに移籍した今季もこのタイトルを獲ると、1900年以来史上初の両リーグにまたがる連続首位打者となります。

「両リーグにまたがる」記録に意味がないとは言いませんが、やはり注目は打率.400。

現在のアラエスと同じチーム84試合終了時点で、1941年バージョンのウィリアムスは.395。後半戦で一気に捲って.406でゴールしました。

26歳のベネズエラ人が同じように、このあとの試合で. 011を上積み出来れば.399。あと1厘に迫ります。

アラエスの打撃をワクワクして見る時間が、どこまで続くか?

84試合終了時点での.388は、イチローが「マウアーなら許す」と言ったジョー・マウアーの2006年シーズンと同じ。ちなみに、マウアーはイチローらを振り切り首位打者を獲得しますが、最終打率は.347。

ウィリアムス以来、最も遅い試合数まで.400をキープしたのは、昨日紹介した1980年のジョージ・ブレットの134試合(最終打率.390)。