さて、今度は「PLUS MINUS+/-」。

これは着弾率から被弾率を引いた数値です。

この数値もディフェンス能力に直結するかというと、必ずしもそうではありません。

◾️PLUS MINUS+/-◾️
 
①SHAKUR STEVENSON +20.3
②DAVID BENAVIDEZ +17.6
③DMITRY BIVOL +17
④VASILIY LOMACHENKO +16.4
⑤SAUL ALVAREZ +14.2
⑥GERVONTA DAVIS +14
⑦NAOYA INOUE+13.9
⑧DEMETRIUS ANDRADE +12.4
⑨KAZUTO IOKA +12⑩LEO SANTA-CRUZ +11.8 

ただ、手数で相手を上回る、ジャッジ映えするボクシングが出来ている、ということは言えます。


ディフェンス能力の指標としては、下記の「被弾率(の低さ)」の方が指標になるでしょう。
 
 
◾️OPPONENTS TOTAL CONNECT PERCENTAGE LOWEST◾️
 
①DMITRY BIVOL 12.7%
②SHAKUR STEVENSON 13.4%
③DEMETRIUS ANDRADE 17.9%
④REGIS PROGRAIS 18.5%
⑤KENSHIRO TERAJI 18.8%
⑥VASILIY LOMACHENKO 18.8%
⑦KAZUTO IOKA 18.8%
⑧DEVIN HANEY 19.9%
⑨OSCAR VALDEZ 20%
⑩ERISLANDY LARA 20.3%

「この10人の共通点は?」と聞かれると「倒しにいかない退屈なボクサー」と答えそうになりますが、拳四朗とオスカル・バルデスが入っています。

圏外のカネロは22%、井上は20.8%。対戦相手からの被弾は世界レベルでトップ10には入っていないものの、パンチャーとしては異常に高い水準です。

井岡よりも拳四朗の方が被弾率が低いというのは、軽い驚き。拳四朗は日本のボクシングファンからも過小評価されているタレントです。

着弾率トップ10と、被弾率の低さトップ10、両方のリストに名前を刻んでいるのはワシル・ロマチェンコだけ。この二つを両立させる難しさを物語っています。

 
◾️TOTAL CONNECT PERCENTAGEPERCENTAGE◾️
 
①DAVID BENAVIDEZ 38.4%
②GENNADY GOLOVKIN 36.5%
③SAUL ALVAREZ 36.2%
④ROMAN GONZALEZ 35.8%
⑤BADOU JACK 35.6%
⑥ANTHONY DIRRELL 35.5%
⑦VASILIY LOMACHENKO 35.2%
⑧GERVONTA DAVIS 35%
⑨JULIAN WILLIAMS 34.7%
⑩NAOYA INOUE 34.7%
 当て勘に秀でたファイターが並びました。カネロ、井上が共にランクイン。カネロ3位、井上10位ですが両者の差はわずか1.5ポイント。


「PLUS MINUS+/-」「着弾率」「被弾率」から見た「打たせずに打つ」という基準での比較では、カネロと井上は拮抗しています。

「PLUS MINUS+/-」と「着弾率」でカネロ、「被弾率」 で井上がわずかに上。10−10にしたいところですが、僅差でも差は認められるということで、10−9でカネロ。


第5ラウンドまでの合計はカネロの48−46。